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Geminiに自社を紹介してもらうには? Google検索とのつながりと、Google-Extendedの注意点【小さな会社向け】

公開日: / カテゴリ: AI検索対策 / 執筆: エラバレル

Geminiに自社を紹介してもらうには? Google検索とのつながりと、Google-Extendedの注意点【小さな会社向け】

「Geminiで『近くの〇〇』と聞いたら、うちの店が出てこなかった」「Google-Extendedを拒否すると、Googleに出なくなるのでは?」。スマホのGoogleアプリやAndroidでGeminiを使う人が増え、こうした疑問を持つ店や事務所の方が増えています。

先に結論をお伝えします。GoogleのGemini(ジェミニ)は、最新の情報が必要な質問に答えるとき、Google検索の結果を使って答えを作ります。そのため、Geminiに自社や店を正しく紹介してもらう対策は、Google検索に正しく載ることと、Googleビジネスプロフィールを整えることが土台になります。特別な申請や、Gemini専用の設定はありません。

選ばれるAI診断が、2026年10月2日に見直した採点基準で22業種2,296件の公式サイトを再診断したところ、運営者の情報が構造化データで十分に伝わっていないサイトが97%ありました。Geminiに「どこの、誰の店か」を正しく伝える材料が、多くのサイトで足りていません。

この記事では、Geminiが情報を集める仕組み、よく誤解される Google-Extended の意味、小さな会社がやること、自社がどう紹介されているかの確かめ方をまとめます。

この記事でわかること

  • Geminiとは何か、どこから情報を得ているか
  • Google検索・AIによる概要・AIモードとの関係
  • Google-Extendedの意味と、拒否したときの影響
  • 2,296サイトの再診断で分かった、ホームページの不足
  • Geminiに正しく紹介されるためにやる4つのこと
  • Geminiで自社がどう紹介されるかの確かめ方

Geminiとは? Google検索との関係

Gemini(ジェミニ)は、Googleが提供している生成AIです。質問を文章で入力すると、文章で答えを返してくれます。パソコンのブラウザのほか、スマホのGeminiアプリや、Androidのアシスタントとしても使われています。

Googleには、ほかにもAIを使った機能があります。名前が似ていて分かりにくいので、整理しておきます。

名前どこで使われるか情報のもと
Gemini(アプリ・ウェブ)Geminiのアプリやサイトで、AIと会話する学習済みの知識と、必要に応じてGoogle検索
AIによる概要Google検索の結果のいちばん上に、AIの要約が出るGoogle検索に登録されたページ
AIモードGoogle検索の中で、AIと会話しながら調べるGoogle検索に登録されたページ

どれもGoogleのAIですが、共通しているのは「Google検索に登録されたページが材料になる」という点です。AIによる概要についてはAIによる概要に引用されない理由の記事、AIモードについてはAIモードの記事で詳しく説明しています。

「Bard」は今の「Gemini」

Googleの対話型AIは、以前は「Bard(バード)」という名前でした。今はGeminiという名前にまとめられています。古い記事でBardと書かれているものは、今のGeminiのことだと考えてください。

Geminiはどこから情報を得ているか

Geminiが答えを作るときの情報源は、主に次の3つです。

情報源使われる場面
Google検索の結果最新の情報や、特定の店・会社についての質問
Googleマップ(ビジネスプロフィール)「近くの〇〇」「〇〇市のおすすめの〇〇」など地域の質問
学習済みの知識一般的な知識、以前から広く知られている情報

Geminiの回答には、参考にしたページのリンクが示されることがあります。Google検索に登録されていないページは、Geminiの回答の材料にもなりにくいと考えてください。

小さな会社や店にとって大事なのは、上の2つです。学習済みの知識に、地域の小さな店の情報が詳しく入っていることはあまりありません。「〇〇市の整体院でおすすめは?」のような質問には、その場でGoogle検索やGoogleマップの情報を使って答えるのが一般的です。

Gemini対策は、Google対策とほぼ同じ

Geminiに紹介されるための近道は、Google検索とGoogleマップに正しく載ることです。ChatGPTやPerplexityと違い、GeminiはGoogleのサービスとつながっているので、Googleで評価されるホームページとビジネスプロフィールを整えることが、そのままGemini対策になります。

Google-Extendedとは

Google-Extended は、robots.txtに書く名前で、Geminiなどの学習や、Geminiアプリの回答の根拠として使われるかを管理するためのものです。実際にページを読みに来るクローラーの名前ではなく、「Googleが集めた情報を、こうした用途に使ってよいか」を伝える目印です。読みに来るのは、ふつうのGooglebotです。

設定影響があるもの影響がないもの
Google-Extended を拒否Geminiのモデルの学習、Geminiアプリ・Vertex AIでの回答の根拠としての利用Google検索への登録、AIによる概要、AIモード

つまり、Google-Extended を拒否すると、Google検索には載ったまま、Geminiアプリの回答の根拠としては使われにくくなる可能性があります。Geminiに紹介してほしいなら、拒否しないのが基本です。

「Googlebotを止める」のは逆効果

「GoogleのAIに使われたくない」と考えてGooglebotを止めると、Google検索にも出なくなり、AIによる概要やGeminiにも紹介されなくなります。止めたい場合でも、Googlebotではなく Google-Extended を指定してください。AIクローラーの種類と書き分けは、AIクローラー一覧の記事で詳しく説明しています。

調査では、ほとんどのサイトが「許可」の状態

選ばれるAI診断の調査では、robots.txtを置いていた370件のうち、Google-Extended の名前を書いていたのは3件だけでした。ほとんどのサイトは、何もしないまま「許可」の状態です。

拒否しているかどうかは、/robots.txt を開いて Google-Extended の文字があるかで確認できます(robots.txtの確認方法の記事)。ホームページ作成サービスやサーバーの設定で、自分で書いた覚えがないのに入っていることもあるので、一度見ておくと安心です。

ホームページに足りないものは何か【2,296サイトの再診断】

Google検索に載っていても、ホームページの中身がAIに伝わりにくいと、Geminiの回答で正しく紹介されません。選ばれるAI診断が、見直した採点基準で22業種2,296件の公式サイトを再診断した結果から、Gemini対策に関係の深い項目を抜き出しました。

再診断の結果(22業種2,296件)

  • 平均点は54.1点(100点満点)。判定はB以上が約5%、Dが約50%
  • 運営者の情報が構造化データに十分入っていないサイトが97%
  • 質問に答える形の見出しが少ないサイトが91%
  • ページの内容を構造化データで伝えていないサイトが91%
  • 見出しの直後に短い答えがないサイトが83%
  • AI検索のクローラーを塞いでいたサイトは約1%
不足していた項目サイトの割合Geminiとの関係
運営者の情報が構造化データに十分入っていない97%「どこの、誰の店か」が伝わりにくい
質問に答える形の見出しが少ない91%質問に合うページとして見つけてもらいにくい
ページの内容を構造化データで伝えていない91%何のページかが伝わりにくい
見出しの直後に短い答えがない83%回答に使える短い文が見つからない
運営者情報の中身が十分でない48%会社概要から事業の中身が分からない

クローラーを塞いでいるサイトはほとんどありませんでした。つまり、多くのサイトは「Geminiに読まれていない」のではなく、読まれても、何の会社で、何に答えているページなのかが伝わっていない状態です。

Geminiに正しく紹介されるためにやること

1. Google検索に正しく載せる

noindex やrobots.txtの設定で止めていないか、Search Consoleでページが登録されているかを確認します(noindexの確認方法の記事)。WordPressなら、「検索エンジンがサイトをインデックスしないようにする」のチェックが外れているかも見ておきましょう(WordPressの検索よけ設定の記事)。

Search Consoleの「URL検査」にトップページのURLを入れると、Googleに登録されているかどうかが分かります。登録されていなければ、「インデックス登録をリクエスト」を押します。

2. Googleビジネスプロフィールを整える

地域の質問では、ビジネスプロフィールの情報が使われます。名前・カテゴリ・営業時間・説明文・口コミを最新にします(GoogleビジネスプロフィールとAI検索の記事)。説明文の書き方はビジネスプロフィールの説明文の記事で詳しく紹介しています。

ビジネスプロフィールとホームページで、店名・住所・電話番号の書き方がそろっていることも大事です。「〇〇整体院」と「整体院〇〇」のように表記が違うと、同じ店だと結びつけてもらいにくくなります。

3. 運営者の情報を、ホームページに文章と構造化データで書く

「誰が、どこで、何をしている会社か」を、会社概要に文章で書き、構造化データでも伝えます。構造化データとは、ページの内容をAIや検索エンジンに伝えるための決まった書き方です。上の再診断では、運営者の情報が構造化データで十分に伝わっていないサイトが97%ありました。

入力欄に書き込むだけで、構造化データのコードを作れるツールもあります。

構造化データ作成ツールを使う(無料)

書き方の詳しい説明は、LocalBusinessの構造化データの記事をご覧ください。

4. 質問に答える文章を書く

「〇〇の料金はいくら?」「〇〇はどれくらいかかる?」のような質問の見出しと、その直後の短い答えは、Geminiが回答を作るときに使いやすい形です。

質問の見出しと短い答えの例

〇〇整体院:見出し「初めてでも予約なしで行けますか?」→ 直後の答え「完全予約制です。お電話かLINEで前日までにご予約ください。」
〇〇税理士事務所:見出し「顧問料はいくらですか?」→ 直後の答え「個人事業主は月額1万円から、法人は月額2万円からです。」(金額は自分の事務所のものを書く)
〇〇自動車:見出し「車検は何日かかりますか?」→ 直後の答え「最短で当日のお渡しです。部品の交換が必要な場合は2〜3日かかります。」

見出しのすぐ下に、1〜2文で答えを書くのがポイントです。そのあとに詳しい説明を続けます。

業種ごとに、Geminiに聞かれやすい質問と書いておくこと

Geminiに聞かれる質問は、業種によって違います。お客さんが何を条件に店や事務所を選ぶかを考え、その条件をホームページに書いておくことが大切です。業種ごとの例と、再診断での平均点をまとめました。

業種(平均点)聞かれやすい質問の例ホームページに書いておくこと
税理士事務所(60.1点)「〇〇市で、相続に強い税理士は?」得意な分野、顧問料の目安、対応地域、税理士の登録番号
整体院・整骨院(58.7点)「〇〇駅の近くで、土日に開いている整体院は?」最寄り駅からの道のり、営業日と時間、施術の内容と料金
歯科医院(62.1点)「子どもを連れて行きやすい歯医者は?」診療科目、キッズスペースの有無、予約の方法、駐車場
工務店(62.6点)「〇〇市で、自然素材の家を建てられる工務店は?」施工できる地域、得意な工法や素材、施工事例
美容室(48.5点)「くせ毛の扱いが上手な美容室は?」得意な施術、メニューと料金、所要時間、席数
自動車整備(50.6点)「代車を無料で貸してくれる整備工場は?」認証・指定工場の別、車検の費用、代車の有無

業種の平均点は、2026年10月2日に見直した採点基準で再診断した結果です。業種別の詳しい調査は、自動車整備工場のLLMO対策の記事や美容室のLLMO対策の記事などで紹介しています。

Geminiは、質問に含まれる条件(場所・時間・得意なこと・料金など)に合う情報を探して答えを作ります。条件に当てはまることがホームページに文章で書かれていなければ、Geminiはその店を候補に挙げる根拠を持てません。「当たり前すぎて書いていなかったこと」こそ、書き足す価値があります。

AIが引用しやすいページの書き方

Googleは、AIによる概要などのAI機能に表示されるために、特別な最適化は必要なく、これまでのSEOの基本がそのまま当てはまると説明しています。そのうえで、選ばれるAI診断では、AIが回答に使いやすいページの形として、次の点を確認しています。

書き方内容再診断で不足していたサイト
質問に答える形の見出し「〇〇はいくら?」のような見出しを置く91%
見出しの直後の短い答え見出しのすぐ下に、1〜2文で結論を書く83%
箇条書きや表で整理料金・手順・比較を、箇条書きや表にする14%
著者と更新日誰が書いたか、いつ更新したかを示す9%

箇条書きや表、更新日は多くのサイトでできていました。足りていないのは、質問の形の見出しと、見出しの直後の短い答えです。お客さんから電話でよく聞かれる質問を書き出し、それを見出しにして、すぐ下に答えを書く。この2つを足すだけで、AIにとって使いやすいページに近づきます。

1つのページに、いろいろな話題を詰め込みすぎないことも大切です。「料金」「アクセス」「よくある質問」のように、ページごとにテーマを分けておくと、質問に合うページが見つけてもらいやすくなります。

Geminiで自社がどう紹介されるか確かめる

対策の前と後で、Geminiにどう紹介されているかを確かめておくと、効果が分かりやすくなります。

  1. Geminiで「〇〇市の〇〇(業種)でおすすめは?」と聞いてみる
  2. 「(会社名)について教えて」と聞き、内容が正しいか確かめる
  3. 間違っていたら、ホームページとビジネスプロフィールの情報を直し、表記をそろえる

AIの答えは、聞くたびに少しずつ変わります。1回の結果で判断せず、聞き方を変えて何度か試してみてください。聞いた日付・質問・答えの要点をメモしておくと、ホームページを直したあとにどう変わったかを比べられます。

Gemini対策のチェックリスト

  • Search Consoleで、トップページがGoogleに登録されている
  • robots.txtで Googlebot や Google-Extended を拒否していない
  • Googleビジネスプロフィールの営業時間・説明文が最新
  • ホームページとビジネスプロフィールで、店名・住所・電話番号の表記がそろっている
  • 会社概要に、事業の内容・所在地・連絡先・代表者が文章で書かれている
  • よく聞かれる質問を見出しにし、直後に短い答えを書いている

AIの答えが間違っているときの直し方は、ChatGPTが間違った情報を答えるときの記事でも説明しています。ほかのAIへの対策は、Perplexityに引用されるための記事も参考にしてください。

ホームページの状態は、選ばれるAI診断で確認できます。

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よくある質問

Geminiに載せるための申請はありますか?

ありません。Google検索に登録され、ビジネスプロフィールが整っていれば、Geminiの回答の材料になります。

Google-Extended を拒否すると、検索順位は下がりますか?

Googleは、Google-Extended は検索の順位には影響しないと説明しています。ただし、Geminiアプリでの紹介には影響する可能性があります。

Geminiの答えが間違っています。直してもらえますか?

回答の下にある評価のボタンから、間違いを報告できます。あわせて、ホームページとビジネスプロフィールの情報を正しく、分かりやすくしておくことが、いちばん確実です。

ChatGPTの対策と、Geminiの対策は別々に必要ですか?

土台は共通です。運営者の情報をはっきり書く、質問に答える文章を書く、構造化データを整える、はどのAIにも効きます。違いは、GeminiはGoogle検索とGoogleマップ、ChatGPTの検索はBingの結果も使う点です。Bingへの登録はBing Webmaster Toolsの記事で説明しています。

ホームページを直したら、すぐにGeminiの答えも変わりますか?

Googleがページを読み直してから変わるので、数日から数週間かかります。Search Consoleで登録をリクエストすると、読み直しを促せます。

llms.txtを置けば、Geminiに読まれやすくなりますか?

Googleは、AIによる概要などに表示されるために特別なファイルは必要ないと説明しています。llms.txtを置くよりも、Google検索に正しく載せ、ページの中身を整えるほうが先です。詳しくはllms.txtの記事をご覧ください。

Googleの口コミは、Geminiの答えに影響しますか?

地域の店や事務所についての質問では、Googleマップ(ビジネスプロフィール)の情報が使われることがあり、口コミもその一部です。口コミを無理に集める必要はありませんが、届いた口コミに丁寧に返信し、ビジネスプロフィールの情報を最新にしておくことは、Geminiに正しく紹介されるための土台になります。

まとめ

Geminiに自社や店を正しく紹介してもらうためのポイントをまとめます。

この記事のまとめ

  • Geminiは、最新の情報や店の質問には、Google検索とGoogleマップの情報を使って答える
  • 対策の土台は、Google検索に正しく載ることと、ビジネスプロフィールを整えること
  • Google-Extended の拒否は、検索やAIによる概要には影響しないが、Geminiアプリでの利用には影響する。調査で名前を書いていたのは370件中3件
  • 2,296サイトの再診断では、運営者の情報が構造化データで十分に伝わっていないサイトが97%
  • 運営者の情報と、質問に答える見出し・短い答えをホームページに書く
  • 対策の前後で、Geminiにどう紹介されるかを何度か聞いて確かめる

まずは、自分のホームページに何が足りないかを確かめてください。選ばれるAI診断なら、URLを入れるだけで、22項目の判定と理由を無料で確認できます。

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参考にした資料

調査の方法:2026年9月、選ばれるAI診断で診断した公式サイトのうち、robots.txtを取得できた370件の中身を確認しました。ホームページの不足の割合は、2026年10月2日に見直した採点基準で再診断した結果(22業種2,296件)です。個別のサイト名は公開していません。