AIで書いた記事をWordPressに自動投稿する方法と、やってはいけない使い方【安全な手順つき】
公開日: / カテゴリ: WordPress入稿 / 執筆: エラバレル

「ChatGPTで記事の下書きは作れるようになったけれど、WordPressに入れる作業が面倒」「AIで書いた記事を自動で投稿したいが、Googleの評価が下がらないか心配」。ブログやオウンドメディアの運営者から、こうした相談が増えています。
先に結論をお伝えします。AIで書いた記事をWordPressに投稿すること自体は、問題ありません。 Googleは、記事をAIで書いたか人が書いたかよりも、読む人の役に立つ中身かどうかを見ると説明しています。一方で、人が確認しないまま大量に自動公開する使い方は、検索エンジンのスパムのルールに触れるおそれがあり、事実の間違いもそのまま世に出てしまいます。
おすすめは、「AIが書く」と「公開する」の間に、必ず人の確認を挟む形です。確認のあとの入稿や予約の作業は、自動にしてかまいません。
この記事では、AIで書いた記事をWordPressに投稿する4つの方法、Googleの考え方、やってはいけない使い方、人の確認を挟んで安全に自動投稿する流れまでを説明します。
この記事でわかること
- AIで書いた記事を自動投稿する流れと、4つの方法の比較
- GoogleはAIで書いた記事をどう見ているか
- やってはいけない使い方7つ
- 公開前に人が確認すべき項目
- Googleドキュメントを「確認の場」にして、入稿だけ自動にする手順
- 公開後にやること
AIで書いた記事の自動投稿とは?
AIで書いた記事をWordPressで公開するまでには、大きく4つの段階があります。
- 書く:ChatGPTなどのAIに、記事の下書きを書いてもらう
- 確かめる:内容が正しいか、読みやすいかを確認し、直す
- 入れる(入稿):WordPressに記事を入れ、見出し・画像・カテゴリなどを整える
- 公開する:すぐに公開するか、日時を決めて予約する
「自動投稿」と一口に言っても、どこまでを自動にするかで、やり方も危なさも大きく変わります。まずは、自分がどこを自動にしたいのかをはっきりさせましょう。
| 自動にする範囲 | 内容 | 危なさ |
|---|---|---|
| 入稿と公開だけ | 人が確認した原稿を、自動でWordPressに入れて予約する | 低い |
| 書くことと入稿 | AIが書いた原稿を、人が確認してから公開する | 確認次第 |
| 全部 | AIが書いた記事を、人が見ないまま自動で公開する | 高い |
この記事でおすすめするのは、いちばん上の「入稿と公開だけを自動にする」形です。確認に時間をかけ、手作業でしかできないことに人の時間を使い、決まった作業は機械に任せる、という分け方です。
AIで書いた記事を投稿する4つの方法
方法1:AIの画面からコピーして貼り付ける
ChatGPTなどの画面で書いてもらった文章をコピーし、WordPressの編集画面に貼り付ける方法です。いちばん手軽ですが、次の手間がかかります。
- 見出しが、ただの太字や記号(「##」など)のまま貼り付けられることがある
- 表が崩れることがある
- 画像は別に用意して、1枚ずつ入れる必要がある
- カテゴリ・アイキャッチ・スラッグなどの設定は、1本ずつ手で入れる
記事が月に数本なら、この方法で十分です。貼り付けで崩れないコツは、ChatGPTで書いた記事をWordPressに投稿する手順の記事で説明しています。
方法2:AIで記事を作って投稿まで行うプラグイン
WordPressの中で、AIに記事を書かせ、そのまま投稿まで行うプラグインがあります。題名や言葉を入れるだけで記事ができるので手軽ですが、人が確認する前に公開される設定になっていないかに注意が必要です。使う場合は、必ず「下書き」で保存される設定にして、人が確認してから公開します。
また、プラグインによっては、AIのサービスの利用料が別にかかったり、外部のサービスのAPIキー(利用のための鍵)を登録したりする必要があります。入れる前に、何にいくらかかるのか、WordPressのどの情報を外部に送るのかを確かめておきましょう。
方法3:プログラムでAIとWordPressをつなぐ
AIのAPI(プログラムから使うための窓口)と、WordPressのREST API(外から記事を作るための窓口)をつなぐプログラムを書けば、記事の作成から投稿までを自動にできます。自由度は高いですが、プログラムを書いて保守する手間がかかります。WordPressやAIのサービスの仕様が変わると、プログラムも直す必要があります。
この方法でも、記事の状態を「下書き」で送るようにしておけば、人が確認してから公開する流れを作れます。プログラムで「公開」まで一気に行うのは、確認の手順を別に用意できる場合だけにしてください。WordPress側の仕組みはWordPress REST APIで記事を投稿する方法の記事で説明しています。
方法4:Googleドキュメントで確認してから、変換して送る
AIが書いた下書きをGoogleドキュメントに移し、人が確認・修正してから、変換サービスでWordPressに送る方法です。確認の場(Googleドキュメント)と入稿の自動化が分かれているので、人の確認を飛ばさずに、入稿の手間だけ減らせます。
| 方法 | 手軽さ | 人の確認 | 入稿の手間 | 向いている人 |
|---|---|---|---|---|
| 1. コピーして貼り付け | とても手軽 | しやすい | 多い | 月に数本の人 |
| 2. AI投稿プラグイン | 手軽 | 設定次第で飛ばしやすい | 少ない | 下書き保存で使える人 |
| 3. プログラムでつなぐ | 難しい | 作り次第 | 少ない | プログラムを書ける人 |
| 4. ドキュメントで確認して変換 | 手軽 | しやすい | 少ない | 本数が多く、確認もしたい人 |
GoogleはAIで書いた記事をどう見ているか
Googleは、2023年に「AIで作られたコンテンツについての考え方」を公表しています。要点は次のとおりです。
- 作り方より、中身の質を見る:AIを使ったかどうかではなく、読む人の役に立つ、信頼できる内容かどうかを評価する
- 検索順位を操作する目的での自動生成はスパム:読む人のためではなく、検索に出すことだけを目的にして、AIで大量にページを作ることは、スパムのルールに反する
さらにGoogleは、2024年にスパムのルールを見直し、「大量生成されたコンテンツの不正使用」をはっきり禁止しました。これは、AIか人かを問わず、読む人の役に立たないページを、検索順位のために大量に作ることを指します。
たとえば、「〇〇市 外壁塗装」「△△市 外壁塗装」「□□町 外壁塗装」のように、地名だけを入れ替えた中身のほぼ同じ記事を、AIで何百本も作って公開するのは、この典型です。読む人にとっては、どの記事を読んでも同じことしか書かれていません。一方で、地域ごとに本当に違う情報(施工の実例、その地域の気候に合った塗料の選び方など)を書いた記事なら、本数が多くても問題にはなりません。違いは、本数ではなく、1本ごとに読む価値があるかどうかです。
「AIで書いたからダメ」ではない
Googleのルールが問題にしているのは、AIを使ったことではなく、「中身のない記事を大量に作ること」です。逆に言えば、人がきちんと確認し、経験や独自の情報を足した記事なら、AIで下書きを作っても問題はありません。大事なのは、公開する前に人が責任を持って確かめることです。
役に立つ記事の考え方は、E-E-A-Tを整える方法の記事でも説明しています。
やってはいけない使い方7つ
AIで書いた記事の、やってはいけない使い方
- 人が読まずに、自動で公開する:事実の間違いや、意味の通らない文がそのまま公開される
- 検索されそうな言葉ごとに、似た記事を大量に作る:スパムのルールの「大量生成されたコンテンツの不正使用」に当たるおそれがある
- ほかのサイトの記事を、AIで書き換えて公開する:元の記事の著作権を侵すおそれがあり、読む人にとっても新しい情報がない
- 健康・お金・法律の情報を、確認せずに出す:間違いが人の暮らしに大きな影響を与える分野は、特に専門家の確認が必要
- 実在しない専門家の名前を著者にする:架空の監修者や経歴は、読む人をだますことになる
- 体験談を作る:「実際に使ってみたら」のような体験を、AIに作らせて本当のように書く
- 料金・日付・制度を確かめずに載せる:AIは古い情報や、ありそうな数字を書くことがある
特に気をつけたいのは、AIがもっともらしい間違いを書くことです。存在しない統計、古い料金、実在しない法律の名前などを、自然な文章で書いてしまうことがあります。読んだだけでは気づきにくいので、数字や固有名詞は、必ず元の資料で確かめてください。間違った情報を公開すると、読んだお客さんに迷惑がかかるだけでなく、その記事を参考にしたAIが、さらに間違いを広げてしまうこともあります。
安全に自動投稿する流れ
人の確認を挟みながら、作業の手間を減らす流れは次のとおりです。
- 構成を決める:記事で答える質問、結論、入れたい自社の情報(料金・事例・実績)を、人が決める
- AIに下書きを書いてもらう:構成と、入れたい情報を渡して書いてもらう
- Googleドキュメントに移す:下書きをGoogleドキュメントに貼り、見出しを「見出し2」「見出し3」のスタイルに整える
- 人が確認して直す:事実、数字、言い回し、自社ならではの情報を確認し、足りない経験や事例を書き足す
- 画像を入れる:自分で撮った写真や、使ってよい画像を入れる
- 記事の設定を書く:題名・スラッグ・カテゴリ・公開日などを決める
- WordPressに入れて予約する:ここは自動にしてかまわない
- 公開後に見直す:表示の崩れや、リンク切れがないかを確かめる
記事の構成の作り方は、記事の構成案テンプレートの記事で紹介しています。
AIへの頼み方で、確認の手間は変わる
AIに「〇〇について記事を書いて」とだけ頼むと、どこにでもある一般論の記事になりがちで、確認と書き足しに時間がかかります。最初の頼み方を工夫すると、あとの確認がぐっと楽になります。
AIへの頼み方の例
次の条件で、ブログ記事の下書きを書いてください。
・読者:〇〇市に住む、初めて外壁塗装を考えている40〜60代の人
・結論:塗り替えの目安は築10〜15年。まずは劣化の状態を見てから決める
・見出し:「外壁塗装はいつやればいい?」「費用はどれくらい?」「業者の選び方は?」「よくある質問」の順
・入れる情報:当社の施工の流れ(下に貼ります)、保証の内容(下に貼ります)
・決まり:です・ます調。数字や統計は書かず、必要な箇所は【要確認】と書いておく
ポイントは、数字や統計をAIに作らせないことです。「必要な箇所は【要確認】と書く」と頼んでおけば、確認するときに、人が調べて埋めるべき場所がすぐに分かります。自社の料金や施工の流れなど、正しい情報は、最初から貼って渡します。
AIに渡してはいけない情報
お客さんの名前・住所・相談の中身など、個人の情報は、AIのサービスに入力しないでください。サービスによっては、入力した内容がAIの改善に使われることがあります。事例を書くときは、個人が分からない形に直してから渡します。
AIの下書きに、人が足すべき情報
AIの下書きは、文章の形は整っていても、その会社にしか書けない情報が入っていません。読む人にとっても、検索エンジンやAI検索にとっても、記事の価値を決めるのはこの部分です。確認のときに、次の情報を足してください。
| 足す情報 | 例 | なぜ大事か |
|---|---|---|
| 実際の経験 | 「去年、〇〇の相談が多かった」「現場でよくある失敗」 | AIは経験を持っていない |
| 自社の数字 | 料金、施工の件数、対応した地域 | AIは自社の数字を知らない |
| 写真 | 実際の店内、施工の前後、商品 | 本物であることが伝わる |
| 地域の事情 | 〇〇市の気候、地域の補助金の窓口 | 一般論との違いになる |
| お客さんの声 | よく聞かれる質問、相談のきっかけ | 読む人が自分ごとにしやすい |
この表の情報が1つも入っていない記事は、ほかのサイトにある記事と区別がつきません。AIに任せるのは文章の形まで、中身は人が足すと考えると、AIを使う意味がはっきりします。
公開前に人が確認する項目
- 数字・料金・日付・制度の名前を、元の資料で確かめた
- 存在しない統計や、出典の分からない数字が入っていない
- 自社の料金・事例・実績など、AIには書けない情報を足した
- 体験談や口コミを、作り話で書いていない
- ほかのサイトの文章と、ほぼ同じになっていない
- 健康・お金・法律の内容は、専門家が確認した
- 同じ言い回しの繰り返しや、意味の通らない文がない
- 著者の名前とプロフィールが正しい
Googleドキュメントを「確認の場」にする手順
確認の作業は、Googleドキュメントで行うのがおすすめです。共有して複数の人で確認でき、直した箇所も記録に残ります。
手順1:下書きをGoogleドキュメントに貼る
AIの画面から下書きをコピーし、新しいGoogleドキュメントに貼り付けます。見出しが記号のままになっている場合は、見出しの行を選んで、ツールバーのスタイルのメニューから「見出し2」「見出し3」を選び直します。
手順2:確認と修正は「提案モード」で
ほかの人に確認してもらう場合は、編集のメニューを「提案」に切り替えて直してもらうと、どこをどう直したかが残ります。直した内容を見て、承認するか相談するかを決められます。使い方はGoogleドキュメントの提案モードの記事で説明しています。
手順3:WordPressに入れる
確認が終わった原稿を、WordPressに入れます。手でコピーして貼り付けてもかまいませんが、見出しの付け直しや画像の入れ直しが必要になることが多い作業です。
この入稿の部分だけを自動にしたい場合は、私たちが運営しているドクポスも使えます。ドクポスは、GoogleドキュメントのURLを貼ると、WordPressの記事(下書き・予約・公開)を作るウェブサービスです。ドクポス自体はAIを使っておらず、文章を書き換えません。 人が確認して直したドキュメントのとおりに、見出し・太字・リンク・箇条書き・表・画像をWordPressのブロックに変換します。画像はメディアライブラリにアップロードした状態で入ります。
ドキュメントの先頭に「タイトル:」「スラッグ:」「カテゴリ:」「ステータス:予約」「公開日:2026-10-20 08:00」などを書いておけば、記事の設定と予約までまとめて入ります。1回で最大50本まで送れるので、確認が済んだ記事をまとめて予約できます。5記事まで、カード登録なしで試せます。
ドクポスを無料で試す確認はドキュメントで人が、入稿は自動で、と役割を分けると、AIを使っても質を落とさずに、作業時間だけを減らせます。
公開後にやること
- 表示を確かめる:スマホとパソコンで、見出し・表・画像が崩れていないか、【要確認】などの書き込みが残っていないか見る
- 検索での見え方を確かめる:Search Consoleで、記事がインデックスされているか、どんな言葉で表示されているかを見る
- 古くなったら直す:料金や制度が変わったら、記事を直して更新日を新しくする
- 読まれない記事を見直す:数か月たっても読まれない記事は、内容を足すか、ほかの記事とまとめることも考える
AIで書いた記事は、本数が増えやすいぶん、古くなった記事も増えやすくなります。公開して終わりではなく、定期的に見直す仕組みを作っておくことが大切です。
見直しの仕組みは、難しく考えなくてかまいません。表計算ソフトに、記事の題名・公開日・最後に見直した日・料金や制度など変わりやすい情報が入っているか、を並べておき、半年に1回、上から順に見直すだけでも十分です。読まれている記事から優先して見直すと、効果が出やすくなります。
なお、AIで記事を書くと、似た内容の記事を知らないうちに何本も作ってしまうことがあります。同じ質問に答える記事が複数あると、読む人も検索エンジンも、どれを見ればいいか迷います。見直しのときに似た記事が見つかったら、内容の濃いほうに1本にまとめることも考えてください。
よくある質問
AIで書いたことを、記事に書く必要はありますか?
日本で一般の記事にそれを義務づける決まりは、今のところありません。Googleは、読む人に役立つ場合は、どのように作ったかを説明することを勧めています。大事なのは、内容に責任を持つ人(著者や監修者)がはっきりしていることです。
AIで書いた記事は、検索順位が下がりますか?
AIで書いたことだけを理由に、順位が下がることはないとGoogleは説明しています。ただし、中身が薄い、間違いが多い、似た記事を大量に作っている、といった場合は、評価が下がるおそれがあります。
1日に何本まで公開しても大丈夫ですか?
決まった上限はありません。問題になるのは本数ではなく、1本ごとの中身です。人が確認できる本数を超えて公開しないことを、自分の決まりにするのがおすすめです。
AIで書いた記事に、画像もAIで作ったものを使っていいですか?
使ってかまいませんが、実際の店や商品の写真のように見える画像を、AIで作って本物のように載せるのは避けてください。店の様子や施工事例などは、実際に撮った写真を使うほうが、読む人にもAIにも信頼されます。
外注のライターがAIを使っていた場合はどうすればいいですか?
AIを使うこと自体を禁止するかどうかは、発注者が決めてかまいません。少なくとも、事実の確認と、ほかのサイトの文章の書き換えでないことは、発注の決まりに入れておきましょう。執筆の決まりの作り方はライター向けの執筆マニュアルのテンプレートの記事で紹介しています。
AIで書いた記事は、AI検索に引用されにくいですか?
書いた方法で決まるわけではありません。ChatGPTやGoogleのAIによる概要が引用しやすいのは、質問への答えがはっきり書かれていて、誰の情報かが分かる記事です。AIの下書きに、自社の数字や経験、著者の情報を足しておけば、引用される条件は人が書いた記事と変わりません。
自動投稿のプラグインを入れるとき、気をつけることは?
まず、AIが書いた記事が「公開」ではなく「下書き」で保存される設定にできるかを確かめます。また、AIのサービスの利用料が、記事の本数に応じてかかる場合があるので、料金の仕組みも確認してください。
まとめ
AIで書いた記事をWordPressに自動投稿するときの考え方をまとめます。
この記事のまとめ
- AIで書いた記事を投稿すること自体は問題ない。Googleは作り方より中身の質を見ている
- 人が確認しないまま大量に自動公開する使い方は、スパムのルールに触れるおそれがある
- 方法は、貼り付け・AI投稿プラグイン・プログラム・ドキュメントで確認して変換、の4つ
- 数字・料金・制度は必ず元の資料で確かめ、自社にしか書けない情報を足す
- 確認はGoogleドキュメントで人が行い、入稿と予約だけを自動にすると、質を落とさず手間を減らせる
- 公開後も、古くなった記事を定期的に見直す
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