GoogleビジネスプロフィールとAI検索|AIによる概要に店が出るための設定と、ホームページ側でやること
公開日: / 更新日: / カテゴリ: AI検索対策 / 執筆: エラバレル

「『〇〇市 歯医者 おすすめ』とGoogleで調べると、AIの答えにほかの店ばかり出てくる」「Googleマップの情報は、AIにどこまで使われているのか」。地域で商売をしている店や事務所から、こうした相談が増えています。
先に結論をお伝えします。地域の検索では、GoogleのAIによる概要やAIモード、Geminiが、Googleビジネスプロフィール(Googleマップの店舗情報)とホームページの両方を使って答えを作ります。AIに紹介されるには、ビジネスプロフィールを最新の状態で埋めることと、ホームページに同じ情報を文章と構造化データで書くことの2つが欠かせません。
選ばれるAI診断の調査では、運営者の構造化データがあるサイト225件のうち、Googleマップの店舗ページとホームページを構造化データで結びつけていたのは4件だけでした。また、22業種・2,296の公式サイトの診断では、運営者の情報が構造化データに十分入っていないサイトが97%にのぼりました。ビジネスプロフィールとホームページを「同じ店」としてつなぐ作業は、ほとんどの店がまだ手をつけていない部分です。
この記事では、ビジネスプロフィールで見直す項目、口コミとの付き合い方、ホームページ側でやること、確かめ方までをまとめます。
この記事でわかること
- Googleビジネスプロフィールとは何か、AI検索との関係
- AIが地域の店を選ぶときに見ている3つの情報源
- ビジネスプロフィールで見直す10の項目
- 口コミの集め方・返信のしかたと、やってはいけないこと
- ホームページ側でやる4つのこと(表記・構造化データ・文章・よくある質問)
- 自分の店がAIにどう紹介されているかの確かめ方
Googleビジネスプロフィールとは?
Googleビジネスプロフィールは、Google検索やGoogleマップに表示される、店や事務所の情報を登録・管理できる無料のサービスです。以前は「Googleマイビジネス」と呼ばれていました。
店名で検索したときに右側(スマホでは上)に出る枠や、Googleマップで店を開いたときの情報が、ビジネスプロフィールです。店名・住所・電話番号・営業時間・写真・口コミなどが表示されます。
| 表示される場所 | 主な内容 |
|---|---|
| Google検索(店名で検索したとき) | 店名、評価、住所、営業時間、電話、ウェブサイトへのリンク |
| Google検索(「地域名+業種」で検索したとき) | 地図と、近くの店の一覧 |
| Googleマップ | 店の詳しい情報、写真、口コミ、経路 |
| AIによる概要・AIモード・Gemini | 店の紹介文の材料として使われる |
登録していなくても、店の情報が出ていることがある
Googleマップには、店が自分で登録していなくても、利用者の投稿などから店の情報が載っていることがあります。その場合は「ビジネスオーナーですか?」から管理者として確認(オーナー確認)を受けると、自分で情報を直せるようになります。間違った情報のまま放っておくと、AIもその情報を使って答えてしまいます。
AIは地域の店をどう選ぶか
地域の店を答えるとき、AIが見ている情報は大きく分けて次の3つです。
| 情報源 | AIが読み取ること |
|---|---|
| Googleビジネスプロフィール | 店名・カテゴリ・住所・営業時間・口コミ・写真・説明文 |
| 公式ホームページ | サービスの中身・料金・実績・よくある質問・運営者の情報 |
| 口コミサイト・紹介サイト・SNS | 第三者の評価、ほかの場所での表記 |
Googleは、ローカル検索の順位を「関連性」「距離」「知名度」で決めると説明しています。
- 関連性:検索した言葉と、店の情報がどれだけ合っているか(カテゴリ、説明文、サービスの内容)
- 距離:検索した場所から店までの距離
- 知名度:店がどれだけ知られているか(口コミの数と評価、ほかのサイトでの紹介、ホームページの評価)
AIによる概要も、この検索の仕組みの上に作られています。ビジネスプロフィールが空欄だらけだと、そもそも候補に入りにくくなります。
ビジネスプロフィールとホームページは「両輪」
ビジネスプロフィールは「どこにある、どんな店か」を伝えるのが得意です。ホームページは「何が得意で、いくらで、誰がやっているのか」を伝えるのが得意です。AIが「なぜこの店がおすすめか」を説明するには、両方の情報が必要です。
ビジネスプロフィールで見直す10の項目
| 項目 | 見直すポイント |
|---|---|
| ビジネス名 | 看板・ホームページと同じ正式名称に。地名やキーワードを付け足さない(ガイドライン違反) |
| カテゴリ | メインのカテゴリをいちばん近いものに。追加のカテゴリで扱うサービスを補う |
| 住所・電話 | ホームページと一字一句そろえる |
| 営業時間 | 定休日・昼休み・祝日の営業時間まで。臨時休業も反映 |
| ウェブサイト | 公式ホームページのURL(https、正しいドメイン) |
| サービス・商品 | 扱うサービスと料金を登録 |
| 説明文 | 何の店か・強み・地域を文章で(説明文の書き方の記事) |
| 写真 | 外観・店内・スタッフ・施工例などを定期的に追加 |
| 口コミ | 集める仕組みを作り、すべてに返信する |
| 投稿(最新情報) | 季節のお知らせ、新しいサービス、休業の案内などを載せる |
カテゴリは「いちばん近いもの」を選ぶ
メインのカテゴリは、AIや検索が「この店は何の店か」を判断する最も大事な手がかりです。たとえば整骨院なら「整骨院」、税理士事務所なら「税理士」のように、いちばん具体的で近いものを選びます。扱うサービスが複数ある場合は、追加のカテゴリで補います。カテゴリを増やしすぎて、何の店か分かりにくくならないように注意します。
営業時間は「例外」まで入れる
祝日の営業時間や、年末年始・お盆の休みを入れていないと、AIが「今日は開いています」と間違って答える原因になります。特別営業時間の設定を使って、休みや時間の変更を前もって入れておきます。
サービスと料金を登録する
ビジネスプロフィールには、扱うサービス(メニュー)と料金を登録できます。「カット 4,400円」「相続税の申告 〇〇円〜」のように登録しておくと、「〇〇はいくら?」という質問への材料になります。ホームページの料金と金額をそろえることも忘れないでください。
写真は「中の様子」が分かるものを
写真は、店の雰囲気や中の様子を伝える材料です。外観(入口が分かるもの)、店内や待合室、スタッフ、施術や施工の様子、商品などを、季節ごとに追加します。外観の写真があると、初めて来る人が迷いにくくなります。写真のファイル名や説明は、ホームページの画像でも同じように大切です(画像のalt属性の記事)。
説明文の例(整骨院の場合)
〇〇整骨院は、〇〇駅南口から徒歩2分の整骨院です。腰痛・肩こり・スポーツのけがの施術を中心に、国家資格(柔道整復師)を持つスタッフが担当します。平日は20時まで、土曜日も18時まで受け付けています。駐車場は3台分あります。
口コミはAIにも見られている
AIによる概要では、「口コミでは〇〇が評価されています」のように、口コミの内容をまとめて紹介することがあります。口コミの数と中身は、AIの説明にもそのまま影響します。
- 来店・依頼のあとに、口コミをお願いする流れを作る(QRコードのカードなど)
- 良い口コミにも悪い口コミにも、丁寧に返信する
- 口コミを書いてもらう見返りに割引などをしない(ガイドライン違反)
返信のしかた
返信は、口コミを書いた人だけでなく、これから店を選ぶ人とAIも読んでいます。
| 口コミの種類 | 返信のポイント |
|---|---|
| よい口コミ | お礼と、具体的な内容への一言(「〇〇の施術を気に入っていただけてうれしいです」) |
| 不満の口コミ | 事実を確かめたうえで、おわびと改善したことを短く書く。言い返さない |
| 事実と違う口コミ | 落ち着いて事実を説明する。ガイドラインに反する口コミは、削除を申請できる |
やってはいけないこと
- 口コミの見返りに、割引や特典を渡す
- 家族やスタッフに、店の口コミを書いてもらう
- 満足してくれそうな人にだけ、口コミをお願いする
- ほかの店に、根拠のない悪い口コミを書く
いずれもGoogleのガイドラインに反し、口コミの削除やプロフィールの停止につながることがあります。
ホームページ側でやること
ビジネスプロフィールだけでは、サービスの中身や料金、実績までは伝わりません。AIが「なぜこの店がおすすめか」を説明する材料は、ホームページから取られることが多いです。
1. 名前・住所・電話の表記をそろえる
「1丁目2番3号」と「1-2-3」、「株式会社」の有無など、表記がばらばらだと、AIが同じ店として結びつけにくくなります。ホームページの会社概要・フッター・ビジネスプロフィール・SNSで同じ書き方にします。
| そろえる項目 | よくあるずれ |
|---|---|
| 店名 | 「〇〇整体院」と「整体院〇〇」、「株式会社」の有無 |
| 住所 | 「1丁目2番3号」と「1-2-3」、ビル名・階数の有無 |
| 電話番号 | 代表番号と携帯番号が混ざっている |
| 営業時間 | ホームページだけ古い時間のまま |
2. 構造化データで、店の情報を伝える
LocalBusiness(店舗)の構造化データに、住所・電話・営業時間・地図のURLを入れます。sameAs にビジネスプロフィール(Googleマップ)のURLを入れると、「このホームページとこのマップの店は同じ」と伝えられます。
<script type="application/ld+json">
{
"@context": "https://schema.org",
"@type": "LocalBusiness",
"@id": "https://example.com/#business",
"name": "〇〇整骨院",
"url": "https://example.com/",
"telephone": "+81-58-000-0000",
"address": {
"@type": "PostalAddress",
"postalCode": "500-0000",
"addressRegion": "岐阜県",
"addressLocality": "岐阜市",
"streetAddress": "〇〇町1-2-3",
"addressCountry": "JP"
},
"hasMap": "https://maps.app.goo.gl/〇〇",
"sameAs": [
"https://maps.app.goo.gl/〇〇",
"https://www.instagram.com/〇〇/"
]
}
</script>
選ばれるAI診断の調査では、運営者の構造化データがあるサイト225件のうち、sameAsにGoogleマップのURLを入れていたのは4件だけでした。やっている店がほとんどない、差がつけやすい項目です。
詳しくは店舗の構造化データの記事とsameAsの記事で説明しています。住所と営業時間の書き方は、住所の構造化データの記事と営業時間の構造化データの記事が参考になります。入力欄に書き込むだけでコードを作れるツールもあります。
構造化データ作成ツールを使う(無料)3. 地域とサービスを文章で書く
「岐阜市で相続税の申告を扱う税理士事務所です」のように、地域とサービスを組み合わせた文を、トップページや会社概要に書きます。対応するエリア(市区町村の名前)も書いておきます。
ビジネスプロフィールの説明文は750文字までですが、ホームページなら、サービスごとの詳しい説明、料金、事例、スタッフの紹介まで書けます。AIが「この店は〇〇が得意」と説明する材料は、この部分から取られます。
4. よくある質問を置く
「駐車場はありますか」「予約なしでも大丈夫ですか」など、店に電話でよく聞かれることを、質問の見出しと短い答えで書きます。AIは、この形の文章を回答に使いやすいからです。22業種の診断では、質問に答える形の見出しが足りないサイトが91%ありました。書き方はFAQの構造化データの記事で説明しています。
22業種・2,296サイトの診断から
- 運営者の情報が構造化データに十分入っていない:97%
- 質問に答える形の見出しが足りない:91%
- 構造化データそのものがない:59%
- 会社概要(運営者情報)の中身が不十分:48%
- 問い合わせ先が見つからない:13%
業種ごとに、特に見直したいところ
AIに聞かれる質問は、業種によって違います。業種ごとに、ビジネスプロフィールとホームページで特に見直したいところをまとめました。
| 業種 | よく聞かれること | ビジネスプロフィール | ホームページ |
|---|---|---|---|
| 歯科医院・クリニック | 土日の診療、予約、子どもの治療 | 診療時間(昼休み・休診日)、予約の方法 | 診療内容ごとのページ、医師の紹介、よくある質問 |
| 税理士・行政書士などの事務所 | 料金、得意な業務、相談のしかた | カテゴリ、サービスと料金、受付時間 | 業務ごとのページ、登録番号、代表者の経歴 |
| 美容室・ネイル・エステ | 料金、予約、初めての人への対応 | サービスと料金、写真、予約のリンク | メニューと料金を文字で、よくある質問 |
| 工務店・外壁塗装 | 対応地域、費用、施工事例 | サービス提供地域、施工の写真 | 施工事例、費用の目安、保証の内容 |
| 学習塾・英会話教室 | 対象学年、月謝、体験 | 開いている時間、写真(教室の様子) | 学年・コースごとの月謝、講師の紹介 |
業種別の調査結果は、行政書士事務所、学習塾、美容室などの記事でも紹介しています。
確認の方法
- Googleで「店名」を検索し、右側(スマホでは上)のビジネスプロフィールの情報が正しいか見る
- 「地域名+業種」で検索し、AIによる概要や地図の枠に出るか、どう紹介されているか見る
- ホームページの状態を、選ばれるAI診断で確認する
AIによる概要に出ない場合の原因は、AIによる概要に引用されない理由の記事でも整理しています。AIモードでの見え方はAIモードの記事、Geminiでの見え方はGeminiの記事もあわせて参考にしてください。
AIの答えが間違っていたときは
AIが古い営業時間や、移転前の住所を答えていることがあります。そのときは、次の順番で直します。
- ビジネスプロフィールの情報を確かめて直す。 営業時間・住所・電話番号・ウェブサイトのURLが今の情報か確認します
- ホームページの情報を、同じ内容に直す。 会社概要・フッター・アクセスのページ・構造化データをまとめて直します
- ほかの場所の古い情報を探す。 以前登録した紹介サイトやポータルサイト、SNSのプロフィールに古い情報が残っていないか確かめます
- AIによる概要の回答に、フィードバックを送る。 回答の下にある評価のボタンから、間違いを報告できます
AIは複数の場所の情報を組み合わせて答えるため、一か所だけ直しても、ほかの場所に古い情報が残っていると、また間違えることがあります。くわしくはChatGPTが間違った情報を答えるときの記事で説明しています。
ビジネスプロフィールとホームページのチェックリスト
- ビジネスプロフィールのオーナー確認が済んでいる
- 店名・住所・電話番号が、ホームページと同じ表記になっている
- 祝日・年末年始の営業時間まで入っている
- 説明文に、何の店か・強み・地域が書かれている
- 口コミにすべて返信している
- ホームページの構造化データの sameAs に、Googleマップの URL が入っている
- ホームページに、サービスの中身・料金・よくある質問が文章で書かれている
よくある質問
ビジネスプロフィールだけあれば、ホームページはいりませんか?
AIが店を詳しく説明したり、「なぜおすすめか」を答えたりするときは、ホームページの情報が使われます。サービスの中身や料金、実績を載せるためにも、ホームページはあったほうが有利です。
店を持たない出張型の仕事でも登録できますか?
できます。住所を非表示にして、サービス提供地域を設定する「非店舗型」で登録します。
名前に地名やキーワードを入れると、上に出やすくなりますか?
一時的に効いたように見えても、ガイドライン違反で停止されることがあります。正式名称のまま登録してください。
口コミが少ないのですが、AIに紹介されませんか?
口コミの数は知名度の材料の一つですが、それだけで決まるわけではありません。カテゴリ・説明文・営業時間を正しく埋め、ホームページに得意なことや料金を具体的に書くことで、関連性の面で選ばれやすくなります。口コミは、来店後にお願いする流れを作って、少しずつ増やしていきましょう。
ビジネスプロフィールの情報を直したら、AIの答えもすぐ変わりますか?
すぐには変わらないことがあります。検索やAIの情報が更新されるまで、数日から数週間かかることがあります。ホームページの情報も同時に直しておくと、古い情報が残りにくくなります。
移転や店名の変更をしたときは、何をすればいいですか?
ビジネスプロフィールの住所や名前を変更し、ホームページの会社概要・フッター・構造化データも同じ日に直します。古い店舗のプロフィールが別に残っている場合は、閉業や移転の手続きをして、情報が二重にならないようにします。
ビジネスプロフィールの「ウェブサイト」には、どのURLを入れればいいですか?
公式ホームページのトップページのURLを、https から始まる正しい形で入れます。店舗が複数ある場合は、その店舗の紹介ページのURLを入れると、店舗ごとの情報とつながりやすくなります。予約サイトやSNSのURLだけを入れるのは避け、ホームページがあればそちらを優先してください。
まとめ
GoogleビジネスプロフィールとAI検索の関係、やることをまとめます。
この記事のまとめ
- 地域の検索では、AIはビジネスプロフィールとホームページの両方を使って店を紹介する
- Googleはローカル検索の順位を「関連性」「距離」「知名度」で決めている
- ビジネスプロフィールは、名前・カテゴリ・営業時間・サービス・説明文・写真・口コミを最新にする
- ホームページとは表記をそろえ、構造化データの sameAs でマップのURLを結びつける(調査では225件中4件だけ)
- サービスの中身・料金・よくある質問は、ホームページに文章で書く
- 口コミは見返りなしで集め、すべてに返信する
まずは、自分のホームページがビジネスプロフィールとつながっているかを確かめてください。選ばれるAI診断なら、URLを入れるだけで、22項目の判定と理由を無料で確認できます。
自分のサイトを、無料で診断する参考にした資料
- Google のローカル検索結果のランキングを改善する方法(Google ビジネス プロフィール ヘルプ)
- Google でのビジネス情報に関するガイドライン(Google ビジネス プロフィール ヘルプ)
- AI 機能とウェブサイト(Google 検索セントラル)
- ローカル ビジネス(LocalBusiness)の構造化データ(Google 検索セントラル)
調査の方法:2026年9月、選ばれるAI診断で診断した公式サイトのうち、運営者の構造化データがあった225件の sameAs を確認しました。運営者の構造化データ・質問の見出しなどの割合は、2026年10月2日に見直した採点基準で、22業種の公式サイト2,296件を再診断した結果です。個別のサイト名は公開していません。