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CSVでWordPressに記事を投稿する方法と注意点|見出し・画像が入らない問題の対処

公開日: / カテゴリ: WordPress入稿 / 執筆: エラバレル

CSVでWordPressに記事を投稿する方法と注意点|見出し・画像が入らない問題の対処

「記事をCSVにまとめて、WordPressに一気に入れたい」「CSVで取り込んだら、見出しも画像も消えて、文字だけのベタ打ちになった」。記事をまとめて入稿しようとして、こうした壁にぶつかる方は少なくありません。

先に結論をお伝えします。WordPressは、標準の機能ではCSVから記事を作れません。 CSVで投稿するには、CSVを読み込むプラグインを使います。そして、見出しや画像を入れたいなら、本文をHTMLで書いてCSVに入れる必要があります。CSVはただの文字の表なので、Wordやドキュメントの見た目(見出し・太字・画像)は、そのままでは運べないからです。

この記事では、CSVで投稿する手順、CSVの作り方、よく起きるトラブルの原因と対処、そしてCSV以外の方法との使い分けまでを説明します。

この記事でわかること

  • CSVでWordPressに投稿する仕組みと、標準機能でできないこと
  • CSVを読み込むプラグインを使った投稿の手順
  • CSVの列の作り方と、文字化けを防ぐ保存方法
  • 見出し・画像が入らない問題の原因と対処
  • CSVで予約投稿するときの注意
  • CSV以外の方法(REST API、Googleドキュメント連携)との比較

CSVでWordPressに投稿するとは?

CSVは「Comma Separated Values」の略で、項目をカンマ(,)で区切って並べた、文字だけの表のファイルです。Excelやスプレッドシートで作れて、1行が1記事、1列が1項目(題名、本文、カテゴリーなど)になります。

CSVで投稿するというのは、この表を読み込んで、1行ずつWordPressの記事として登録することです。数十本、数百本の記事を、1本ずつ管理画面に貼る手間を省けるのが利点です。

WordPressの標準の「インポート」はCSVに対応していない

WordPressの管理画面の「ツール」→「インポート」には、ほかのブログサービスやWordPressの書き出しファイル(XML形式)、RSSなどを読み込む道具が並んでいます。ただし、CSVを読み込む道具は標準では入っていません。CSVを使うなら、CSVの読み込みに対応したプラグインを追加します。

CSVで投稿するのが向いている場面

向いている向いていない
商品一覧や用語集など、形のそろった短いページを大量に作る見出し・表・画像がたくさん入る読み物の記事
別のシステムから書き出したデータを移すライターが書いた原稿をそのまま入れたい
本文をHTMLで用意できる人がいるHTMLを書ける人がいない

形がそろった「データ」の投稿には向いていますが、読み物の記事の入稿には、手間が残りやすい方法です。

たとえば、地域ごとの店舗のページを50件作る、用語集を200語分作る、といった場面では、題名と本文の形が決まっているので、Excelで表を作って一気に入れる方法が力を発揮します。一方で、ライターが書いた3,000字の記事に、見出しが10個、表が2つ、画像が5枚入っているような原稿は、CSVに入れる前にHTMLに書き直す作業が必要になり、かえって時間がかかることがあります。

先に「何を入れたいのか」を決める

CSVで投稿するかどうかは、記事の本数よりも、記事の形で決めるのが失敗しないコツです。形がそろった短いデータならCSV、見出しや画像の多い原稿なら別の方法と考えておくと、途中でやり直す手間を防げます。

CSVで投稿する手順

ここでは、CSVを読み込むプラグインを使う一般的な流れを説明します。プラグインによって画面の名前は違いますが、手順の考え方は共通です。

  1. バックアップを取る。 失敗したときに戻せるよう、サイトとデータベースのバックアップを取っておきます。
  2. プラグインを入れる。 管理画面の「プラグイン」→「新規追加」で、CSVの読み込みに対応したプラグイン(WP All Import など)を探して、インストールと有効化をします。
  3. CSVを用意する。 1行目に項目名、2行目から記事を1行ずつ書きます(次の章で詳しく説明します)。
  4. CSVを読み込む。 プラグインの画面でCSVファイルを選び、アップロードします。
  5. 列と項目を対応づける。 「この列が題名」「この列が本文」「この列がカテゴリー」のように、CSVの列をWordPressの項目に割り当てます。
  6. 少ない件数で試す。 いきなり全件を入れず、2〜3件だけのCSVで試して、表示を確かめます。
  7. 本番の読み込みをする。 問題がなければ、全件を読み込みます。状態は、まず「下書き」にしておくと安全です。
  8. 記事を確認する。 見出し・画像・リンク・カテゴリーが正しく入っているかを、何件か開いて確かめます。

「公開」で一気に入れない

CSVの読み込みで状態を「公開」にすると、間違いがあったまま、すべての記事が一度に公開されてしまいます。まずは「下書き」で入れて確認し、問題がないことを確かめてから公開に切り替えてください。

CSVの作り方

列の例

CSVの1行目には、項目名を書きます。よく使う列は次のとおりです。

列の名前の例中身書き方の例
title記事の題名WordPressの使い方
content本文(HTMLで書く)<h2>はじめに</h2><p>本文</p>
slugURLの末尾wordpress-howto
status状態draft(下書き)/publish(公開)/future(予約)
date公開日時2026-10-15 09:00:00
categoryカテゴリー使い方
tagsタグ初心者,WordPress
excerpt抜粋記事の短い説明

列の名前は、プラグインの画面で対応づけるので、自分で分かる名前でかまいません。

Excelで作るときは「CSV UTF-8」で保存する

日本語のCSVで最も多いトラブルが、文字化けです。Excelで普通に「CSV」として保存すると、日本語の文字コード(文字をコンピューターで扱うための決まり)がShift_JISになり、WordPress側で読めずに文字化けすることがあります。

Excelで保存するときは、ファイルの種類で「CSV UTF-8(コンマ区切り)」を選んでください。Googleスプレッドシートで作った場合は、「ファイル」→「ダウンロード」→「カンマ区切り形式(.csv)」で、UTF-8のCSVが書き出されます。

本文の中のカンマ・改行・ダブルクォート

CSVはカンマで区切るので、本文にカンマや改行が入ると、列がずれてしまいます。本文の列は、全体をダブルクォート(")で囲むのが決まりです。本文の中にダブルクォートが入る場合は、2つ重ねて("")書きます。Excelやスプレッドシートで作って書き出せば、この処理は自動でされますが、メモ帳などで手作りする場合は注意してください。

見出し・画像が入らない問題の原因と対処

CSVで投稿したときに最も多い悩みが、「見出しや画像が消えて、文字だけになった」というものです。

原因:CSVは「見た目」を運べない

Wordやドキュメントで付けた見出しや太字は、文字そのものではなく「見た目の情報」です。原稿をコピーしてExcelのセルに貼ると、この情報は消えて、ただの文字だけが残ります。WordPressに入ったときに、見出しも段落の区切りもない、ベタ打ちの記事になるのはこのためです。

対処1:本文をHTMLで書く

見出しや太字を残したいなら、本文をHTMLで書いてCSVに入れます。

  • 見出し:<h2>見出し</h2>、<h3>小見出し</h3>
  • 段落:<p>文章</p>
  • 太字:<strong>大事な言葉</strong>
  • 箇条書き:<ul><li>項目</li></ul>
  • リンク:<a href="https://example.com/">リンクの文字</a>

ただし、HTMLで入れた本文は、ブロックエディタで開くと「クラシック」のブロックとしてまとめて表示されることがあります。その場合は、ブロックのメニューから「ブロックへ変換」を選ぶと、見出しや段落のブロックに分けられます。ブロックエディタの基本の操作は、WordPressのブロックエディタの使い方の記事で説明しています。

対処2:画像は、先にメディアライブラリに入れる

CSVには画像そのものを入れられません。本文のHTMLに <img src="画像のURL"> と書くことになりますが、その画像がほかのサーバーにあるままだと、元の画像が消えたときに表示されなくなります。

確実なのは、先に画像をWordPressのメディアライブラリにアップロードし、そのURLを本文に書く方法です。プラグインによっては、読み込みのときに外部の画像を取り込む機能を持つものもあるので、使うプラグインの説明を確かめてください。ほかのサーバーの画像を使い続ける危うさは、WordPressの「外部画像をアップロード」の記事でも説明しています。

画像には、alt(代替テキスト。画像の内容を文字で説明したもの)も入れておきましょう。HTMLなら <img src="…" alt="管理画面の投稿一覧"> のように書きます。altがないと、画像が表示されないときや、読み上げの機能を使う人に、何の画像か伝わりません。

1記事分のCSVの例

title:WordPressの使い方
content:"<h2>はじめに</h2><p>この記事では、<strong>基本の操作</strong>を説明します。</p><img src=""https://example.com/wp-content/uploads/2026/10/sample.png"" alt=""管理画面"">"
status:draft
category:使い方
(本文の中のダブルクォートは、2つ重ねて書いています)

対処3:アイキャッチ画像は別の列で指定する

アイキャッチ画像(記事の一覧に出る代表の画像)は、本文とは別の設定です。多くのCSV読み込みプラグインでは、画像のURLを入れた列を「アイキャッチ画像」に対応づけて指定します。指定しないと、アイキャッチなしの記事になります。

対処4:表は、HTMLの表として書く

比較表などの表も、CSVの本文にそのままでは入りません。<table>、<tr>(行)、<td>(セル)を使ってHTMLで書く必要があります。表の多い記事では、このHTMLを手で書く作業がいちばん時間を取ります。表をExcelで作ってから、HTMLに変換するツールを使う方法もありますが、記事ごとに作業が増えることに変わりはありません。

対処5:読み込んだあとに、まとめて見た目を確かめる

読み込みが終わったら、何件かを「プレビュー」で開いて、見出しの大きさ、段落の区切り、画像の表示、リンクの飛び先を確かめます。とくに、次の3つはよく崩れるところです。

  • 改行が <p> で区切られておらず、段落がつながって1つの大きなかたまりになっている
  • 画像のURLが間違っていて、画像の場所が空白になっている
  • カテゴリー名の表記ゆれ(全角・半角の違いなど)で、同じカテゴリーが2つできている

崩れの多くは、読み込む前のCSVの段階で直したほうが早く済みます。読み込んだあとに1本ずつ直すと、CSVを使った意味が薄れてしまうので、試しの2〜3件で見つけた問題は、CSVの側で直してから全件を読み込みましょう。

CSVで予約投稿するときの注意

CSVで日時を指定すれば、まとめて予約投稿もできます。状態を「予約(future)」にし、日時の列に未来の日時を入れます。

  • 日時の書き方:「2026-10-15 09:00:00」のような形にそろえます。Excelは、日時を入れたセルの表示の形を勝手に変えることがあるので、書き出したCSVをメモ帳などで開いて、形が崩れていないか確かめてください。
  • タイムゾーン:WordPressの「設定」→「一般」のタイムゾーンが「東京」になっているかを確かめます。ここが世界標準時のままだと、予約の時刻が9時間ずれます。
  • 過去の日時:過去の日時を入れると、予約ではなく、すぐに公開された扱いになることがあります。
  • 予約が実行されない:WordPressの予約投稿は、サイトへのアクセスをきっかけに動く仕組みです。アクセスが少ないサイトでは、予約の時刻を過ぎても公開が遅れることがあります。

予約の間隔は、1日1本、平日の朝9時、のように決めておき、CSVを作るときに日時の列を順番に埋めていくと、間違いが減ります。

まとめて予約投稿する方法は、WordPressで記事をまとめて予約投稿する方法の記事でも詳しく説明しています。

CSV以外の方法との比較

CSVはデータの投稿には便利ですが、読み物の記事では「HTMLを書く手間」と「画像の手間」が残ります。ほかの方法と比べてみましょう。

方法見出し・表画像必要な知識向いている人
1本ずつコピー&ペースト崩れることがある貼り直しが必要なし本数が少ない人
CSV+プラグインHTMLで書けば入る先にアップロードが必要HTML、CSV形のそろったデータを大量に入れる人
REST APIHTMLで送れば入る別に送る処理が必要プログラム仕組みを自作できる人
Googleドキュメントから変換して投稿見出し・表がそのまま入るメディアライブラリに入るなし原稿をドキュメントで書く人

REST API(ほかのプログラムからWordPressを操作する仕組み)で投稿する方法は、WordPress REST APIで記事を投稿する方法の記事で、まとめて投稿する方法全体の比較はWordPressに記事をまとめて投稿する方法の記事で説明しています。

原稿がGoogleドキュメントにあるなら

ライターから受け取る原稿や、自分で書く原稿がGoogleドキュメントにあるなら、CSVに作り直すよりも、ドキュメントから直接WordPressに入れるほうが手間が少なくなります。手作業でやる場合の方法と注意点は、GoogleドキュメントをWordPressの記事に変換する方法の記事で、コピー&ペースト・HTML変換・自動投稿の3通りを比べています。

自動にしたい方には、私たちが作っている「ドクポス」というウェブサービスもあります。GoogleドキュメントのURLを貼ると、見出し・太字・リンク・箇条書き・表・画像をWordPressのブロックに変換して、下書き・予約・公開のどれかで記事を作ります。画像はWordPressのメディアライブラリにアップロードされた状態で入り、1回で最大50本までまとめて投稿できます。文章をAIで書き換えることはなく、ドキュメントのとおりに変換します。5記事まで、カード登録なしで試せます。

CSVは「データ」、ドキュメントは「原稿」

商品の一覧や店舗のデータのように、形のそろった情報を大量に入れるならCSVが向いています。見出しや画像のある読み物の記事なら、原稿の見た目をそのまま運べる方法を選ぶほうが、手直しの時間を減らせます。

CSVづくりを楽にする工夫

CSVで投稿すると決めたら、表を作る段階で工夫しておくと、読み込みのあとの手直しが減ります。

本文のHTMLは、ひな形から作る

毎回HTMLを一から書くのは大変です。記事の形が決まっているなら、「<h2>〇〇とは</h2><p>…</p><h2>料金</h2><p>…</p>」のようなひな形を1つ作り、スプレッドシートの関数で、別の列に入れた文章を組み合わせて本文の列を作る方法があります。たとえば、店舗のページなら「店名」「住所」「営業時間」「紹介文」の列を作り、それらをつないで本文のHTMLにします。

カテゴリーとタグは、一覧から選ぶ

カテゴリーやタグを手で打つと、「使い方」と「使いかた」のような表記ゆれが起きます。スプレッドシートの「データの入力規則」などで、決まった一覧から選ぶようにしておくと、同じカテゴリーが重複してできる事故を防げます。

スラッグは英数字で決めておく

スラッグ(URLの末尾)を空にすると、WordPressが題名から自動で作ります。日本語の題名だと、URLが長い記号の並びになることがあります。あとからURLを変えるとリンク切れの原因になるので、CSVの段階で英数字のスラッグを決めておきましょう。

CSVで投稿する前のチェックリスト

CSVで投稿する前に確かめること

  • サイトとデータベースのバックアップを取った
  • CSVを「UTF-8」で保存した
  • 本文は、見出し・段落をHTMLで書いた
  • 画像は、先にメディアライブラリにアップロードし、そのURLを本文に書いた
  • 状態の列は、まず「下書き」にした
  • 2〜3件だけのCSVで試し、表示を確かめた
  • 予約投稿なら、日時の形とタイムゾーンを確かめた

よくある質問

WordPressの標準機能だけで、CSVから記事を作れますか?

作れません。「ツール」→「インポート」の標準の道具は、WordPressの書き出しファイル(XML形式)やほかのブログサービスの読み込みに対応していますが、CSVには対応していません。CSVを使うなら、CSVの読み込みに対応したプラグインを追加します。

CSVで入れたら文字化けしました。どうすればいいですか?

CSVの文字コードがShift_JISになっている可能性が高いです。Excelなら「CSV UTF-8(コンマ区切り)」で保存し直してください。Googleスプレッドシートから書き出したCSVは、UTF-8になります。

CSVで入れた記事の見出しが、普通の文字になってしまいます。

本文を普通の文章としてCSVに入れると、見出しの情報は残りません。<h2>見出し</h2> のように、HTMLで書いた本文を入れてください。

CSVで画像も一緒に入れられますか?

CSVには画像そのものは入りません。本文のHTMLに画像のURLを書くか、アイキャッチの列に画像のURLを入れます。画像が消えないようにするには、先にWordPressのメディアライブラリにアップロードしておくのが確実です。

CSVで入れた記事を、あとからまとめて消せますか?

管理画面の「投稿」の一覧で、まとめて選んで「ゴミ箱へ移動」できます。読み込みの前にカテゴリーを1つ決めておき、そのカテゴリーで絞り込めるようにしておくと、やり直しが楽になります。

何本くらいから、CSVで入れたほうが楽になりますか?

本数だけでなく、記事の形によります。形のそろった短いページなら、数十本でもCSVのほうが楽です。見出しや画像の多い読み物の記事は、HTMLを書く手間がかかるため、原稿の形のまま運べる方法のほうが早いことが多いです。

まとめ

CSVでWordPressに投稿する方法と、つまずきやすい点をまとめます。

この記事のまとめ

  • WordPressの標準機能はCSVの読み込みに対応していないため、プラグインを使う
  • CSVは見た目の情報を運べないので、見出しや太字は本文をHTMLで書いて入れる
  • 文字化けを防ぐには、CSVをUTF-8で保存する
  • 画像は先にメディアライブラリにアップロードし、そのURLを本文に書く
  • 読み込みは「下書き」で少ない件数から試し、確認してから公開する
  • 原稿がGoogleドキュメントにあるなら、ドキュメントから直接投稿する方法のほうが手間が少ない

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参考にした資料