OGPの確認方法と設定|814サイトの6割で足りなかった「共有されたときの題名と画像」【WordPressの設定場所つき】
公開日: / 更新日: / カテゴリ: 確認と設定 / 執筆: エラバレル

「LINEでお店のURLを送ったら、画像が出ずに文字だけになった」「Facebookでシェアされたとき、関係ない画像が表示されている」。こうした困りごとの原因のほとんどは、OGP(オージーピー)の設定です。
先に結論をお伝えします。**自分のサイトのOGPは、ページのソースで og: を検索するか、FacebookやLINEの確認ツールにURLを入れると確認できます。** 足りない場合は、SEOプラグインやホームページ作成サービスの「共有画像(OGP画像)」の欄を埋めれば、ほとんどのサイトで直せます。
選ばれるAI診断が7業種814の公式サイトを調べたところ、題名・説明・画像の3つがそろっていたのは40%でした。画像を指定していても、URLが切れていて表示されないサイトもありました。
この記事では、OGPの基本、調査で分かった実態、確認方法、WordPressとそれ以外での設定方法、画像の作り方、よくある失敗までをまとめて説明します。
この記事でわかること
- OGPとは何か、どのタグで何が決まるのか
- 814の公式サイトで、OGPがどれくらい設定されていたか
- 画像を指定していても表示されない原因
- 自分のサイトのOGPを確認する3つの方法
- WordPress(プラグイン別)とホームページ作成サービスでの設定場所
- 共有用の画像の作り方と、よくある失敗
OGPとは?
OGPは「Open Graph Protocol(オープン・グラフ・プロトコル)」の略で、ホームページのURLがSNSやLINEで共有されたときに表示される「題名・説明・画像」を指定する仕組みです。もともとはFacebookが始めた仕組みですが、今はLINE、X(旧Twitter)、Slack、各種チャットアプリなど、多くのサービスがOGPを読み取ってURLのプレビューを作っています。
OGPは、ページの <head> に書く、次のようなタグです。
<meta property="og:title" content="〇〇整体院|岐阜市の腰痛・肩こり専門">
<meta property="og:description" content="〇〇駅から徒歩3分。完全予約制、土日も営業。">
<meta property="og:image" content="https://example.com/ogp.jpg">
<meta property="og:url" content="https://example.com/">
<meta property="og:type" content="website">
<meta name="twitter:card" content="summary_large_image">
| タグ | 意味 |
|---|---|
| og:title | 共有されたときの題名 |
| og:description | 共有されたときの説明文 |
| og:image | 共有されたときの画像 |
| og:url | そのページの正式なURL |
| og:type | ページの種類(トップは website、記事は article) |
| twitter:card | X(旧Twitter)での表示の形(大きい画像なら summary_large_image) |
このほか、サイト名を示す og:site_name や、言語を示す og:locale(日本語なら ja_JP)もよく使われます。
titleタグ・構造化データとの違い
ページの情報を伝える仕組みは、OGPのほかにもあります。似ているので混同されがちですが、役割が違います。
| 仕組み | 主に使われる場面 | 伝えること |
|---|---|---|
| titleタグ・メタディスクリプション | 検索結果、ブラウザのタブ | ページの題名と要約 |
| OGP | SNS・LINE・チャットで共有されたとき | 題名・説明・代表の画像 |
| 構造化データ(JSON-LD) | 検索エンジンやAIがページの中身を読み取るとき | 運営者の住所・電話、営業時間、よくある質問など |
3つとも、ページの中身と食い違わないようにそろえておくのが基本です。たとえば、titleタグでは「〇〇整体院」、OGPでは古い店名、のように食い違っていると、見る人もAIも混乱します。
OGPがないと、どうなるのか
OGPがないと、各サービスはページの中から題名や画像を推測して表示します。その結果、次のようなことが起こります。
- LINEで店のURLを送ったときに、画像が出ず、文字だけの地味な表示になる
- ページの中の小さなアイコンや、バナー広告の画像が表示される
- 説明文の代わりに、メニューの文字や「Copyright」の表記が表示される
お客さんが友人に「このお店、よかったよ」とURLを送ったときの見え方を決めるのがOGPです。口コミ代わりに送られたURLが、そのまま店の第一印象になるので、地味ですが大事な設定です。
OGPと検索・AIの関係
OGPは、Googleの検索順位を直接上げるものではありません。ただ、ページの題名・内容・代表画像をはっきり伝える情報として、AIのサービスや共有の場面で使われます。選ばれるAI診断でも、「共有用の情報(OGP)があるか」を22項目のひとつとして確かめています。
814サイトで、OGPはどうなっていたか
2026年9〜10月に、税理士事務所・整体院・工務店・歯科医院・クリニック・美容室・行政書士事務所の公式サイト814件のトップページを調べた結果です。
| 項目 | ある |
|---|---|
| og:url | 64% |
| og:title | 63% |
| og:description | 60% |
| twitter:card | 50% |
| og:image(共有されたときの画像) | 43% |
| 題名・説明・画像の3つがそろっている | 40% |

画像(og:image)が最も少なく、6割近くのサイトは、共有されたときに意図した画像が出ない状態でした。
調査の結果
- 7業種814サイトのうち、題名・説明・画像の3つがそろっていたのは40%
- 画像(og:image)を指定していたのは43%(354件)
- 画像を指定していた354件のうち、URLが切れていた(404など)のが14件、画像として読めない・取得できなかったのが10件
- 22業種・2,296件を診断した結果でも、共有用の情報(OGP)が「不足」または「一部不足」だったサイトは61%
画像を指定していても、表示されないことがある
og:image を指定していた354件の画像を、実際に取得してみました。
| 状態 | 件数 |
|---|---|
| 取得できた | 330 |
| 画像のURLが切れている(404など) | 14 |
| 画像として読めない・取得できない | 10 |
| http:// で始まる(鍵マークなし) | 27 |
| 相対パス(/img/ogp.jpg のような書き方) | 12 |
| 幅600ピクセル未満(小さすぎる) | 61 |
| 1MBを超える(重すぎる) | 31 |
画像を消したりURLを変えたりしたのに、OGPの指定を直していない、というケースが多いようです。相対パスや http:// の画像は、SNSによっては表示されません。小さすぎる画像は、大きな画像の枠で表示されず、小さなサムネイルになったり、表示されなかったりします。
「設定したはず」が一番危ない
OGPの画像は、自分のサイトを見ているだけでは目に入りません。リニューアルや画像の整理でURLが変わっても気づきにくいので、年に1回、またはサイトを直したタイミングで確認する習慣をつけてください。
OGPの確認方法
方法1:ページのソースで確認する(いちばん早い)
- 確認したいページをブラウザで開く
- 右クリック →「ページのソースを表示」(Windowsなら Ctrl + U)
- Ctrl + F で
og:を検索する - og:title・og:description・og:image があるか、og:image のURLを開いて画像が出るかを見る
og:image のURLが https:// から始まる完全なURLになっているかも、ここで確認できます。
方法2:SNSの確認ツールで見る
| ツール | 分かること |
|---|---|
| Facebook のシェアデバッガー | Facebookでの見え方。古い情報を消して読み直すこともできる |
| LINE の Page Poker | LINEでの見え方。LINEが覚えている古い情報を消せる |
| X(旧Twitter) | 投稿の画面にURLを貼ると、プレビューで見え方が分かる |
シェアデバッガーでは、OGPのタグが足りないときや、画像が小さすぎるときに警告が出ます。警告の内容を見れば、何を直せばよいかが分かります。
方法3:実際に自分あてに送ってみる
LINEで自分だけのトークや家族とのトークにURLを送ってみるのも、確実な方法です。お客さんが見るのと同じ表示を確認できます。LINEで画像が出ないときの詳しい直し方は、LINEでホームページを送ると画像が出ない理由の記事で説明しています。
OGPの確認チェックリスト
- og:title・og:description・og:image の3つがある
- og:image のURLが https:// から始まる完全なURLになっている
- og:image のURLを開くと、画像がきちんと表示される
- 画像の幅が600ピクセル以上(できれば1200×630ピクセル)
- 画像の重さが1MB以下
- LINEやFacebookで、意図した題名・説明・画像が表示される
OGPの設定方法
WordPressの場合
WordPressでは、SEOプラグインかテーマの設定でOGPを出すのが一般的です。
| 使っているもの | 設定場所 |
|---|---|
| All in One SEO | 管理画面 → All in One SEO → ソーシャルネットワーク(全体)、各ページの編集画面の「ソーシャル」タブ(ページごと) |
| Yoast SEO | 設定 → サイトの基本情報(共有画像)、各ページの編集画面の「ソーシャル」 |
| SEO SIMPLE PACK | SEO PACK → OGP設定 |
| Rank Math | タイトルとメタ → 全体のメタ(画像)、各ページの「ソーシャル」 |
| SEOプラグインなし | テーマのOGP設定(Cocoon、SWELLなど多くのテーマにある)、なければSEOプラグインを入れる |
調査では、WordPressでSEOプラグインを使っているサイトでも、og:image があったのは291件中126件(43%)でした。プラグインを入れても、共有用の画像(初期画像)を設定しないと出ないためです。プラグインを入れたら、まず全体の初期画像を1枚設定してください。
テーマとプラグインの両方でOGPを出さない
テーマにもSEOプラグインにもOGPの機能がある場合、両方がオンになっていると、og:title や og:image が二重に出ます。どちらの画像が使われるかはサービスによって違うため、意図しない画像が出る原因になります。OGPを出すのは、テーマかプラグインのどちらか1つにしてください。
SEO SIMPLE PACKを使っている場合の設定は、SEO SIMPLE PACKの構造化データ設定の記事でもふれています。
WordPress以外の場合
- Wix・ジンドゥー・ペライチなど:各ページのSEO設定・SNS設定の中に「共有画像」「OGP画像」の欄がある
- 手作りのHTML:上のタグを各ページの
<head>に書く
ホームページ作成サービスごとの違いは、ホームページ作成サービスの比較の記事にまとめています。
ページごとに設定したほうがよいページ
全体の初期画像を1枚設定しておけば、最低限は大丈夫です。そのうえで、次のページは個別に設定すると、共有されたときに内容が伝わりやすくなります。
- トップページ(店の外観や代表的な写真)
- メニュー・料金のページ
- よく共有されるブログ記事やお知らせ
- キャンペーンやイベントのページ
題名と説明文の書き方
画像ばかりに目が行きがちですが、題名(og:title)と説明文(og:description)も、共有されたときに目に入る大事な部分です。LINEやSNSのプレビューでは、長い文章は途中で切れます。
| タグ | 文字数の目安 | 書くこと |
|---|---|---|
| og:title | 30字前後 | 店名・会社名と、何の店か(地域や専門) |
| og:description | 50〜80字前後 | 場所、得意なこと、予約や営業時間などの特徴 |
文字数はサービスや画面の幅で変わるので、あくまで目安です。大事なことを前半に書いておけば、途中で切れても伝わります。
題名と説明文の直し方の例
(直す前)
- og:title:HOME
- og:description:(なし。ページの先頭の「メニュー|アクセス|お問い合わせ」が表示される)
(直した後)
- og:title:〇〇整体院|岐阜市の腰痛・肩こり専門
- og:description:〇〇駅から徒歩3分。完全予約制、土日も営業。初めての方は問診と姿勢の確認からていねいに行います。
題名が「HOME」や「トップページ」のままだと、共有されたときに何の店か分からない表示になってしまいます。ページのソースで og:title を確認し、当てはまる場合は最初に直してください。
共有用の画像の作り方
- 大きさは 1200×630ピクセル(横長)が標準。最低でも幅600ピクセル以上
- 重さは 1MB以下(300KB前後が目安)
- 形式は JPEG か PNG
- URLは https:// から始まる完全なURL で指定する
- 大事な文字や顔は中央に(SNSによって端が切れることがある)
小さな店の画像の例
- 整体院:施術室の写真に「〇〇整体院|〇〇駅徒歩3分」の文字を中央に入れる
- 税理士事務所:事務所の入口か代表の写真に、事務所名と「〇〇市の税理士」を入れる
- 美容室:店内の写真に、店名のロゴを中央に入れる(文字は大きめに)
文字を入れすぎると、スマホの小さな表示では読めません。店名と一言だけにするのがコツです。
画像を作ったら、ファイル名を半角英数字(例:ogp-top.jpg)にしておくと、URLに日本語が入らず、トラブルが減ります。
手でタグを書く場合は、画像の大きさを伝える og:image:width(幅)と og:image:height(高さ)、画像の説明を伝える og:image:alt も足しておくと親切です。サービスが画像を読み込む前に大きさが分かるので、初めて共有されたときにも表示が安定しやすくなります。
<meta property="og:image" content="https://example.com/ogp-top.jpg">
<meta property="og:image:width" content="1200">
<meta property="og:image:height" content="630">
<meta property="og:image:alt" content="〇〇整体院の施術室">
よくある失敗
| よくある失敗 | どうなるか | 直し方 |
|---|---|---|
| 画像を削除・差し替えたのに、OGPの指定はそのまま | 画像が出ない(URLが切れる) | 新しい画像のURLに指定し直す |
| http:// の画像を指定している | SNSによっては表示されない | サイトをhttps化し、https:// で指定する |
| /img/ogp.jpg のような相対パス | 表示されないことがある | https:// から始まる完全なURLにする |
| ロゴだけの小さな画像 | 小さなサムネイルになる、または出ない | 1200×630ピクセルの画像を用意する |
| 設定を直したのに古い画像が出る | SNSが古い情報を覚えている | シェアデバッガーやPage Pokerで読み直させる |
サイトがまだ http のままなら、OGPより先にhttps化を済ませてください。手順はHTTPS化の記事で説明しています。
OGPを見直したいタイミング
OGPは一度設定すると忘れがちです。次のタイミングでは、確認ツールで表示を見直してください。
- ホームページをリニューアルしたとき、テーマやSEOプラグインを変えたとき
- ロゴや店名、店の外観が変わったとき
- メディアライブラリの画像を整理・削除したとき
- サイトのアドレスを http から https に変えたとき、ドメインを変えたとき
リニューアルのときに確認したいことは、ホームページのリニューアルの記事にチェックリストでまとめています。
よくある質問
OGPを設定すると、検索順位は上がりますか?
検索順位を直接上げるものではありません。SNSやLINEで共有されたときの見え方をよくし、クリックされやすくするための設定です。
トップページだけ設定すればいいですか?
最低限、トップページには設定してください。SEOプラグインやホームページ作成サービスでは、全体の初期画像を1枚設定しておくと、個別に設定していないページにもその画像が使われます。
設定したのに、LINEやFacebookで古い画像が出ます。
SNSが古い情報を覚えている(キャッシュ)ためです。FacebookのシェアデバッガーやLINEのPage Pokerで、URLを読み直させてください。
og:title は、ページのタイトルと同じでいいですか?
同じで問題ありません。SEOプラグインの多くは、個別に設定しなければページのタイトルを自動で使います。SNS向けに少し短く、分かりやすい題名にしたい場合だけ、個別に設定してください。
画像に文字を入れても大丈夫ですか?
大丈夫です。ただ、スマホでは小さく表示されるので、文字は店名と一言程度にし、大きめにしてください。端が切れることがあるので、文字は中央に寄せます。
OGPとファビコン(タブの小さなアイコン)は別のものですか?
別のものです。ファビコンはブラウザのタブや検索結果に出る小さなアイコンで、OGPの画像は共有されたときに出る大きな画像です。それぞれ別に設定します。
ホームページ作成サービスで、共有画像の欄が見つかりません。
サービスによって呼び方が違い、「SNS設定」「ソーシャル共有」「シェア画像」「OGP画像」などの名前になっています。サイト全体の設定と、ページごとの設定の両方を探してみてください。見つからない場合は、サービスのヘルプで「OGP」と検索すると、設定場所が分かることが多いです。
まとめ
OGPは、お客さんがURLを共有したときの見え方を決める、小さいけれど大事な設定です。
この記事のまとめ
- OGPは、SNSやLINEで共有されたときの題名・説明・画像を決める設定
- 814の公式サイトで、3つがそろっていたのは40%。画像(og:image)は43%にしかなかった
- 指定していても、画像のURLが切れている・小さすぎる・http:// で表示されないことがある
- 確認はページのソースで og: を検索するか、FacebookやLINEの確認ツール、自分あてに送ってみる
- WordPressは、SEOプラグインかテーマのどちらか1つで設定し、全体の初期画像を必ず設定する
- 画像は1200×630ピクセル、1MB以下、https:// の完全なURLで指定する
選ばれるAI診断では、OGPが足りているかを、ほかのAI検索対策の項目と一緒に確かめられます。URLを入れるだけで、22項目の判定と理由を無料で確認できます。
自分のサイトを、無料で診断する参考にした資料
調査の方法:2026年9〜10月、選ばれるAI診断で診断した7業種の公式サイト814件のトップページを取得し、OGPのタグの有無と、og:image の画像を実際に取得して大きさ・重さを調べました。「共有用の情報(OGP)が不足または一部不足だった割合(61%)」は、2026年10月2日に見直した採点基準で、22業種・2,296件を再診断した結果です。個別のサイト名は公開していません。