行政書士事務所のLLMO対策|279事務所のホームページを診断して分かった、AIに選ばれるための5つの直し方【2026年調査】
公開日: / 更新日: / カテゴリ: 業種別の調査 / 執筆: エラバレル

「岐阜市で建設業許可に強い行政書士は?」「配偶者ビザの申請を頼める行政書士を探して」。許認可やビザ、相続の手続きを誰に頼めばいいかを、ChatGPTやGoogleのAIによる概要に聞く人が増えています。「AIに聞かれたときに、うちの事務所は出てくるのか」「何を直せばいいのか分からない」と感じている行政書士の先生も多いのではないでしょうか。
先に結論をお伝えします。行政書士事務所がAIに選ばれるために大事なのは、「誰が・どんな資格で・何を得意として・いくらで引き受けるのか」を、ホームページに文章と構造化データではっきり書くことです。
選ばれるAI診断が全国の行政書士事務所の公式ホームページ279件を診断したところ、平均は100点満点中56.7点でした。運営者の情報が構造化データに十分入っていない事務所は97%にのぼります。一方で、登録番号やよくある質問をきちんと載せている事務所は、平均点が5〜7点高い傾向がありました。
この記事では、調査の数字をもとに、行政書士のホームページがAIに選ばれにくい理由と、今日からできる直し方を順番に解説します。
この記事でわかること
- 行政書士のLLMO対策とは何か、AIにどんな質問がされるのか
- 279事務所の診断結果(平均点・判定の内訳・分野ごとの点数)
- 他の業種と比べて、行政書士に多い不足
- 登録番号・よくある質問・料金を載せている事務所の割合と、点数との関係
- 今日からできる5つの直し方と、LegalServiceの構造化データのコード
- Googleビジネスプロフィールやポータルサイトとの表記のそろえ方
行政書士のLLMO対策とは?
LLMO対策(AIO対策、AI検索対策とも呼ばれます)とは、ChatGPTやGoogleのAIによる概要などが回答を作るときに、自分の事務所を正しく読み取り、候補や出典として挙げてもらうための取り組みです。LLMOは「Large Language Model Optimization(大規模言語モデル最適化)」の略です。
これまでのSEO(検索エンジン対策)は「検索結果の上位に表示されること」を目指してきました。LLMO対策は「AIの回答の中で紹介されること」を目指します。ただ、やることの土台は共通していて、次の3つが中心です。
- AIや検索エンジンのクローラー(ページを読みに来るプログラム)が、ページを読める状態にする
- 誰が運営している事務所かを、文章と構造化データで明確にする
- 依頼を考えている人の質問に、はっきり答える文章を書く
AIには、どんな質問がされているか
行政書士の場合、AIには次のような質問がされます。
- 「〇〇市で建設業許可に強い行政書士は?」
- 「配偶者ビザの申請、行政書士に頼むといくら?」
- 「相続の手続きは、行政書士と司法書士のどちらに頼めばいい?」
- 「飲食店の営業許可を代行してくれる事務所を教えて」
- 「〇〇行政書士事務所の料金は?」
AIは、地域・業務・料金・実績・信頼性(本当に登録している行政書士か)をまとめて判断しようとします。士業は「誰に頼むか」の信頼が特に重視される仕事です。ホームページで運営者と専門分野がはっきり分かるかどうかが、AIの判断を大きく左右します。
行政書士の仕事は、AIに「比べられやすい」
許認可やビザの手続きは、全国どこの事務所でも扱える業務が多く、依頼する人は「料金」「得意分野」「対応の早さ」で比べます。AIも同じように、複数の事務所の情報を並べて答えようとします。比べる材料がホームページに書かれていない事務所は、比較の候補に入りにくくなります。

279事務所を診断した結果
選ばれるAI診断は2026年10月、行政書士の紹介サイトに掲載されていた全国の行政書士事務所の公式ホームページを、AI検索への対応度の観点で診断しました。2026年10月2日に見直した採点基準で、279件を再診断した結果です。
行政書士事務所279件の診断結果
- 平均点は56.7点(中央値56点)。22業種の中で8番目
- 判定の内訳は、A判定1%・B判定5%・C判定49%・D判定45%
- 点数の幅は24点から92点まで。事務所による差が大きい
- WordPressで作られたサイト(129件)の平均は62.1点、それ以外(150件)は52.0点
- 最も点数が低い分野は構造化データ(平均20点)
22業種の中で8番目
同じ方法で診断した22業種の平均点は、次のとおりです。
| 順位 | 業種 | 調べた数 | 平均点 |
|---|---|---|---|
| 1 | 工務店 | 63 | 62.6 |
| 2 | 歯科医院 | 52 | 62.1 |
| 3 | 外壁塗装 | 82 | 61.5 |
| 4 | 税理士事務所 | 113 | 60.1 |
| 5 | クリニック | 133 | 59.2 |
| 6 | 整体院 | 108 | 58.7 |
| 7 | 社会保険労務士 | 106 | 57.9 |
| 8 | 行政書士 | 279 | 56.7 |
| 9 | 葬儀社 | 138 | 56.5 |
| 10 | 不動産会社 | 124 | 53.4 |
| ― | 22業種全体 | 2,296 | 54.1 |

行政書士は22業種全体の平均(54.1点)よりやや高い位置にいます。ただし、判定の内訳を見るとD判定が45%で、半分近くの事務所が「AIに選ばれるための土台が足りない」状態でした。
分野ごとの点数
選ばれるAI診断は、22項目を5つの分野に分けて採点しています。行政書士の279事務所の分野ごとの平均点は次のとおりです。
| 分野 | 平均点 | 意味 |
|---|---|---|
| AIに読んでもらえるか | 99点 | AIのクローラーを止めている事務所はほぼなし |
| 技術の土台(HTTPS・速さ・サイトマップ) | 81点 | HTTPSになっていない事務所が16% |
| 運営者の信頼性 | 70点 | 事務所案内はある程度そろっている |
| AIが引用しやすい書き方 | 47点 | 質問に答える形の見出しと、見出し直後の答えが少ない |
| 構造化データ | 20点 | ほとんど入っていない |
AIがページを読むこと自体はできていても、「どこが大事な情報か」「誰が運営しているのか」を伝える部分(構造化データ、引用しやすい書き方)が弱い、という結果です。
多かった不足(22業種全体との比べ)
| 不足していた項目 | 行政書士(279件) | 22業種全体(2,296件) |
|---|---|---|
| 運営者の情報が、構造化データに十分入っていない | 97% | 97% |
| ページの内容の種類が、構造化データで伝わっていない | 86% | 91% |
| 質問に答える形の見出しが足りない | 86% | 91% |
| 見出しの直後に短い答えがない | 82% | 83% |
| 見出しの構造(h1・h2)に問題がある | 59% | 53% |
| SNSで共有されたときの情報(OGP)が足りない | 59% | 61% |
| 構造化データそのものがない | 54% | 59% |
| プライバシーポリシーの表記がない | 47% | 50% |
| 事務所案内(運営者情報)の中身が不十分 | 41% | 48% |
| サイトマップがない | 19% | 17% |
| HTTPS(鍵マーク)になっていない | 16% | 12% |
| 事務所案内のページへのリンクがない | 13% | 11% |
行政書士は、見出しの構造(59%)とHTTPS(16%)の不足が、全体より多めでした。開業時に作ったホームページを、そのまま長く使っている事務所が多いことが影響していると考えられます。一方で、事務所案内の中身は全体より整っていて、「書く材料はあるのに、AIに伝わる形になっていない」事務所が多いと言えます。
いちばんの差は「構造化データ」
運営者の構造化データが十分な事務所は、わずか3%でした。逆に言えば、ここを整えるだけで、周りの事務所より一歩前に出られます。WordPressならSEOプラグインの設定、それ以外でも無料ツールで作ったコードを貼るだけで対応できます。
行政書士ならではの特徴
トップページと、そこからリンクされている事務所案内・料金のページを確認して、行政書士に特有の点も数えました(282事務所)。
| 状態 | 事務所の数 | 割合 |
|---|---|---|
| 行政書士の登録番号が書かれている | 129 / 282 | 46% |
| 所属する行政書士会が書かれている | 140 / 282 | 50% |
| トップページに金額が書かれている | 55 / 282 | 20% |
| トップ・料金のページのどちらかに金額が書かれている | 177 / 282 | 63% |
| よくある質問がある | 117 / 282 | 41% |
| 無料相談を案内している | 99 / 282 | 35% |
| トップページに6種類以上の業務が並んでいる | 84 / 282 | 30% |

トップページに出てくる業務は、相続・遺言(186件)、建設業(141件)、会社設立(126件)、ビザ・在留(121件)、運送・車(121件)の順でした。どの業務も多くの事務所が扱っているため、「この業務ならこの事務所」と言える材料をホームページに書けるかどうかが、AIに選ばれるかどうかの分かれ目になります。
登録番号やよくある質問がある事務所は、点数が高い
2026年10月5日に、診断できた事務所のページをもう一度確認し(270件)、見直し後の点数と照らし合わせました。
| 状態 | 事務所の数 | 平均点 |
|---|---|---|
| 登録番号が書かれている | 122 | 59.6点 |
| 登録番号が書かれていない | 148 | 54.2点 |
| よくある質問がある | 111 | 60.7点 |
| よくある質問がない | 159 | 53.8点 |
| トップか料金のページに金額がある | 170 | 58.5点 |
| 金額が見つからない | 100 | 53.4点 |
| 業務を1〜2種類に絞っている | 70 | 57.1点 |
| 業務が6種類以上並んでいる | 80 | 55.2点 |
登録番号やよくある質問そのものが、診断の点数に入っているわけではありません。ただ、こうした情報をきちんと載せている事務所は、ほかの項目(運営者の情報、質問の見出し、構造化データ)も整っている傾向がありました。
「誰が、どんな資格で、何を得意として、いくらでやるのか」をはっきり書いている事務所ほど、AIにとっても読みやすいホームページになっています。
AIに選ばれにくい行政書士サイトの、よくある3つの形
診断の結果を見ていくと、点数が低い事務所には、いくつか共通する形がありました。
1. 開業時のホームページを、そのまま使っている
何年も前に作ったページのまま、HTTPSになっていない、サイトマップがない、見出しの設定が崩れている、という事務所です。中身は書かれていても、技術の土台でつまずいています。
2. 業務名が並んでいるだけで、中身のページがない
トップページに「建設業許可」「会社設立」「ビザ申請」「相続」と業務名だけが並び、それぞれの業務の説明ページがない形です。AIは「この事務所は建設業許可に詳しい」と判断する材料を持てません。
3. 料金が「お問い合わせください」だけ
金額が見つからない事務所は100件(37%)ありました。AIに「行政書士に頼むといくら?」と聞かれたとき、料金を書いていない事務所は答えの材料になりません。
「何でもできます」は、AIには伝わりにくい
幅広い業務に対応できることは強みです。ただ、1ページに業務名を並べただけでは、AIはどの業務が得意なのかを判断できません。対応する業務を減らす必要はなく、業務ごとにページを分けて中身を書くことが大切です。
今日からできる5つの直し方
1. 事務所案内に、登録番号と所属を書く
行政書士は、登録していなければ名乗れない資格です。AIが「本当に行政書士が運営しているのか」を確かめる材料として、次の情報を事務所案内のページに文章で書きます。
- 事務所の正式名称と、代表の行政書士の氏名(読み方も)
- 行政書士の登録番号(「日本行政書士会連合会 登録番号 第〇〇〇〇〇〇〇〇号」)
- 所属する行政書士会(「岐阜県行政書士会 所属」)
- 所在地(番地まで)、電話番号、受付時間
- 経歴、行政書士以外の資格、取り扱った件数などの実績
調査では、登録番号が見つかったのは46%でした。事務所案内のページへのリンクが見つからない事務所(13%)は、まずページを作り、すべてのページのメニューやフッターからリンクするところから始めます。代表者の紹介の書き方は、代表者のプロフィールの書き方の記事でも説明しています。
事務所案内の文例
〇〇行政書士事務所は、岐阜市で建設業許可と産業廃棄物収集運搬業許可を専門に扱う行政書士事務所です。代表は行政書士の〇〇〇〇(岐阜県行政書士会所属、日本行政書士会連合会 登録番号 第〇〇〇〇〇〇〇〇号)。建設会社での勤務経験を生かし、許可の取得から毎年の決算変更届、経営事項審査まで一貫して担当しています。
2. 業務ごとのページを作り、得意な業務をはっきりさせる
トップページに6種類以上の業務を並べている事務所が30%ありました。幅広く対応できることは強みですが、AIに「〇〇市で建設業許可に強い事務所は?」と聞かれたとき、並べているだけの事務所は、専門の事務所より選ばれにくくなります。
- 業務ごとに1ページずつ作る(建設業許可、配偶者ビザ、相続手続き、など)
- 各ページに、対象になる人、手続きの流れ、必要な書類、かかる期間、料金、取り扱った件数を書く
- 特に力を入れている業務は、トップページで最初に紹介する
| 業務ページに書くこと | 例(建設業許可) |
|---|---|
| 対象になる人 | 500万円以上の工事を請け負う予定の建設会社・個人事業主 |
| 手続きの流れ | 無料相談 → 要件の確認 → 書類の収集 → 申請 → 許可 |
| 必要な書類 | 決算書、経営業務の管理責任者の証明、専任技術者の資格証 など |
| かかる期間 | 申請から許可まで、知事許可でおおむね1〜2か月 |
| 料金 | 報酬〇〇円(税込)+法定手数料 |
| 実績 | 年間〇件、〇〇業の許可が多い |
3. 料金を業務ごとに書く
トップページに金額があったのは20%、料金のページまで含めても63%でした。「料金はお問い合わせください」だけの事務所は、AIに「行政書士に頼むといくら?」と聞かれたときの材料になりません。
- 業務ごとに「報酬〇〇円(税込)+実費(登録免許税・手数料など)」の形で書く
- 「〇〇円〜」と幅がある場合は、金額が変わる条件も書く
- 着手金・成功報酬・追加費用の有無も書いておくと、比べられたときに有利です
料金は画像の表ではなく、文字で書いてください。画像の中の文字は、AIが読み取れないことがあります。
4. よくある質問を作る(質問の見出し+すぐ下に答え)
よくある質問がある事務所の平均点は60.7点で、ない事務所より約7点高い結果でした。依頼を考えている人の疑問を、質問と答えの形で書きます。
- 「建設業許可は、申請からどれくらいで取れますか?」
- 「配偶者ビザを自分で申請するのと、頼むのとでは何が違いますか?」
- 「相続の手続きは、行政書士と司法書士のどちらに頼めばいいですか?」
- 「遠方でもオンラインで依頼できますか?」
- 「相談だけでも料金はかかりますか?」
見出しを質問の形にして、すぐ下の1〜2文で答えを書くのがコツです。AIは、この形の文章を回答に使いやすい傾向があります。調査では、質問に答える形の見出しが足りない事務所が86%、見出しの直後に短い答えがない事務所が82%でした。よくある質問の作り方と構造化データについては、FAQの構造化データの記事で詳しく説明しています。
「〜はできますか?」と「〜はいくら?」を必ず入れる
AIに聞かれる質問は、「できるか」と「いくらか」が特に多くなります。対応できる業務・地域・オンラインの可否と、料金の目安は、よくある質問にも必ず入れておきましょう。
5. 構造化データと、技術の土台を整える
構造化データ(事務所の情報を、AIや検索エンジンが間違いなく読める書式)は、調査で最も点数が低かった分野です(平均20点)。行政書士事務所には LegalService という型を使います。
<script type="application/ld+json">
{
"@context": "https://schema.org",
"@type": "LegalService",
"@id": "https://example.com/#organization",
"name": "〇〇行政書士事務所",
"url": "https://example.com/",
"logo": "https://example.com/logo.png",
"description": "岐阜市の行政書士事務所。建設業許可・産業廃棄物収集運搬業許可を中心に、年間〇件の許認可申請を担当。代表は行政書士の〇〇〇〇(岐阜県行政書士会所属、登録番号 第〇〇〇〇〇〇〇〇号)。",
"telephone": "+81-58-000-0000",
"address": {
"@type": "PostalAddress",
"postalCode": "500-0000",
"addressRegion": "岐阜県",
"addressLocality": "岐阜市",
"streetAddress": "〇〇町1-2-3",
"addressCountry": "JP"
},
"openingHoursSpecification": [{
"@type": "OpeningHoursSpecification",
"dayOfWeek": ["Monday", "Tuesday", "Wednesday", "Thursday", "Friday"],
"opens": "09:00",
"closes": "18:00"
}],
"areaServed": ["岐阜県", "愛知県"],
"founder": {
"@type": "Person",
"name": "〇〇 〇〇",
"jobTitle": "行政書士"
},
"knowsAbout": ["建設業許可", "産業廃棄物収集運搬業許可", "経営事項審査"],
"sameAs": [
"https://x.com/〇〇",
"https://www.google.com/maps?cid=〇〇"
]
}
</script>
knowsAbout には得意な業務を、founder には代表の行政書士を入れると、「誰が、何の専門家として運営しているか」がAIに伝わります。sameAs には、公式SNSやGoogleマップの事務所のページのURLを入れます(詳しくはsameAsの記事)。入力欄に書き込むだけでコードを作れるツールもあります。
あわせて、HTTPSになっていない事務所(16%)は、レンタルサーバーの無料SSLを有効にしてください(HTTPSにする方法の記事)。サイトマップがない事務所(19%)は、WordPressならSEOプラグインで、ホームページ作成サービスなら設定画面で作れます。
自分の事務所のホームページのチェックリスト
- 事務所案内に、登録番号と所属する行政書士会が文章で書かれている
- 代表者の氏名・経歴・得意な業務が書かれている
- 業務ごとに、手続きの流れ・期間・料金を書いたページがある
- 料金が画像ではなく文字で書かれている
- 「〜できますか?」「〜いくら?」の質問と答えが、5個以上ある
- アドレスが https から始まっている
- 構造化データ(LegalService)に、名前・住所・電話・代表者が入っている
ポータルサイトとGoogleビジネスプロフィールをそろえる
AIは、事務所のホームページだけでなく、士業のポータルサイトや口コミ、Googleビジネスプロフィールも参考にします。
- Googleビジネスプロフィールに登録し、事務所名・住所・電話番号・受付時間・業務内容を、ホームページと同じ表記にそろえる
- 登録しているポータルサイト(士業の紹介サイトや比較サイト)の情報も、ホームページと同じ内容にする
- 事務所名の表記(「〇〇行政書士事務所」「行政書士〇〇事務所」「〇〇法務事務所」など)を、すべての場所で統一する
表記がばらばらだと、AIが別々の事務所として扱うことがあります。住所の「1丁目2番3号」と「1-2-3」のような違いも、できるだけそろえます。ビジネスプロフィールの設定は、GoogleビジネスプロフィールとAI検索の記事で詳しく説明しています。
直したあとの確かめ方
直したら、次の順番で確かめます。
- Googleの「リッチリザルト テスト」でトップページを調べ、構造化データにエラーがないか見る
- 事務所名で検索し、ビジネスプロフィールの情報がホームページと同じか見る
- 選ばれるAI診断で、もう一度診断して点数の変化を確かめる
構造化データを入れたのに反映されないときは、構造化データが反映されないときの記事を参考にしてください。AIの回答への反映は、クローラーがページを読み直してからになるため、数週間かかることがあります。
よくある質問
行政書士のLLMO対策は、何から始めればいいですか?
事務所案内に登録番号・所属・代表者の経歴を書くこと、業務ごとの料金を書くこと、よくある質問を作ることの3つです。どれも費用はかからず、1日あれば終わります。そのあとで、構造化データ(LegalService)を入れてください。
業務を絞らないと、AIに選ばれませんか?
絞らなくても大丈夫です。ただし、業務ごとにページを分けて、それぞれに手続きの流れ・料金・実績を書いてください。「何でもできます」という1ページより、業務ごとの詳しいページのほうが、AIが「この業務に強い事務所」と判断しやすくなります。
報酬額をホームページに載せても問題ありませんか?
報酬額を載せること自体に問題はありません。事務所に報酬額を掲示することは行政書士法でも求められており、ホームページに載せる事務所も増えています。実費(手数料や登録免許税)と報酬を分けて書くと、誤解を防げます。
開業したばかりで実績がありません。
実績の件数がなくても、得意にしたい業務の手続きの流れ、必要な書類、よくある質問を詳しく書くことで、専門性は伝えられます。前職の経験や、ほかの資格も書いておきましょう。
構造化データの型は、LegalServiceでいいですか?
はい。schema.org の LegalService は、法律に関するサービスを提供する事業を表す型で、行政書士事務所にも使えます。名前・住所・電話番号に加えて、代表者(founder)と得意な業務(knowsAbout)を入れておくと、事務所の中身が伝わりやすくなります。
ホームページ作成サービスで作ったサイトでも、対策できますか?
できます。調査では、WordPress以外のサイトの平均は52.0点で、WordPress(62.1点)より低めでしたが、文章で書く項目(登録番号、料金、よくある質問)はどのサービスでも直せます。構造化データは、サービスによってはコードを貼る欄がない場合があるので、設定画面を確認してください。
まとめ
行政書士事務所のLLMO対策について、調査の結果と直し方をまとめます。
この記事のまとめ
- 行政書士事務所の公式ホームページ279件の平均は56.7点。22業種の中で8番目で、D判定が45%だった
- 構造化データ(平均20点)が特に弱く、運営者の構造化データが不十分な事務所が97%、HTTPSになっていない事務所が16%あった
- 登録番号が書かれていたのは46%。書いている事務所の平均点は59.6点で、書いていない事務所より約5点高かった
- よくある質問がある事務所は60.7点で、ない事務所より約7点高かった
- 事務所案内に登録番号と所属を書き、業務ごとのページと料金、よくある質問を作り、LegalServiceの構造化データを入れる
- ホームページ・Googleビジネスプロフィール・ポータルサイトの表記をそろえる
まずは、自分の事務所のホームページに何が足りないかを確かめてください。選ばれるAI診断なら、URLを入れるだけで、22項目の判定と理由を無料で確認できます。今回の279事務所と同じ方法で診断します。
自分のサイトを、無料で診断する参考にした資料
- LegalService(schema.org)
- ローカル ビジネス(LocalBusiness)の構造化データ(Google 検索セントラル)
- 【士業向け】LLMOとは?AIに選ばれる事務所になるための対策を7つ解説(LANY)
調査の方法:2026年10月、行政書士の紹介サイトに掲載されていた全国の行政書士事務所の公式ホームページを、選ばれるAI診断で診断しました。点数・判定・不足の割合は、2026年10月2日に見直した採点基準で再診断した結果です(279件)。登録番号・料金・よくある質問・業務の種類の割合は、トップページと、トップページからリンクされている事務所案内・料金のページのHTMLを確認して数えたものです(282件。登録番号がほかのページにだけ書かれている場合は「書かれていない」に数えています)。点数との関係は、2026年10月5日に同じ方法でページを確認し直せた270件で集計しました。他の業種の数字は、同じ基準で診断した22業種・2,296件の結果です。公開しているのは集計した数字だけで、個別の事務所の名前と点数は公開していません。