LINEでホームページを送ると画像が出ない理由と直し方【814サイトの調査つき】
公開日: / 更新日: / カテゴリ: 確認と設定 / 執筆: エラバレル

「お客さんにLINEでホームページのURLを送ったら、画像が出ずに文字だけになった」「ホームページの写真を新しくしたのに、LINEで送ると前の画像のまま」。店や事務所のホームページを持つ方から、こうした相談をよく受けます。
先に結論をお伝えします。LINEで画像が出ない・関係ない画像が出る・前の画像のまま変わらない、という場合の原因は、ほとんどが次の3つです。
- 共有用の画像(OGP画像)が設定されていない
- 設定した画像のURLが切れている、または表示できない形で指定されている
- LINEが古い情報を覚えている(キャッシュ)
1と2はホームページ側の設定で、3はLINEのツールで古い情報を消せば直ります。選ばれるAI診断が7業種・814件の公式サイトを調べたところ、共有用の画像を指定していないサイトは57%にのぼりました。
この記事では、LINEがどこから画像を取っているのかという仕組みから、それぞれの原因の確かめ方と直し方、画像の作り方、直したのに変わらないときの対処までを、調査データとあわせて説明します。
この記事でわかること
- LINEのプレビュー(題名・説明・画像)が作られる仕組み
- 814サイトの調査で分かった、共有用の画像の実態
- 原因1:共有用の画像を設定していない場合の直し方(WordPress・Wixなど)
- 原因2:画像の指定のしかたが悪い場合の直し方
- 原因3:LINEのキャッシュを消す方法
- 共有用の画像の作り方と、業種ごとの例
OGPとは? LINEはどこから画像を取っているのか
LINEでURLを送ると、LINEはそのページを読みに行き、<head> の中にある OGP(オージーピー)のタグから、題名・説明・画像を取り出してプレビューを作ります。
OGPは「Open Graph Protocol(オープングラフ・プロトコル)」の略で、ページをSNSやメッセージアプリで共有したときに「どんな題名・説明・画像で見せるか」を指定するための決まりです。もともとはFacebookが作った仕組みですが、今はLINE・X(旧Twitter)・Slackなど、多くのサービスが同じタグを読んでいます。
<meta property="og:title" content="〇〇整体院">
<meta property="og:description" content="〇〇駅から徒歩3分の整体院です。">
<meta property="og:image" content="https://example.com/ogp.jpg">
主なタグの意味は次のとおりです。
| タグ | 意味 | LINEでの使われ方 |
|---|---|---|
| og:title | ページの題名 | プレビューの太字の題名 |
| og:description | ページの説明 | 題名の下の短い説明 |
| og:image | 共有用の画像のURL | プレビューの画像 |
| og:url | ページの正式なURL | どのページの情報かを示す |
| og:site_name | サイトの名前 | サービスによってはサイト名として表示 |
| og:type | ページの種類(website、article など) | 表示にはほぼ影響しない |
og:image がなければ画像は出ないか、ページの中の適当な画像が選ばれます。お店のロゴではなく、バナー広告や小さなアイコンが選ばれてしまうこともあります。OGPそのものの確認方法と設定はOGPの確認方法と設定の記事でまとめています。
「OGP画像」「アイキャッチ画像」「サムネイル」の違い
アイキャッチ画像は、ブログ記事の一覧や記事の先頭に表示される画像のことです。WordPressの多くのSEOプラグインやテーマは、アイキャッチ画像をそのままOGP画像として使います。サムネイルは小さく縮めた画像の総称です。LINEに出るのは、あくまで og:image に指定された画像です。
814サイトで、画像はどうなっていたか
選ばれるAI診断が2026年9〜10月に、7業種の公式サイト814件のトップページを調べた結果です。
| 状態 | 件数 |
|---|---|
| og:image(共有用の画像)がない | 460件(57%) |
| og:image がある | 354件(43%) |
| そのうち、画像のURLが切れている(404など) | 14件 |
| そのうち、画像として読めない・取得できない | 10件 |
| そのうち、http:// で指定されている | 27件 |
| そのうち、相対パスで指定されている | 12件 |
| そのうち、幅600ピクセル未満 | 61件 |

調査の結果
- 共有用の画像(og:image)を指定していないサイトは460件(57%)
- 指定していても、画像のURLが切れていたり画像として読めなかったりしたサイトが24件
- http:// で指定していたサイトが27件、相対パスで指定していたサイトが12件
- 幅600ピクセル未満の小さな画像だったサイトが61件
- 2026年10月2日に見直した採点基準で22業種2,296件を再診断すると、「共有用の情報(OGP)があるか」で不足・一部不足となったのは61%
半分以上のサイトは、そもそも共有用の画像を指定していませんでした。指定しているサイトでも、画像を差し替えたときにURLが変わり、古いURLのままになっている例が見つかりました。
LINEでホームページを送るのは、予約の確認や紹介など、お客さんとのやり取りの中でよくある場面です。そのときに文字だけのそっけないプレビューになると、送られた人が開いてくれる可能性は下がります。共有用の画像は、一度設定すればずっと効く、手間の少ない改善です。
原因1:共有用の画像を設定していない
確かめ方:ページを開いて右クリック →「ページのソースを表示」→ Ctrl + F で og:image を検索。見つからなければ未設定です。スマホしかない場合は、次の章で紹介するLINEのPage Pokerにページのアドレスを入れても確かめられます。
直し方:
| 使っているもの | 設定場所 |
|---|---|
| WordPress(All in One SEO) | All in One SEO → ソーシャルネットワーク → 初期の画像 |
| WordPress(Yoast SEO) | Yoast SEO → 設定 → サイトの基本情報 → サイトの画像 |
| WordPress(SEO SIMPLE PACK) | SEO PACK → OGP設定 → デフォルトのOGP画像 |
| WordPress(テーマの機能) | Cocoon・SWELL などはテーマの設定に「OGP画像」の欄がある |
| Wix・ジンドゥーなど | ページのSEO設定・SNS共有の設定にある「共有画像」 |
サイト全体の初期画像を1枚設定しておくと、個別に設定していないページにも使われます。そのうえで、トップページ・料金のページ・アクセスのページなど、LINEでよく送るページには、それぞれに合った画像を設定しておくと親切です。
SEOプラグインとテーマの両方でOGPを出していないか
WordPressでは、SEOプラグインとテーマの両方がOGPのタグを出していることがあります。og:image が2つあると、LINEやSNSがどちらを使うか分かりません。ソースで og:image を検索して2つ以上見つかったら、テーマかプラグインのどちらか一方のOGP出力を止めてください。
トップページ以外のページは、記事やページの編集画面で、ページごとのOGP画像(多くはアイキャッチ画像)を設定できます。ブログ記事を書くたびにアイキャッチ画像を設定しておけば、記事ごとに違う画像がLINEで表示されます。
プラグインの設定画面の詳しい場所は、Yoast SEOの設定の記事やSEO SIMPLE PACKの設定の記事でも紹介しています。
原因2:画像の指定のしかたが悪い
og:image が書かれていても、LINEが画像を取りに行けなければ表示されません。よくある状態と直し方をまとめました。
| 状態 | 起きること | 直し方 |
|---|---|---|
| 画像のURLが切れている | 画像が出ない | 画像を差し替えたら、OGPの設定も新しい画像にし直す |
| http:// で始まる | 表示されないことがある | https:// の画像にする(サイトをHTTPSにする) |
| 相対パス(/img/ogp.jpg) | 読めないことがある | https:// から始まる完全なURLにする |
| 小さすぎる(幅600ピクセル未満) | 小さく表示される、出ない | 1200×630ピクセルを目安に作る |
| 重すぎる(1MB超) | 読み込みに失敗することがある | 300KB前後に圧縮する |
| 画像の置き場所にアクセス制限 | LINEが読めない | 画像フォルダの制限(ベーシック認証、海外アクセス制限など)を外す |
確かめ方:ソースで見つけた og:image のURLを、そのままブラウザで開きます。画像が表示されなければ、LINEも表示できません。
画像のURLが切れる、よくあるきっかけ
調査で見つかった「URLが切れている」例には、共通するきっかけがあります。
- メディアライブラリで古い画像を削除したが、OGPの設定は古い画像のままだった
- ホームページを作り直したときに、画像のフォルダの場所が変わった
- 独自ドメインを変えた、またはHTTPSにしたときに、設定のURLを書き換えていなかった
- 制作会社のテスト用サーバーにある画像を指定したまま公開した
サイトのリニューアルやHTTPS化のあとは、トップページのURLをLINEに送って、画像が出るかを一度確かめる習慣をつけておくと安心です。HTTPSについてはHTTPS(SSL)の記事、リニューアルの注意点はホームページのリニューアルとAI検索の記事で説明しています。
「相対パス」と「完全なURL」
相対パスは /img/ogp.jpg のように、ドメイン名を省いた書き方です。ブラウザはページの場所から補って読めますが、LINEやSNSは補ってくれないことがあります。og:image には、必ず https://example.com/img/ogp.jpg のように、https:// から始まる完全なURLを書いてください。
原因3:LINEが古い情報を覚えている
設定を直したのに、LINEで送ると古い画像のまま、という場合は、LINEが以前読んだ情報を覚えている(キャッシュ)ためです。LINEは、一度読んだ情報をしばらく使い回します。
直し方:LINEの「Page Poker」で読み直させる
- LINEのPage Poker(poker.line.naver.jp)を開く
- URLの欄に、画像を直したページのURLを貼る
- 「Clear Cache(キャッシュを消す)」にチェックを入れて送信する
- 表示された題名・説明・画像が新しいものになっているか確認する
- LINEで改めてURLを送る(前に送ったトークのプレビューは変わらないことがある)
Facebookの場合は「シェアデバッガー」で、同じようにURLを読み直させられます。
先にホームページ側を直してから、キャッシュを消す
キャッシュを消すのは「最後の仕上げ」です。ホームページ側のOGPがまだ直っていない状態でキャッシュを消しても、LINEはまた古い(間違った)情報を読み直すだけです。Page Pokerの結果に新しい画像が出ない場合は、原因1・原因2に戻って確かめてください。
共有用の画像の作り方の目安
- 大きさ:1200×630ピクセル(横長)
- 重さ:300KB前後、最大でも1MB以下
- 形式:JPEG か PNG
- 中身:店名やロゴ、店の外観や雰囲気が分かる写真。大事な文字は中央に(端が切れることがある)
LINEのトーク画面では、画像がスマホの小さな枠に縮められて表示されます。細かい文字や、説明をたくさん詰め込んだ画像は読めません。店名と、ひと目で何の店か分かる写真の2つに絞るのがコツです。
業種ごとの画像の例
〇〇整体院:施術室の明るい写真の上に、院名と「〇〇駅 徒歩3分」の文字。
〇〇税理士事務所:事務所の入口か代表者の写真に、事務所名と「岐阜市」。
〇〇工務店:施工した家の外観写真に、会社名とロゴ。
〇〇美容室:店内の写真に、店名だけを大きく。
どれも、文字は画像の中央に寄せ、写真は明るいものを選ぶと、小さく表示されても見やすくなります。
無料の画像作成サービスには、1200×630ピクセルのひな形が用意されていることが多いので、それを使うと大きさを間違えずに作れます。作った画像は、圧縮ツールで300KB前後まで軽くしてからアップロードしてください。
題名と説明文も、LINEで読まれる前提で書く
LINEのプレビューには、画像のほかに題名(og:title)と説明(og:description)も表示されます。画像を直すときは、この2つもあわせて見直しておくと、送られた人が「開いてみよう」と思いやすくなります。
| 項目 | 目安 | よい例 | 避けたい例 |
|---|---|---|---|
| 題名(og:title) | 30字前後 | 〇〇整体院|〇〇駅徒歩3分の腰痛・肩こり専門 | ホーム |
| 説明(og:description) | 60〜90字 | 〇〇駅から徒歩3分。完全予約制、土日も営業。初回は姿勢の確認から丁寧に行います。 | ようこそ〇〇のホームページへ |
題名が「ホーム」「トップページ」のままになっているサイトは意外と多くあります。SEOプラグインを使っている場合は、題名と説明もプラグインの設定から変えられます。題名と説明文の付け方は、検索結果に出る題名・説明文と同じ考え方で整えられます。
ほかのSNSでも同じ設定が使われる
Facebook・X(旧Twitter)・Slackなども、同じOGPのタグを読んでプレビューを作ります。Xは、twitter:card というタグで「大きな画像で見せるか」を指定できます。SEOプラグインの多くは、このタグも自動で出してくれます。OGPを一度整えれば、LINEだけでなく、ほかのSNSでの見え方もまとめて良くなります。
直したあとに確認すること
最後に、設定がきちんと反映されているかを確かめます。
LINEで画像が出るかのチェックリスト
- ページのソースに
og:imageが1つだけある - og:image のURLが https:// から始まる完全なURLになっている
- og:image のURLをブラウザで開くと、画像が表示される
- 画像は1200×630ピクセル前後、1MB以下
- Page Pokerでキャッシュを消し、新しい画像が表示される
- 自分のLINE(家族や同僚とのトークなど)に送って、プレビューを確かめた
OGPは、トップページだけでなく、LINEでよく送るページごとに確かめるのが理想です。特に、予約のページやアクセスのページは、お客さんに送る機会が多いページです。
LINE公式アカウントでURLを配信する前にも確認する
LINE公式アカウントで、ホームページのお知らせやキャンペーンのページを配信する店も多いと思います。配信したあとにプレビューが崩れていることに気づいても、すでに届いたメッセージのプレビューは直せません。配信の前に、自分あてのトークにURLを送って、画像・題名・説明が意図どおりかを確かめる手順を入れておきましょう。
新しいページを作ったときは、ページを公開してすぐにLINEで送るのではなく、先にPage Pokerで表示を確かめるのが安全です。公開直後にOGPの設定を直すと、LINEが直す前の情報を覚えてしまうことがあるためです。
OGPはAI検索とも関係がある?
OGPは、もともとSNSでの見え方を整えるための仕組みですが、ページの題名・内容・代表画像をはっきり示す情報として、ページの内容を読み取るさまざまなサービスにも使われます。検索の順位を直接決める要素ではありませんが、「このページは何のページか」を正しく伝える基本の設定のひとつです。
選ばれるAI診断でも、OGPが足りているかを、AI検索対策の22項目のひとつとして確認しています。題名と説明文の付け方は、OGPと同じ考え方で整えられます。構造化データ(ページの内容をAIや検索エンジンに伝えるための決まった書き方)とあわせて整えておくと、ページの情報がより正確に伝わります。
構造化データ作成ツールを使う(無料)よくある質問
トップページ以外のページを送ると、別の画像が出ます。
ページごとにOGPの画像を設定できます。設定していないページには、サイト全体の初期画像が使われます。初期画像も設定していないと、ページの中の画像が適当に選ばれます。
自分のスマホでは直ったのに、相手のLINEでは古いままです。
相手のトークに残っている古いプレビューは変わりません。新しく送り直してください。
Page Pokerでキャッシュを消しても、古い画像のままです。
ホームページ側のOGPが、まだ古い画像を指していないか確かめてください。ページのソースで og:image のURLを確認し、そのURLをブラウザで開いて新しい画像が出るかを見ます。WordPressでキャッシュ用のプラグインを使っている場合は、プラグインのキャッシュを消してから、もう一度Page Pokerで読み直してください。
画像は正方形でもいいですか?
表示はされますが、LINEやSNSでは横長の枠で表示されることが多いため、上下が切れることがあります。1200×630ピクセルの横長で作っておくのが無難です。
og:image を何枚も指定してもいいですか?
仕組みのうえでは複数指定できますが、LINEがどれを使うかは決められません。表示させたい画像を1枚だけ指定するのが確実です。ソースで og:image が2つ以上見つかった場合は、SEOプラグインとテーマが二重に出していることが多いので、どちらか一方にまとめてください。
Instagramやホットペッパーのページを送るときも、同じ設定が必要ですか?
いいえ。それぞれのサービスのページのOGPは、サービス側が設定しています。店側で設定を決められるのは、自分のホームページだけです。
OGPを設定すると、AI検索にも効果がありますか?
OGPは、ページの題名・内容・代表画像をはっきり示す情報として、SNSだけでなく、ページの内容を読み取るサービスにも使われます。直接の順位の要因ではありませんが、ページの情報を正しく伝える基本の設定です。
まとめ
LINEでホームページの画像が出ないときの原因と直し方をまとめます。
この記事のまとめ
- LINEは、ページの
<head>にあるOGPのタグから、題名・説明・画像を取り出してプレビューを作る - 画像が出ないのは、共有用の画像(og:image)の未設定、指定のしかたの問題、LINEのキャッシュのどれか
- 814の公式サイトで、共有用の画像がないサイトは57%。指定していても表示されない状態のサイトが24件あった
- 画像は1200×630ピクセル・1MB以下・https:// の完全なURLで指定する
- 直したのに変わらないときは、ホームページ側を確かめてから、LINEのPage Pokerでキャッシュを消す
共有用の情報のほかにも、ホームページに足りないところがないかを確かめておくと安心です。選ばれるAI診断なら、URLを入れるだけで、22項目の判定と理由を無料で確認できます。
自分のサイトを、無料で診断する参考にした資料
調査の方法:2026年9〜10月、選ばれるAI診断で診断した7業種の公式サイト814件のトップページを取得し、og:image の有無と、指定された画像を実際に取得できるかを調べました。あわせて、2026年10月2日に見直した採点基準で再診断した22業種2,296件の結果から、「共有用の情報(OGP)があるか」の不足の割合を示しています。個別のサイト名は公開していません。