「検索エンジンがサイトをインデックスしないようにする」の外し忘れ|Googleにも AIにも出なくなる設定【確認は1分】
公開日: / 更新日: / カテゴリ: WordPress / 執筆: エラバレル

「ホームページを公開して何か月もたつのに、店の名前で検索しても出てこない」「制作会社に作ってもらったけれど、検索よけの設定を外したか分からない」。WordPressでホームページを作った方から、こうした相談を受けることがあります。
先に結論をお伝えします。WordPressの管理画面の「設定 → 表示設定」にある「検索エンジンがサイトをインデックスしないようにする」にチェックが入っていると、サイトの全ページに「検索結果に載せないでください」という指定(noindex)が入ります。Google検索にも、GoogleのAIによる概要にも出なくなり、ChatGPTなどのAIからも見つけにくくなります。
選ばれるAI診断の調査では、この状態のサイトは多くはありませんでした。ただ、入っているサイトは検索からの集客がほぼ止まります。制作中に入れて、公開後に外し忘れる事故がよく起きる設定です。確認は1分でできるので、WordPressを使っているなら今すぐ見てください。
この記事では、このチェックで何が起きるのか、確認の方法、外したあとにやること、制作中のサイトを安全に隠す方法までをまとめて説明します。
この記事でわかること
- 「検索エンジンがサイトをインデックスしないようにする」で何が起きるのか
- 以前のWordPressとの違い(robots.txtを見ても分からない理由)
- 管理画面とページのソースでの確認の手順
- 外し忘れが起きやすいタイミングと、調査で分かった頻度
- チェックを外したあとにやること
- 制作中のサイトを、検索から安全に隠す方法
「検索エンジンがサイトをインデックスしないようにする」とは?
この設定は、WordPressに最初から入っている機能です。「インデックス」とは、検索エンジンがページを読み取って、検索結果に出せるように登録することを指します。つまり、このチェックは「このサイトを検索エンジンに登録しないでください」というお願いをサイト全体に出す設定です。
制作中のサイトや、身内だけで使うサイトを、検索結果に出さないために用意されています。WordPressをインストールするときの画面にも同じ項目があり、そこでチェックを入れると、公開後もそのまま残ります。
このチェックで何が起きるのか
| 項目 | チェックが入っていると |
|---|---|
ページの <head> | <meta name='robots' content='noindex, nofollow' /> が全ページに入る |
| Google検索 | 検索結果から外れる(すでに載っていたページも、読み直されると消える) |
| GoogleのAIによる概要・AIモード | 出典として使われない |
| ChatGPT・Perplexityなどの検索 | 検索エンジンに登録されないため、見つけにくくなる |
| robots.txt | 今のWordPressでは変わらない(以前の版では Disallow: / が書かれた) |
WordPressの説明にも「このリクエストを尊重するかどうかは検索エンジンの設定によります」とありますが、GoogleやBingなど主要な検索エンジンは、noindexの指定に従います。
AI検索の多くは、Google・Bingなどの検索エンジンに登録されたページや、検索用のクローラーが集めたページをもとに回答を作ります。検索エンジンに登録されないサイトは、AIの回答の出典にもなりにくいと考えてください。
noindex と nofollow の意味
noindex は「このページを検索結果に載せないで」、nofollow は「このページにあるリンクをたどらないで」という指定です。このチェックを入れると両方が入るため、検索結果に出ないだけでなく、サイトの中のほかのページも見つけてもらいにくくなります。
以前のWordPressとの違い
WordPress 5.3より前は、このチェックを入れると robots.txt に Disallow: / が書かれる仕組みでした。今は、各ページに noindex のタグを入れる仕組みに変わっています。そのため、robots.txt を見ても分からないことに注意してください。
インターネット上の古い解説には「robots.txtを確認すれば分かる」と書かれているものがありますが、今のWordPressでは当てはまりません。確認するときは、必ずページのソースで noindex を探してください。robots.txtの見方はrobots.txtの確認方法の記事で説明しています。
確認の方法
確認の方法は2つあります。管理画面にログインできるなら1つ目、ログインできない(制作会社が管理している)なら2つ目で確かめられます。
1. 管理画面で確認する
- WordPressの管理画面 → 設定 → 表示設定
- 下のほうの「検索エンジンでの表示」の「検索エンジンがサイトをインデックスしないようにする」を見る
- チェックが入っていたら外して、「変更を保存」
チェックが入っていると、管理画面のダッシュボードの「概要」に「検索エンジンでの表示オフ」と表示されることもあります。
2. 公開中のページで確認する
- トップページを開いて、右クリック →「ページのソースを表示」(Ctrl + U)
- Ctrl + F で
noindexを検索する <meta name='robots' content='noindex, nofollow'が見つかったら、検索に載らない状態
SEOプラグインのページ別の設定で noindex になっている場合も、ここで見つかります。noindexの確認方法の全体は、noindexの確認方法の記事で詳しく説明しています。
SEOプラグインのページ別設定も見落とさない
表示設定のチェックが外れていても、Yoast SEOやAll in One SEOなどのページ別の設定で「検索結果に表示しない」になっていると、そのページには noindex が入ります。トップページだけでなく、料金・アクセス・よくある質問など大事なページも、ソースで noindex がないか確かめてください。
3. Search Consoleで確認する
Google Search Consoleに登録しているなら、「URL検査」にトップページのURLを入れると、「インデックス登録が許可されているか」が表示されます。「'noindex' タグによって除外されました」と出ていたら、noindex が原因で検索に載っていません。
WordPressの検索設定チェックリスト
- 「設定 → 表示設定」のチェックが外れている
- ダッシュボードに「検索エンジンでの表示オフ」と出ていない
- トップページのソースに
noindexがない - 料金・アクセスなど大事なページのソースにも
noindexがない - Search Consoleの「URL検査」で、インデックス登録が許可されている
選ばれるAI診断でも、URLを入れるだけで、noindexが入っていないか、robots.txtで検索やAIのクローラーを止めていないかを確認できます。
自分のサイトを、無料で診断するどれくらいの頻度で起きているか
選ばれるAI診断が2026年9〜10月に、7業種814の公式サイトを調べたところ、トップページに noindex が入っていたのは2件でした。数は少ないですが、入っているサイトは検索からの集客がほぼ止まります。
調査の結果
- 7業種814件のうち、トップページに noindex が入っていたのは2件
- 2026年10月2日に見直した採点基準で22業種2,296件を再診断すると、「検索に載せない設定になっていないか」で不足となったのは1%未満。業種別に見ると、旅館・ホテル・保険代理店・英会話教室では2%あった
- 再診断した2,296件のうち、WordPressで作られていたのは1,134件。半分近くのサイトが、この設定を持っている
特に起きやすいのは、次のようなタイミングです。
| タイミング | 起きること |
|---|---|
| ホームページを新しく作った | 制作中に入れたチェックを、公開のときに外し忘れる |
| リニューアルした | テスト用のサイトの設定を、本番にそのまま持ち込む |
| 引っ越し(サーバーの移転)をした | テスト環境で入れたチェックが、データと一緒に移る |
| 制作会社に任せている | 公開前の「検索よけ」を外したか、誰も確認していない |
制作会社に作ってもらった場合は、公開のあとに一度、自分で確認しておくと安心です。リニューアルのときの注意点は、ホームページのリニューアルとAI検索の記事でもまとめています。
外し忘れに気づくきっかけの例
〇〇整骨院:公開から3か月たっても、院の名前で検索して出てこない。ソースを見ると noindex が入っていた。
〇〇設計事務所:リニューアル後、検索からの問い合わせが急に止まった。テスト環境でチェックを入れたまま、データごと本番に移していた。
どちらも、表示設定のチェックを外し、Search Consoleで登録をリクエストして解決しました。
外したあとにやること
チェックを外しただけでは、すぐに検索結果に戻るわけではありません。検索エンジンにページを読み直してもらうために、次の順番で進めてください。
- キャッシュを消す:キャッシュ系のプラグインやサーバーのキャッシュを使っていると、noindexの入った古いページが出続けることがある
- ページのソースで消えたことを確認する
- Search Consoleで登録をリクエストする:「URL検査」にトップページを入れて「インデックス登録をリクエスト」
- サイトマップを送り直す:Search Consoleの「サイトマップ」から(WordPressのサイトマップについてはWordPressのサイトマップの記事を参照)
- Bingにも知らせる:Bing Webmaster Toolsに登録しているなら、URLの送信を使う(Bing Webmaster Toolsの記事)
検索結果に戻るまで、数日から数週間かかります。
Bingへの連絡も忘れずに
ChatGPTの検索は、Bingの検索結果も使っています。Googleだけでなく、Bingにも読み直してもらうと、AIの回答に戻るきっかけが増えます。Bing Webmaster Toolsは無料で使え、Search Consoleの登録内容を取り込んで始めることもできます。
Search Consoleに登録していない場合
Search Consoleに登録していなくても、チェックを外せば、検索エンジンはいずれページを読み直します。ただ、時間がかかることがあるので、この機会に登録しておくのがおすすめです。登録すると、noindexなどの問題が起きたときに、メールで知らせてもらえるようになります。
検索に出ているかを、自分で確かめる方法
Search Consoleに登録していなくても、Googleに登録されているかは、検索窓でおおまかに確かめられます。
- Googleの検索窓に
site:自分のドメイン(例:site:example.com)と入れて検索する - 自分のサイトのページが一覧で出れば、Googleに登録されている
- 「一致する情報は見つかりませんでした」と出たら、登録されていない可能性が高い
site: の検索結果に出るページの数は目安で、正確な数ではありません。ただ、1件も出ない場合は、noindexやrobots.txtの設定、公開してからの日数などを疑うきっかけになります。BingでもGoogleと同じように site: で確かめられます。
検索に出ないとき、ほかに疑うこと
表示設定のチェックが外れているのに検索に出ない場合は、次の原因も考えられます。
| 原因 | 確かめ方 | 関連する記事 |
|---|---|---|
| SEOプラグインのページ別の noindex | ページのソースで noindex を検索 | noindexの確認方法 |
robots.txt で Disallow: / | /robots.txt を開いて確認 | robots.txtの確認方法 |
| canonical が別のページや別のドメインを指している | ソースで canonical を検索 | canonicalの確認方法 |
| サーバーやCloudflareでクローラーを止めている | サーバーの管理画面を確認 | AIの遮断の記事 |
| 公開して間もない | 数日〜数週間待ち、Search Consoleで登録をリクエスト | — |
原因は1つとは限りません。上から順に確かめ、見つかったものはすべて直してください。特に、制作会社がテスト環境で作ったサイトを公開した場合は、表示設定のチェックとあわせて、canonicalがテスト環境のドメインのままになっていないかも確かめてください。どちらも、テスト環境の設定を本番に持ち込んだときに起きやすい間違いです。
公開前のサイトを検索から隠したいとき
制作中のサイトを検索から隠したいなら、このチェックより確実な方法があります。
| 方法 | 仕組み | 外し忘れたとき |
|---|---|---|
| ベーシック認証(IDとパスワード) | 関係者以外は見られず、検索エンジンにも読まれない | 誰も見られないので、すぐ気づく |
| メンテナンスモードのプラグイン | ログインしていない人には「準備中」を出す | 「準備中」の表示で気づける |
| 表示設定のチェック | 全ページに noindex を入れる | 見た目は普通なので、気づきにくい |
表示設定のチェックは、サイトの見た目が普通のままなので、外し忘れても誰も気づきません。ベーシック認証やメンテナンスモードなら、外し忘れると誰もサイトを見られないので、すぐに気づけます。
チェックを使う場合は、公開の手順書に「表示設定のチェックを外す」を必ず入れておきます。
制作会社に頼むときは、公開の確認項目に入れてもらう
制作を依頼するときは、「公開のときに、検索よけの設定を外したことを確認して報告してください」と頼んでおくと安心です。制作会社に頼むときに確認しておきたいことは、ホームページ制作会社にLLMO対策を頼む前に確認することの記事でもまとめています。
制作会社に任せている場合の確かめ方
WordPressの管理画面に自分でログインできない場合や、更新を制作会社に任せている場合でも、ページのソースで noindex を探す方法なら自分で確かめられます。もし noindex が見つかったら、次のように具体的に伝えると、話がスムーズに進みます。
- どのページで見つかったか(トップページのURLなど)
- ソースに書かれていた内容(
<meta name='robots' content='noindex, nofollow') - お願いしたいこと(「設定 → 表示設定」のチェックを外すこと、SEOプラグインのページ別の設定の確認)
あわせて、「今後、公開やリニューアルのときに、検索よけの設定を外したか確認してほしい」と伝えておくと、同じ事故を防げます。
テスト環境を使うときの注意
サーバーによっては、本番のサイトをそのまま複製して、テスト用のサイト(ステージング環境)を作れる機能があります。テスト用のサイトでは検索よけのチェックを入れ、確認が終わったら本番に反映する、という使い方をすることがあります。
このとき、テスト用のサイトの設定ごと本番に反映すると、チェックが入ったままになることがあります。本番に反映したあとは、必ず管理画面の「設定 → 表示設定」と、トップページのソースを確かめてください。本番に反映する作業の手順書があるなら、最後の確認項目として書き加えておきましょう。
よくある質問
チェックを外したのに、検索に出てきません。
Googleがページを読み直すまで時間がかかります。Search Consoleで登録をリクエストし、数日〜数週間待ってください。ソースに noindex が残っていないかも確認してください(SEOプラグインのページ別設定が原因のこともあります)。
SEOプラグインを使っていても、このチェックは効きますか?
効きます。SEOプラグインの設定とは別に、WordPress本体の設定として全ページに noindex が入ります。
一部のページだけ検索から外したい場合は?
このチェックはサイト全体に効きます。一部のページだけなら、SEOプラグインのページ別の設定で noindex にしてください。
robots.txt に何も書かれていなければ、検索に出る状態ですか?
robots.txtだけでは分かりません。今のWordPressは、このチェックを robots.txt ではなくページのタグで反映します。robots.txtが問題なくても、ページのソースに noindex がないかを必ず確かめてください。
チェックが入っていた期間が長いと、元に戻るまで時間がかかりますか?
外したあとに検索エンジンが読み直せば、登録されるようになります。ただ、ページ数が多いサイトは、全部が読み直されるまで時間がかかります。トップページと大事なページから、Search Consoleで登録をリクエストしてください。
このチェックを入れると、AIの学習用のクローラーも止まりますか?
止まるとは限りません。このチェックは「検索結果に載せないで」という指定で、AIの学習用のクローラー(GPTBotなど)を止める設定ではありません。AIの学習だけを止めたい場合は、robots.txtで学習用のクローラーを指定します。検索まで止めてしまうこのチェックを、AI対策の代わりに使うのはおすすめしません。AIのクローラーの種類はAIクローラー一覧の記事で説明しています。
Search Consoleに登録しようとしたら、うまくいきません。
Search Consoleの登録(所有権の確認)は、noindexが入っていてもできます。うまくいかない場合は、確認用のタグやファイルの置き方を見直してください。SEOプラグインの多くには、確認用のコードを貼る欄があります。
まとめ
WordPressの検索よけの設定と、外し忘れの確認方法をまとめます。
この記事のまとめ
- 「検索エンジンがサイトをインデックスしないようにする」にチェックが入っていると、全ページに noindex が入り、検索にもAIの回答にも出なくなる
- 今のWordPressでは robots.txt ではなくタグで止めるので、robots.txt を見ても分からない
- 管理画面の「設定 → 表示設定」と、ページのソースの noindex で確認できる
- 外し忘れは、新しく作ったとき・リニューアル・サーバーの移転・制作会社に任せたときに起きやすい
- 外したら、キャッシュを消し、Search Consoleで登録をリクエストし、サイトマップを送り直す。Bingにも知らせる
- 制作中のサイトを隠すなら、ベーシック認証やメンテナンスモードのほうが外し忘れに気づきやすい
検索よけの設定のほかにも、AIや検索エンジンに読まれにくい原因が残っていないか確かめておきましょう。選ばれるAI診断なら、URLを入れるだけで、22項目の判定と理由を無料で確認できます。
自分のサイトを、無料で診断する参考にした資料
調査の方法:2026年9〜10月、選ばれるAI診断で診断した7業種の公式サイト814件のトップページを取得し、robots メタタグを集計しました。あわせて、2026年10月2日に見直した採点基準で再診断した22業種2,296件の結果から、「検索に載せない設定になっていないか」の不足の割合と、WordPressで作られたサイトの件数を示しています。個別のサイト名は公開していません。