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llms.txtは必要? 472サイトで置いていたのは59件、多くはSEOプラグインが自動で作ったものだった【書き方の見本つき】

公開日: / 更新日: / カテゴリ: AI検索対策 / 執筆: エラバレル

llms.txtは必要? 472サイトで置いていたのは59件、多くはSEOプラグインが自動で作ったものだった【書き方の見本つき】

「llms.txtを置かないと、AIに紹介されないのでは?」「SEOプラグインの画面に llms.txt という項目が出てきたけれど、オンにしていいの?」。AI検索対策(LLMO)の話題が増えるにつれて、こうした相談をよく受けるようになりました。

先に結論をお伝えします。個人事業主や小さな会社のホームページでは、llms.txtを急いで作る必要はありません。 Googleは「AI機能に表示されるために、AI用のファイルを作る必要はない」と公式に書いており、主要なAIの会社も「一般のサイトのllms.txtを読んで回答に使っている」とは発表していないためです。

選ばれるAI診断が2026年9月に税理士事務所・整体院・工務店・歯科医院・クリニックの公式サイト472件を調べたところ、llms.txtを置いていたのは59件(12.5%)で、その多くは運営者が意識して置いたものではなく、SEOプラグインが自動で作ったものでした。

この記事では、llms.txtの仕組みとGoogle・主要AIの見解を整理したうえで、実際の設置状況、作るときの書き方と設置方法、自動で作られたファイルの確かめ方、そしてllms.txtより先にやるべきことまでを、まとめて解説します。

この記事でわかること

  • llms.txtとは何か、誰がいつ提案したものか
  • Google・ChatGPT・Claude・Perplexityの扱いと、効果を調べた調査の結果
  • 472サイトの設置状況と、置いていたサイトの作られ方
  • robots.txt・sitemap.xmlとの違い
  • 作る場合の書き方(業種別の見本つき)と、WordPress・Wix・手作業での設置方法
  • llms.txtより先に直すべき項目

llms.txtとは? AIにサイトの要点を伝える「案内板」

llms.txt(エルエルエムズ・テキスト)は、サイトの名前・概要・AIに読んでほしいページの一覧を、Markdown(マークダウン)という簡単な書式でまとめたテキストファイルです。サイトのいちばん上の階層(https://example.com/llms.txt)に置きます。名前の「LLM」は、ChatGPTなどの土台になっている「大規模言語モデル(Large Language Model)」の略です。

2024年9月に、AI研究者のJeremy Howard氏(Answer.AIの共同創業者)が提案しました。公式の仕様は llmstxt.org で公開されています。

提案の背景には、AIがホームページを読むときの手間があります。ふつうのホームページには、メニュー・広告・デザイン用のコードなど、本文以外の情報がたくさん混ざっています。AIが一度に読める量には限りがあるので、「このサイトの要点はこれです」「大事なページはここです」という案内を、読みやすい形で1枚にまとめておこう、という発想です。

Markdown(マークダウン)とは?

文章に「見出し」「箇条書き」「リンク」などの印を、記号でつける書き方です。行の先頭に # を書くと見出し、- を書くと箇条書き、[文字](URL) と書くとリンクになります。特別なソフトは要らず、メモ帳で書けます。

llms-full.txtとの違い

llms.txtと一緒に名前を聞くことが多いのが「llms-full.txt」です。役割は次のように違います。

ファイル中身向いている使い方
llms.txtサイトの概要と、大事なページへのリンクの一覧(目次)ほとんどのサイト
llms-full.txt各ページの本文をまとめて1つにしたもの(全文)説明書・技術文書など、ページ数が多いサイト

仕様ではさらに、各ページの「Markdown版」(page.html.md のように、同じURLの末尾に .md を付けたもの)を用意することも勧めています。ただし、小さな会社のホームページでここまでやる必要はありません。llms-full.txtについてはllms-full.txtの記事で詳しく説明しています。

ノートパソコンの画面に表示されたコードとコーヒー
写真:Stocksnap(CC0)

llms.txtは必要? Googleと主要AIの見解

llms.txtが「必要かどうか」は、読む側のAIや検索エンジンが実際に使っているかどうかで決まります。2026年9月時点で公開されている情報を整理します。

Googleは「作る必要はない」と公式に書いている

Googleの検索セントラル(サイト運営者向けの公式ドキュメント)には、AIによる概要やAIモードについて、次のように書かれています。

AI 機能で表示されるために、新たにコンピュータが解読可能なファイルや AI テキスト ファイル、マークアップを作成する必要はありません。

また、Googleで検索の相談窓口を担当しているJohn Mueller氏は、llms.txtについて「自分の知る限り、AIのサービスでllms.txtを使っていると言っているところはない」「keywordsメタタグ(昔、運営者が自分で『このサイトのキーワード』を書いていたタグ)と似ている」と発言しています。運営者が自己申告した内容より、ページそのものを読めば済む、という意味です。

ChatGPT・Claude・Perplexityの扱い

OpenAI・Anthropic(Claudeの会社)・Perplexityは、自社の開発者向けドキュメントにはllms.txtを置いています。ただしこれは「プログラマーがAIに自社の説明書を読ませやすくするため」の使い方で、「一般のサイトのllms.txtを読んで、検索の回答に使う」と発表したわけではありません。

効果を調べた調査でも、関係は見つかっていない

SEOツール会社のSE Rankingは、約30万のドメインを分析し、llms.txtがあるかどうかと、AIに引用される回数との間に、はっきりした関係は見られなかったと報告しています。同じ調査で、llms.txtを置いていたのは全体の約1割でした。

各社の立場のまとめ

立場llms.txtへの見解
GoogleAI機能のために作る必要はない(公式ドキュメント)
OpenAI・Anthropic・Perplexity自社の開発者向けドキュメントには置いている。一般サイトのllms.txtを回答に使うとは発表していない
外部の調査置いているかどうかと、AIに引用される回数の間に関係は見つかっていない
提案者AIがサイトを理解しやすくするための「案内板」として提案

「作っても害はないが、作ったからAIに紹介されるわけではない」

2026年9月時点での正確な位置づけは、これに尽きます。llms.txtは「あれば読んでもらえるかもしれない案内板」であって、AIに紹介されるための条件ではありません。迷ったら、ほかの項目を先に整えてください。

472サイトを調べたら、置いていたのは59件(12.5%)だった

ここからは、選ばれるAI診断の独自調査です。2026年9月に、税理士事務所・整体院・工務店・歯科医院・クリニックの公式サイト472件の /llms.txt を実際に取得しました。

調査の結果

  • llms.txtを置いていたのは、472件中59件(12.5%)
  • 59件のうち少なくとも47件は、All in One SEO・Wix・Yoast SEOが自動で作ったもの
  • 59件中40件は、文字コード(UTF-8)の指定がないまま配信されていた
  • 業種による差は小さく、どの業種も1割前後

業種別の設置率

業種調べたサイトllms.txtあり割合
税理士事務所1141311.4%
整体院・整骨院1091816.5%
工務店65812.3%
歯科医院5259.6%
クリニック(内科・皮膚科)1321511.4%
合計4725912.5%

業種による差は小さく、どの業種も1割前後でした。海外の30万ドメインの調査(約1割)とも、ほぼ同じ水準です。

置いている59件のうち、少なくとも47件はプラグインなどが自動で作ったもの

ファイルの中身を1件ずつ確認したところ、作られ方には、はっきりした偏りがありました。

作られ方件数
All in One SEO(WordPressのSEOプラグイン)が自動で作ったもの37
Wix(ホームページ作成サービス)が自動で作ったもの8
Yoast SEO(WordPressのSEOプラグイン)が作ったもの2
その他(別のプラグイン、手書きなど)12
llms.txtを置いていた59サイトの作られ方の割合
出典:選ばれるAI診断の調査

All in One SEOは、最近の版で llms.txt を作る機能が最初から有効になっています。Yoast SEOは設定で自分でオンにする方式、Wixはネットショップ向けの有料プランなどで自動作成される方式です。All in One SEOの件数が飛び抜けて多いのは、このためだと考えられます。

つまり、llms.txtを置いているサイトの多くは、運営者が意識して置いたのではなく、使っているプラグインの初期設定で置かれていたということです。自分のサイトにllms.txtがあることを知らない運営者も多いはずです。

置いているサイトは点数が高い。でも、llms.txtのおかげではない

この調査は、2026年10月2日に採点基準を見直す前に行ったものです。当時の基準の点数(100点満点)で比べると、llms.txtがあるサイトの平均は79.9点、ないサイトは72.6点でした。

一見、llms.txtに効果があるように見えます。ところが項目ごとに見ると、差が出ているのは主に「運営者の構造化データ」でした。

項目(見直し前の基準)llms.txtあり(59件)llms.txtなし(413件)
平均点79.9点72.6点
運営者の構造化データがそろっている27%10%
質問に答える形の見出しがある31%22%
会社概要に、名称・所在地・連絡先などが書かれている61%69%
プライバシーポリシーがある41%42%

All in One SEOのような多機能のSEOプラグインは、llms.txtと一緒に構造化データ(AIや検索エンジンが読む、運営者の情報の書式)も出力します。点数の差は、llms.txtそのものではなく、同じプラグインが構造化データも入れていることの影響と見るのが自然です。実際、会社概要やプライバシーポリシーのように、プラグインが作ってくれない項目では差がありませんでした(会社概要は、むしろllms.txtがあるサイトのほうが低い結果でした)。

「llms.txtがあるサイトは点数が高い」をそのまま信じない

2つのことが同時に起きていても、片方がもう片方の原因とは限りません。今回のように「同じプラグインが両方を出している」という第3の理由があると、llms.txtに効果があるように見えてしまいます。業者の提案資料などで似たグラフを見たときも、この点を確かめてください。

中身が空・読めない状態のllms.txtもあった

59件の中には、次のようなものもありました。

  • 見出しだけで、リンクが1つもない(中身が空)
  • 概要の欄に > のような記号がそのまま出ている(変換の不具合)
  • 仕様の書式ではなく、独自の書き方をしている
  • 文字コード(UTF-8)の指定がないまま配信されていて、読むプログラムによっては日本語が文字化けする(59件中40件)

自動で作られたファイルは、放っておくとこうした状態のまま置かれ続けます。「置いてあるから安心」ではなく、一度は中身を開いて確かめることが大切です。

robots.txt・sitemap.xmlとの違い

llms.txtは「AI版のrobots.txt」と説明されることがありますが、役割はまったく違います。名前が似ている3つのファイルを並べると、次のとおりです。

ファイル役割読む側守られるか
robots.txtクローラーに「ここは読まないで」と伝える(アクセスの制御)検索エンジン・AIのクローラー主要なクローラーは守る
sitemap.xmlサイトのページを漏れなく知らせる(全ページの一覧)検索エンジン広く使われている
llms.txtAIに「要点と大事なページはここ」と案内する(目次)AI(正式な対応の発表はない)決まった扱いはない

llms.txtに「読まないで」と書いても、AIのクローラーを止めることはできません。 AIに読ませたくないページがあるなら、robots.txtで設定します。AIのクローラーの種類と止め方はAIクローラー一覧の記事で、robots.txtの見方はrobots.txtの確認方法の記事で詳しく説明しています。

クローラーとは、インターネット上のページを自動で巡回して、中身を読み取るプログラムのことです。Googleなら Googlebot、ChatGPTなら OAI-SearchBot や GPTBot が代表的です。llms.txtは「クローラーへの指示」ではなく「読む人(AI)への案内」なので、止める力はありません。

llms.txtの書き方(見本つき)

作ると決めた場合の書き方です。仕様で決まっている構成は、次の順番です。

  1. # で始まるサイト名(必須。1行だけ)
  2. > で始まる、サイトの短い概要(任意)
  3. 補足の文章(任意)
  4. ## で始まる見出しと、その下のリンクの一覧(任意)。リンクは - [ページ名](URL): 説明 の形
  5. ## Optional という見出しの下に、優先度の低いページ(任意)

必須なのは1行目のサイト名だけです。ただ、サイト名だけのファイルでは案内板の役目を果たさないので、少なくとも概要と主なページのリンクは書きましょう。

税理士事務所の見本

# 山田税理士事務所

> 岐阜市の税理士事務所。個人事業主と中小企業の確定申告・記帳代行・会社設立を担当しています。代表は税理士の山田太郎(登録番号 123456)。

- 所在地:岐阜県岐阜市〇〇町1-2-3
- 電話:058-000-0000(平日9時〜18時)
- 対応地域:岐阜市・各務原市・大垣市(オンライン面談は全国)

## サービス

- [確定申告の代行](https://example.com/kakutei/): 個人事業主向け。料金は5万円から
- [記帳代行](https://example.com/kicho/): 月1万円から。領収書を送るだけ
- [会社設立](https://example.com/setsuritsu/): 法人成りの相談と手続き

## 事務所について

- [事務所案内](https://example.com/about/): 代表の経歴、資格、所在地、アクセス
- [料金表](https://example.com/price/): すべてのサービスの料金
- [よくある質問](https://example.com/faq/): 初回相談、料金、必要書類について

## Optional

- [ブログ](https://example.com/blog/): 税制改正のお知らせなど

(名前・番号・料金は、書き方を示すための例です)

店舗型の業種の場合

整体院・美容室・歯科医院のような店舗型の業種なら、見出しを「メニュー」「料金」「アクセス」に変えると分かりやすくなります。

〇〇整体院の場合

1行目:# 〇〇整体院
概要:> 〇〇駅から徒歩5分の整体院。腰痛・肩こり・産後の骨盤の相談が中心。完全予約制、土日も営業。
見出しとリンク:「## メニューと料金」の下に施術メニューと料金表のページ、「## 院について」の下にアクセス・院長の紹介・よくある質問のページ。
書かないもの:予約システムの管理画面、キャンペーンの一時的なページ。

書くときのポイント

  • いちばん大事な情報を上に書く。 何の事業か、どこにあるか、誰がやっているか
  • 説明は短く、具体的に。 「丁寧な対応」ではなく「料金は5万円から」「平日9時〜18時」
  • 専門用語は言い換えるか、補足する
  • 載せるのは公開してよいページだけ。 社内用のページや、検索に出したくないページのURLは書かない
  • ホームページの内容と食い違わないようにする。 料金や住所を変えたら、llms.txtも直す

作り方と設置方法

WordPressの場合

使っているプラグイン状態やること
All in One SEO最近の版では、最初から有効になっていることが多い「All in One SEO → サイトマップ → LLMs.txt」で中身を確認。不要ならオフにできる
Yoast SEO設定でオンにする「Yoast SEO → 設定 → サイトの機能」の中の llms.txt をオン
どちらも使っていない—専用のプラグイン(Website LLMs.txt など)を入れるか、手で作ってアップロード

All in One SEOで自動作成を有効にしたまま、自分で作ったファイルをアップロードすると、ぶつかることがあります。手で作る場合は、先にプラグイン側の機能をオフにしてください。

All in One SEOが作るllms.txtの中身と設定の詳細は、All in One SEOのllms.txtの記事で説明しています。

Wixの場合

Wixは、ネットショップ向けの有料プランなど条件を満たすサイトで、llms.txtを自動で作ります。管理画面から中身を編集でき、編集すると自動更新は止まります。編集したあとは、料金やページを変えたときに自分で直す必要がある点に注意してください。

手で作る場合(どのホームページでも)

  1. メモ帳などで、上の見本の形でファイルを作る
  2. 保存するときの文字コードを UTF-8 にする(文字化けを防ぐため)
  3. ファイル名を llms.txt にする
  4. サーバーの、index.html や robots.txt と同じ場所(いちばん上の階層)にアップロードする
  5. ブラウザで https://自分のドメイン/llms.txt を開いて、日本語が正しく表示されるか確認する

手で作るときによくある失敗

  • Windowsのメモ帳で「ANSI」や「Shift_JIS」のまま保存して、日本語が文字化けする
  • ファイル名が llms.txt.txt になっている(拡張子が隠れている設定のパソコンで起きやすい)
  • サブフォルダ(/blog/llms.txt など)に置いてしまい、決まった場所にない
  • プラグインの自動作成と手作りのファイルが両方あり、どちらが表示されているか分からない

自分のサイトに llms.txt があるか確かめる手順

自分で作った覚えがなくても、プラグインが作っていることがあります。次の手順で確かめてください。

  1. ブラウザで https://自分のドメイン/llms.txt を開く
  2. 「見つかりません」やトップページが表示されたら、llms.txtはありません
  3. 文字が表示されたら、1行目のサイト名・概要・リンクの中身を読む
  4. 料金や住所が古くないか、載せたくないページがないかを見る
  5. 日本語が文字化けしていたら、プラグインの設定か、ファイルの文字コードを直す

llms.txtの確認チェックリスト

  • 1行目のサイト名が、正しい屋号・会社名になっている
  • 概要に「何の事業か」「どこにあるか」が書かれている
  • リンクの一覧が空ではない
  • 料金・住所・営業時間が、ホームページと同じ
  • 社内用のページや、検索に出したくないページが載っていない
  • 日本語が文字化けしていない

置くときの注意点

  • 置いただけでAIに紹介されるわけではない。 上で見たとおり、効果の裏付けはまだありません
  • 古い情報を放置しない。 料金や営業時間が古いままだと、かえって誤解のもとになります
  • 自動作成のファイルも一度は中身を見る。 中身が空だったり、見せたくないページが載っていたりすることがあります
  • robots.txtの代わりにはならない。 AIのクローラーを止めたいなら robots.txt で
  • llms.txtに時間をかけるより、先にやることがある(次の章)

llms.txtより先にやるべきこと

AIが回答を作るときに読んでいるのは、llms.txtではなく、ホームページの本文と構造化データです。2026年10月2日に見直した採点基準で、22業種・2,296件の公式サイトを再診断すると、次の項目が不足していました。

項目不足していたサイトllms.txtとの比較
運営者の構造化データ(名称・所在地・電話などをAIが読む書式で)97%llms.txtより直接AIに伝わる
質問に答える形の見出し(「費用はいくら?」など)91%AIが回答に使いやすい
見出しの直後の短い答え83%AIが答えの部分を見つけやすい
プライバシーポリシーなどの表記50%運営者の信頼性の判断材料
会社概要の中身(名称・所在地・連絡先・実績を文章で)48%AIが運営者を確かめる材料

どれも、llms.txtより確実にAIに届く項目です。llms.txtを作る時間があるなら、まず運営者の構造化データと、質問に答える見出しを整えるほうが、効果の裏付けがある分だけ確実です。

優先順位の目安

  1. AIや検索のクローラーを止めていないか(robots.txt)
  2. 運営者の情報(会社概要と構造化データ)
  3. 質問に答える見出しと、その直後の短い答え
  4. llms.txt(プラグインで自動作成されるなら、中身の確認だけ)

運営者の構造化データの書き方はOrganizationの構造化データの記事で、よくある質問の作り方はFAQの構造化データの記事で説明しています。屋号・住所・電話番号を入れるだけで構造化データを作れるツールも用意しています。

構造化データ作成ツールを使う(無料)

よくある質問

llms.txtを置くと、SEO(Googleの検索順位)に影響しますか?

影響しません。Googleはllms.txtを検索順位の判断に使っていません。置いても順位は上がらず、置かなくても下がりません。

llms.txtがないと、ChatGPTに紹介されませんか?

いいえ。ChatGPTの検索機能は、Bingの検索結果とOpenAIのクローラーが読んだページの本文を使っています。llms.txtがなくても、ページが読める状態で中身がしっかりしていれば紹介されます。

WordPressで勝手に作られていました。消したほうがいいですか?

消す必要はありません。ただ、一度ブラウザで開いて、中身が空になっていないか、載せたくないページがないか、日本語が文字化けしていないかを確認してください。問題があれば、プラグインの設定で直すかオフにします。

llms-full.txtも作ったほうがいいですか?

小さな会社のホームページでは不要です。ページ数が多い説明書や技術文書のサイト向けの仕組みです。

どんなサイトなら作る価値がありますか?

ページ数が多く、AIに読んでほしいページがはっきりしているサイト(ソフトウェアの説明書、ヘルプセンターなど)です。あとは、手間がほとんどかからない場合(プラグインで自動作成される場合)は、置いておいて損はありません。

llms.txtの作成を業者に頼むと、いくらかかりますか?

数万円程度の見積もりを見かけますが、作業そのものは数十分で終わります。小さな会社なら、自分で作るか、プラグインの自動作成で十分です。費用の相場はLLMO対策の費用相場の記事でまとめています。

まとめ

llms.txtについて、小さな会社が押さえておきたいことをまとめます。

この記事のまとめ

  • llms.txtは、AIにサイトの要点と大事なページを案内するためのファイル。2024年9月に提案された
  • Googleは「AI機能のために作る必要はない」と公式に書いている。主要なAIの会社も、一般サイトのllms.txtを回答に使うとは発表していない
  • 472の公式サイトを調べると、置いていたのは59件(12.5%)。多くはAll in One SEOなどが自動で作ったもので、運営者が意識して置いたものは少なかった
  • 置いているサイトの点数が高く見えたのは、同じプラグインが構造化データも入れているため。llms.txtそのものの効果ではない
  • 自動で作られたファイルは、中身が空・文字化け・情報が古い、がないか一度は確かめる
  • 先に整えるべきなのは、運営者の構造化データ・質問に答える見出し・会社概要

自分のサイトでどの項目が足りないかは、選ばれるAI診断で確かめられます。URLを入れるだけで、22項目の判定と理由を無料で確認できます。llms.txtがあるかどうかも、参考として表示します。

自分のサイトを、無料で診断する

参考にした資料

調査の方法:2026年9月、選ばれるAI診断で診断した税理士事務所・整体院・工務店・歯科医院・クリニックの公式サイト472件(重複を除く)について、/llms.txt と /robots.txt を取得して集計しました。HTMLのページが返ってきたもの(ファイルがない場合にトップページなどを返すサイト)は「なし」として数えています。「llms.txtより先にやるべきこと」の表は、2026年10月2日に見直した採点基準で、22業種の公式サイト2,296件を再診断した結果です。個別のサイト名は公開していません。

※2026年10月2日に、選ばれるAI診断の採点基準と配点を見直しました(運営者の構造化データは6種類すべて、質問の見出しは3個以上、見出し直後の答えは7割以上で合格にし、これらの配点を上げました)。この記事の「llms.txtのあり・なしで比べた平均点と項目ごとの割合」は見直し前の基準によるもので、現在の診断では同じサイトでも10〜20点ほど低く出ます。