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sameAsとは? 構造化データに公式SNSを入れる書き方と、入れるべきURL|816サイトで入っていたのは7.5%

公開日: / 更新日: / カテゴリ: 構造化データ / 執筆: エラバレル

sameAsとは? 構造化データに公式SNSを入れる書き方と、入れるべきURL|816サイトで入っていたのは7.5%

「構造化データのsameAsには、何を書けばいいのか」「InstagramやGoogleマップのURLを入れると、何かいいことがあるのか」。構造化データを整え始めると、多くの人がこの項目で手が止まります。

先に結論をお伝えします。sameAs(セイムアズ)は、「この会社・店の公式のアカウントやページは、これです」と伝えるための項目です。自分で管理している公式SNSとGoogleマップのURLを並べて書くだけで、AIや検索エンジンが、あなたの店を同じ名前の別の店と取り違えにくくなります。

ところが、選ばれるAI診断が7業種816の公式サイトを調べたところ、sameAsを入れていたのは61件(7.5%)だけでした。多くの店や事務所は、すでにInstagramやGoogleビジネスプロフィールを持っているのに、それを構造化データに書いていない状態です。

この記事では、sameAsの役割と、入れるべきURL・入れてはいけないURL、書き方、WordPressでの設定場所、入れたあとの確かめ方までをまとめます。

この記事でわかること

  • sameAsとは何か、AIや検索エンジンにとっての役割
  • 816サイトで、sameAsがどう使われていたか(入っていたURLの種類)
  • sameAsに入れるURL・入れないURLの見分け方
  • 正しい書き方と、URLの書き方の注意
  • 業種ごとの書き方の例と、WordPressのSEOプラグインでの設定場所
  • 入れたあとの確認方法と、よくある失敗

sameAsとは?

sameAsは、schema.org(構造化データの共通の決まり)で定められている項目の一つで、「同じ組織や人物を表す、ほかの場所の公式ページのURL」を書くためのものです。英語の「same as(〜と同じ)」がそのまま名前になっています。

構造化データの中で、運営者を表す項目は主に次の3つです。

項目伝えること
name名前(〇〇整体院)
url公式ホームページのURL
sameAs同じ組織の、ほかの場所にある公式ページのURL

名前だけでは、同じ名前の別の店と区別できません。ホームページのURL(url)に加えて、SNSや地図の公式ページのURL(sameAs)がそろうと、AIは「これらはすべて同じ一つの店」とつなげて理解できます。

Googleは、sameAsを「ソーシャルメディアのプロフィールなど、組織に関する追加情報が掲載されているページのURL」と説明し、組織(Organization)の構造化データの推奨項目にしています。

「エンティティ」という考え方

検索エンジンやAIは、店や会社、人物を「エンティティ(実体)」として扱い、ホームページ・SNS・地図・口コミなどの情報を一つにまとめようとします。sameAsは、運営者自身が「これらは全部わたしです」と宣言する手段です。まとめる手がかりが多いほど、取り違えが起きにくくなります。

なぜAI検索でsameAsが大事なのか

ChatGPTやGoogleのAIによる概要が店や会社を紹介するとき、AIはホームページだけでなく、Googleマップの情報、口コミ、SNSの投稿など、いろいろな場所の情報を組み合わせます。このとき、次のような問題が起きることがあります。

  • 同じ名前の店が別の地域にあり、情報が混ざる(「〇〇整骨院」は全国にいくつもある)
  • 店名の表記がホームページとSNSで違い、別の店として扱われる(「〇〇整体院」と「Seitai 〇〇」)
  • 移転や名前の変更の前の情報が、今の情報と混ざる

特に、個人の名前や地名をそのまま店名にしている店、「さくら」「ひまわり」のようによくある言葉を店名にしている店は、同じ名前の店が全国に数多くあります。こうした店ほど、どの情報が自分の店のものかをはっきりさせる必要があります。

sameAsで公式のアカウントを結びつけておくと、AIが「このInstagramとこのGoogleマップの店は、このホームページの店と同じ」と判断する手がかりになります。AIが間違った情報を答えてしまう原因と対策は、ChatGPTが自分の店について間違った情報を答えるときの記事でも説明しています。

816サイトで、sameAsはどう使われていたか

2026年9〜10月に、税理士事務所・整体院・工務店・歯科医院・クリニック・美容室・行政書士事務所の公式サイト816件のトップページを調べた結果です。

816サイトの調査結果

  • 運営者の構造化データがあるサイトは355件(44%)
  • そのうち、sameAsが入っていたのは61件(運営者の情報がある中の17%、全体の7.5%)
  • 入っていたURLで多かったのは、Instagram(37件)、Facebook(23件)、YouTube(17件)
  • Googleマップの店舗ページを入れていたのは、わずか4件
状態件数
運営者の構造化データがある355件(44%)
そのうち、sameAsが入っている61件(運営者の情報がある中の17%、全体の7.5%)

sameAsに入っていたURLの種類は次のとおりでした(1つのサイトが複数入れている場合があります)。

URLの種類サイト数
Instagram37
Facebook23
YouTube17
X(旧Twitter)16
LinkedIn6
TikTok5
Googleマップの店舗ページ4
Pinterest4
医療系の紹介サイトの自院ページ3
sameAsに入っていたURLの種類
出典:選ばれるAI診断の調査

入れていたURLの数は、1つが21件、2つが19件、3つ以上が21件でした。Instagramを持っている店や事務所は多いはずなので、ほとんどのサイトは、すでにあるアカウントをsameAsに書いていないだけです。

また、2026年10月2日に見直した採点基準で22業種・2,296の公式サイトを診断すると、運営者の情報が構造化データに十分入っていないサイトは97%でした。選ばれるAI診断では、運営者の構造化データに、AIが本人確認に使う6種類の情報がそろっているかを確認しています。

6種類の情報構造化データの項目
名称name
URLurl
ロゴまたは画像logo、image
公式SNSなどの外部リンクsameAs
所在地または連絡先address、telephone など
説明文description など

sameAsは、この6種類の中でも特に抜けやすい項目です。 名前やURLはSEOプラグインが自動で入れてくれることが多い一方、sameAsは自分でSNSのURLを入力しないと空のままになるためです。

Googleマップを入れている店は、ほとんどない

地域の店や事務所にとって、Googleビジネスプロフィール(Googleマップの店舗ページ)は、AIが店を紹介するときの大事な情報源です。それなのに、sameAsに入れていたのは816件中4件だけでした。入れるだけで、周りの店と差をつけやすい項目です。

sameAsに入れるURL・入れないURL

入れる入れない
自分で管理している公式のSNS(Instagram・X・Facebook・YouTube・TikTok・LINE公式アカウント)紹介記事、まとめ記事、ニュース記事
Googleビジネスプロフィールの店舗ページ(Googleマップ)口コミサイトのページ(自分で管理していないもの)
自分で管理しているブログ(note、アメブロなど)取引先・グループ会社のホームページ
業界団体の公式な会員ページ(登録情報が載っているもの)個人のスタッフのSNS
Wikipediaの自社の項目(ある場合)ホームページ自身のURL(それは url に書く)

判断の目安は「そのページが、この会社・店そのものを表す公式のページか」です。第三者が書いた紹介記事を入れると、「同じもの」という主張として不自然になります。

よくある間違い

  • 「メディア掲載」の記事のURLを入れている(紹介記事は sameAs ではありません)
  • スタッフ個人のInstagramを入れている(店のアカウントではありません)
  • 予約サイトの店舗ページを入れている(自分で管理していて、店そのものを表すページなら入れてもよいですが、まずは公式SNSと地図を優先します)
  • 何年も更新していない、閉じたアカウントを入れたまま

代表者のSNSはどうする?

代表者個人のSNSは、会社(Organization)のsameAsではなく、代表者を表す人物(Person)の構造化データのsameAsに入れます。士業や一人で営む店のように「代表者=お店の顔」の場合は、代表者のPersonにsameAsを書き、会社の構造化データの founder でつなぐ方法があります。代表者の紹介の書き方は代表者のプロフィールの書き方の記事を参考にしてください。

sameAsを入れる前の準備

sameAsを書く前に、次の3つを用意しておくと、作業が早く終わります。

  1. 公式アカウントの一覧を作る。 Instagram、X、Facebook、YouTube、TikTok、LINE公式アカウント、note など、店や会社として持っているアカウントを書き出します。今は使っていないアカウントには印をつけておきます
  2. Googleマップの共有URLをコピーする。 Googleマップで自分の店を開き、「共有」から「リンクをコピー」を押します。ビジネスプロフィールを登録していない場合は、先に登録しておきます
  3. 店名の表記をそろえる。 ホームページ・SNSのプロフィール・Googleマップで、店名・住所・電話番号の書き方が同じかを確認します

Googleビジネスプロフィールの整え方は、GoogleビジネスプロフィールとAI検索の記事で説明しています。

sameAsの書き方

sameAsは、URLを配列([ ] の中にカンマ区切り)で書きます。1つだけでも配列で書いてかまいません。

<script type="application/ld+json">
{
  "@context": "https://schema.org",
  "@type": "LocalBusiness",
  "@id": "https://example.com/#business",
  "name": "〇〇整体院",
  "url": "https://example.com/",
  "sameAs": [
    "https://www.instagram.com/〇〇/",
    "https://x.com/〇〇",
    "https://www.youtube.com/@〇〇",
    "https://page.line.me/〇〇",
    "https://maps.app.goo.gl/〇〇"
  ]
}
</script>

実際には、name・url・住所・電話番号などと一緒に、運営者の情報をまとめたコードの中に入れます。全体の書き方はOrganizationの構造化データの書き方の記事とLocalBusinessの構造化データの書き方の記事を参考にしてください。

入力欄にSNSのURLを書き込むだけで、sameAs入りのコードを作れるツールもあります。

構造化データ作成ツールを使う(無料)

URLの書き方の注意

  • プロフィールのURLを入れる。 投稿1件のURLではなく、アカウントのトップ(https://www.instagram.com/アカウント名/)
  • httpsから始まる完全なURLで。 @アカウント名 だけでは伝わらない
  • Googleマップは、ビジネスプロフィールの共有URL(Googleマップで店を開いて「共有」→「リンクをコピー」)
  • 閉じた・使っていないアカウントは入れない
  • ホームページ・SNS・地図で、店名の表記をそろえる

あわせて書きたい項目(alternateName と @id)

sameAsと一緒に書いておくと、同じ店だと伝わりやすくなる項目が2つあります。

項目役割書く例
alternateName別の表記・略称・英語名"Seitai 〇〇"、"〇〇整骨院"(旧店名)
@idそのページの中で、運営者を指す決まった名札"https://example.com/#business"

alternateName には、SNSで使っている表記や、以前の店名を入れます。移転や名前の変更をした店は、古い情報と今の情報をAIがつなげる手がかりになります。

@id は、ホームページの中のほかの構造化データ(記事の発行者、ページの運営者など)から「この運営者」を指すための名札です。トップページのURLの後ろに #business や #organization を付けた形がよく使われます。sameAsで外の公式ページとつなぎ、@id でサイトの中の情報とつなぐ、と考えると分かりやすくなります。

移転した整体院の書き方

〇〇整体院が、駅前から隣の町に移転し、店名も「〇〇整骨院」から変えた場合:name に今の店名、alternateName に以前の店名、address に新しい住所、sameAs に今も使っている Instagram と新しい店舗の Googleマップの URL を入れます。古い店舗のGoogleマップのページは入れません(閉業の手続きをしておきます)。

業種ごとの例

業種ごとに入れるURLの例

  • 整体院・美容室・エステサロン:Instagram、LINE公式アカウント、Googleマップ、YouTube(施術や施工の動画があれば)
  • 税理士・行政書士などの事務所:Googleマップ、X や Facebook、note(ブログ)、所属団体の会員ページ(登録情報が載っているもの)
  • 工務店・外壁塗装:Instagram(施工事例)、YouTube、Googleマップ、Facebook
  • クリニック・歯科医院:Googleマップ、Instagram、YouTube

所属団体の会員ページは、名前や登録番号、所在地が公式に載っているものに限ります。「〇〇協会の会員です」と書かれたバナーのページなどは対象外です。

WordPressでの設定場所

WordPressのSEOプラグインの多くは、SNSのURLを入力する欄があり、そこに書いたURLがsameAsとして出力されます。

SEOプラグインsameAsになる設定
All in One SEOソーシャルネットワーク → ソーシャルプロフィール
Yoast SEO設定 → Site representation → その他のプロフィール
Rank Mathタイトルとメタ → ソーシャルメタ(と、追加のプロフィール)
SEO SIMPLE PACK構造化データを出さないため、コードを足す

設定の詳細は、Yoast SEO・Rank Math・SEO SIMPLE PACKの記事で説明しています。WordPress以外のホームページ作成サービスでは、コードを貼る欄(ヘッダーに追加するHTMLなど)があれば、作ったコードを貼り付けて使えます。

入れたあとの確認

  1. Googleの「リッチリザルト テスト」でトップページを調べる
  2. 「組織」または「ローカル ビジネス」を開いて、sameAsにURLが並んでいるかを確認する
  3. 並んでいるURLを1つずつ開き、正しいアカウントのページが表示されるか確かめる

確認の手順は、構造化データの確認方法の記事で詳しく説明しています。選ばれるAI診断でも、運営者の構造化データにsameAsがあるかを確認できます。

sameAsのチェックリスト

  • 公式SNSのプロフィールのURLが入っている
  • Googleマップ(ビジネスプロフィール)のURLが入っている
  • すべて https から始まる完全なURLになっている
  • 紹介記事・口コミサイト・スタッフ個人のSNSが入っていない
  • 閉じたアカウントが残っていない
  • ホームページとSNS・地図で、店名の表記がそろっている
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よくある質問

sameAsを入れると、検索順位は上がりますか?

順位を直接上げるものではありません。AIや検索エンジンが、あなたの店や会社を「同じ名前の別のもの」と取り違えないための情報です。AIが店を紹介するときの、裏付けの材料になります。

SNSをやっていません。sameAsは不要ですか?

Googleビジネスプロフィールがあれば、その店舗ページのURLだけでも入れておくと役立ちます。業界団体の会員ページ(登録番号などが載っているもの)も使えます。

ホームページとSNSで店名の表記が違います。

表記はそろえるのが理想です。「〇〇整体院」と「Seitai 〇〇」のように違う場合は、構造化データの alternateName(別名)に、もう一方の表記を入れておくと、同じ店だと伝わりやすくなります。

sameAsに入れるURLは、何個までですか?

決まった上限はありません。ただ、数を増やすことより、自分で管理していて今も使っている公式のアカウントだけを入れることが大切です。多くの店では、2〜5個ほどになります。

店舗が複数あります。sameAsはどう書きますか?

会社全体の構造化データには、会社全体の公式SNSを入れます。店舗ごとのページには、その店舗のLocalBusinessの構造化データを入れ、sameAsにはその店舗のGoogleマップや、店舗ごとのInstagramのURLを入れます。

LINE公式アカウントのURLは、どれを入れればいいですか?

LINE公式アカウントのプロフィールページ(page.line.me で始まるURL)を入れます。友だち追加のための短いURLより、アカウントの情報が表示されるページのほうが、公式ページとして分かりやすくなります。

予約サイトや口コミサイトの店舗ページは入れてもいいですか?

自分で管理していないページは、入れないのが基本です。予約サイトの店舗ページは、店が情報を編集できても、ページそのものは予約サイトのものです。まずは公式SNSとGoogleマップを優先し、それ以外は「この店そのものを表す公式のページか」で判断してください。

まとめ

sameAsの役割と書き方をまとめます。

この記事のまとめ

  • sameAsは「この組織の公式のページはこれ」と伝える項目。AIが同じ名前の別の店と区別する手がかりになる
  • 816の公式サイトで、sameAsを入れていたのは61件(7.5%)。多いのはInstagram、Facebook、YouTubeで、Googleマップは4件だけ
  • 22業種・2,296サイトの診断では、運営者の情報が構造化データに十分入っていないサイトが97%だった
  • 入れるのは自分で管理している公式のSNS・Googleマップ・ブログ。紹介記事や口コミサイトは入れない
  • URLの配列で書き、運営者の情報をまとめたコードの中に入れる。WordPressならSEOプラグインのSNSの欄が使える
  • 入れたら、リッチリザルト テストでURLが並んでいるか確かめる

まずは、自分のサイトの運営者の構造化データに、何が足りないかを確かめてください。選ばれるAI診断なら、URLを入れるだけで、22項目の判定と理由を無料で確認できます。

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参考にした資料

調査の方法:2026年9〜10月、選ばれるAI診断で診断した7業種の公式サイト816件のトップページを取得し、運営者の構造化データのsameAsに入っていたURLを集計しました。「運営者の情報が構造化データに十分入っていない」割合は、2026年10月2日に見直した採点基準で22業種・2,296件を再診断した結果です。個別のサイト名は公開していません。