選ばれるAI診断

MEO対策を自分でやる方法|Googleマップで上位に出るための設定と、毎月の続け方

公開日: / カテゴリ: AI検索対策 / 執筆: エラバレル

MEO対策を自分でやる方法|Googleマップで上位に出るための設定と、毎月の続け方

「MEO対策の業者から営業の電話が来るけれど、自分でもできるのでは?」「Googleマップで『地域名+業種』と調べても、うちの店が出てこない」。お店や事務所を営んでいる方から、こうした相談をよく受けます。

先に結論をお伝えします。MEO対策は、ほとんど自分でできます。 中心になるのは、Googleビジネスプロフィールの情報をすべて正確に埋めること、口コミを集めて返信すること、ホームページと情報をそろえることの3つです。どれも無料で、管理の画面から操作できます。

Googleは、地図の検索の順位が「関連性」「距離」「知名度」の3つで決まると説明しています。このうち「距離」はお店の場所で決まるので変えられませんが、残りの2つは、自分の手で高めることができます。この記事では、Googleビジネスプロフィールの登録から、設定する項目、口コミの集め方、ホームページ側の整え方、毎月の続け方までを、順番に説明します。

この記事でわかること

  • MEO対策とは何か、順位が決まる3つの要素
  • Googleビジネスプロフィールの登録とオーナー確認
  • 埋めるべき項目と、それぞれの書き方
  • 口コミの集め方と返信のしかた
  • ホームページ側でそろえること(22業種の診断データから)
  • やってはいけないことと、毎月の続け方

MEO対策とは?

MEO(Map Engine Optimization、地図エンジン最適化)対策とは、Googleマップや、Google検索の地図の枠で、自分のお店や事務所を上のほうに表示させるための取り組みです。「ローカルSEO」と呼ばれることもあります。

「渋谷 美容室」「〇〇駅 歯医者」「近くの整体」のように、場所に関わる言葉で検索すると、検索結果の上のほうに地図と3件ほどのお店が表示されます。この枠に入ると、電話・道順・ホームページへのボタンがすぐ押せるため、来店や問い合わせにつながりやすくなります。

MEO対策の中心になるのが、Googleビジネスプロフィールです。お店の名前・住所・電話番号・営業時間・写真・口コミなどを登録する、Googleの無料のサービスで、ここに登録した情報が、Googleマップや検索の地図の枠に表示されます。

順位が決まる3つの要素

Googleは、地図の検索の順位について、主に次の3つの要素で決まると説明しています。

要素意味自分で高められるか
関連性検索した言葉と、お店の情報がどれだけ合っているか高められる(カテゴリ・説明文・サービスの登録)
距離検索した場所や、検索した人のいる場所から、お店までの距離変えられない
知名度お店がどれだけ知られているか(口コミの数と評価、ウェブ上での言及など)高められる(口コミ、ホームページ、ほかのサイトでの紹介)

つまり、自分でやるMEO対策は、「関連性」と「知名度」を上げる作業です。

MEOとAI検索のつながり

GoogleのAIによる概要や、ChatGPTなどのAIで「近くの〇〇は?」と聞いたときも、Googleビジネスプロフィールの情報や口コミ、ホームページの情報が、答えの材料として使われることがあります。MEO対策で情報を正確にそろえておくことは、AI検索対策にもつながります。詳しくはGoogleビジネスプロフィールとAIによる概要の記事で説明しています。

ステップ1:Googleビジネスプロフィールを登録して、オーナー確認をする

すでにお店が地図に出ていないか確かめる

まず、Googleマップでお店の名前を検索してください。お客さんの投稿などで、すでにお店の情報が地図に載っていることがあります。その場合は、新しく作るのではなく、表示された情報の「このビジネスのオーナーですか?」のような案内から、管理の権限を申請します。同じお店の情報が2つあると、口コミや評価が分かれてしまうので注意してください。

登録の流れ

  1. Googleアカウントでログインし、Googleビジネスプロフィールのページを開きます
  2. お店の名前を入力し、業種(カテゴリ)を選びます
  3. お客さんが来店する場所があれば住所を、出張型の仕事なら対応する地域を入力します
  4. 電話番号とホームページのURLを入力します
  5. オーナー確認の方法を選び、案内に沿って確認を済ませます

オーナー確認の方法は、ハガキ・電話・メール・動画など、お店によって選べるものが違います。確認が終わるまで、編集した情報が反映されないことがあるので、まずはここを済ませることが大切です。

お店の名前に、地域名や宣伝の言葉を足さない

「〇〇整体院|腰痛・肩こり専門|〇〇駅徒歩3分」のように、お店の名前の欄に地域名やサービスの言葉を付け足すのは、Googleのガイドラインで禁止されています。看板や名刺に書いている、実際のお店の名前だけを入れてください。違反すると、プロフィールが停止されることがあります。

ステップ2:すべての項目を、正確に埋める

オーナー確認が済んだら、プロフィールの項目を1つずつ埋めていきます。空いている項目をなくすことが、「関連性」を高める基本です。

カテゴリ

メインのカテゴリは、お店の仕事をいちばんよく表すものを1つ選びます。そのほかの仕事があれば、追加のカテゴリも登録します。たとえば、整体院で鍼灸もしているなら、メインを整体、追加で鍼灸を選ぶ、という形です。メインのカテゴリは、地図の検索での見つかりやすさに大きく関わるので、慎重に選んでください。同じ業種の近くのお店が、どのカテゴリを選んでいるかを地図で見てみるのも参考になります。

営業時間と特別営業時間

曜日ごとの営業時間を入れます。昼休みがある場合は、午前と午後に分けて登録できます。年末年始やお盆、臨時休業は、「特別営業時間」に入れておきます。営業時間が実際と違うと、お客さんが来て閉まっていた、という悪い口コミにつながります。

ビジネスの説明

お店の説明文を書く欄です。何のお店で、どんな人に向いていて、どんな特徴があるのかを、具体的に書きます。書き方のコツと文例は、Googleビジネスプロフィールの説明文の書き方で詳しく説明しています。

サービス・商品

提供しているサービスやメニューを登録できる欄があります。「カット」「カラー」「骨盤矯正」「相続税の申告」のように、お客さんが検索しそうな言葉で、1つずつ登録します。料金の目安や説明も書けます。

写真

外観・入口・店内・スタッフ・施術や作業の様子・商品などの写真を登録します。外観と入口の写真は、初めて来る人が迷わないための大事な情報です。季節やメニューが変わったら、新しい写真を足していきます。写真は明るい時間に撮り、加工しすぎないようにします。実際に来たときの印象と写真が違うと、かえって不満につながるためです。

属性

「バリアフリーの入口」「駐車場あり」「予約が必要」「キャッシュレス決済」など、お店の特徴を選べる項目です。業種によって選べる属性が違います。当てはまるものは、すべて選んでおきます。

プロフィールの項目チェックリスト

  • お店の名前は、看板と同じ正式な名前だけになっている
  • メインのカテゴリと、追加のカテゴリを選んでいる
  • 住所(または対応地域)と電話番号が正しい
  • 曜日ごとの営業時間と、特別営業時間が入っている
  • ビジネスの説明が、具体的に書かれている
  • サービス・メニューが、1つずつ登録されている
  • 外観・入口・店内の写真がある
  • 当てはまる属性をすべて選んでいる
  • ホームページのURLが入っている

ステップ3:口コミを集めて、返信する

口コミの数と評価、そして返信は、「知名度」に関わる大きな要素です。お店を選ぶ人も、口コミをよく読みます。

口コミのお願いのしかた

いちばん自然なのは、満足してくれたお客さんに、帰りぎわに直接お願いすることです。Googleビジネスプロフィールの管理の画面から、口コミを書いてもらうためのリンクやQRコードを作れるので、会計のそばやお礼のメールに載せておくと、書いてもらいやすくなります。

口コミのお願いで、やってはいけないこと

口コミを書いてくれたら割引する、プレゼントを渡す、といった見返りを付けることは、Googleのポリシーで禁止されています。また、満足していそうな人にだけお願いして、不満がありそうな人には頼まない、という選び方も避けてください。家族やスタッフに口コミを書かせることも禁止です。詳しくはGoogleの口コミを増やす方法で説明しています。

返信のしかた

口コミには、良いものにも悪いものにも返信します。返信は、口コミを書いた人だけでなく、これから来るお客さんも読んでいます。

  • 良い口コミには、お礼と、口コミの中身にふれたひとことを返す
  • 悪い口コミには、まず不快な思いをさせたことへのおわびを伝え、事実を確かめたうえで、改善したことを短く書く
  • 言い訳や反論、お客さんの個人的な情報にふれることは避ける

返信の文例は、Googleの口コミへの返信例文でまとめています。

ステップ4:ホームページと情報をそろえる

地図の検索の「知名度」には、ホームページや、ほかのサイトでの紹介も関わります。Googleビジネスプロフィールだけを整えて、ホームページを放っておくのはもったいないことです。

お店の名前・住所・電話番号をそろえる

お店の名前(Name)・住所(Address)・電話番号(Phone)をまとめて NAP と呼びます。NAPを、Googleビジネスプロフィール、ホームページ、SNS、予約サイトなど、すべての場所で同じ表記にそろえます。「1丁目2-3」と「1-2-3」、「株式会社」の有無、電話番号のハイフンの位置など、細かな違いもそろえておくと、同じお店の情報だとGoogleやAIが判断しやすくなります。くわしくはNAPの統一の記事で説明しています。

ホームページ側の状況

選ばれるAI診断が22業種・2,296件の公式サイトを診断したところ、ホームページ側にも、お店の情報を伝えるうえでの不足が多く見つかりました。

22業種・2,296件のホームページの診断結果

  • 運営者(お店)の情報が構造化データに十分入っていない:97%
  • 会社概要・お店の情報の中身(名称・所在地・連絡先など)が不十分:48%
  • 問い合わせ先が見つからない:13%
  • 美容室では、お店の情報の中身が不十分なサイトが82%、旅館・ホテルでは83%

ホームページに、お店の名前・住所・電話番号・営業時間・アクセスの方法を、画像ではなく文字で書いておきましょう。さらに、LocalBusinessの構造化データ(お店の情報を、検索エンジンが間違いなく読み取れる書式)を入れると、ホームページとGoogleビジネスプロフィールの情報が同じお店のものだと伝わりやすくなります。書き方はLocalBusinessの構造化データの記事で説明しています。

構造化データ作成ツールを使う(無料)

業種ごとに、力を入れたい項目

どの業種でも基本は同じですが、お客さんがお店を選ぶときに見るところは、業種によって違います。自分の業種で特に力を入れたい項目の目安をまとめました。

業種特に力を入れたい項目写真の例
美容室・ネイルサロンサービス(メニューと料金)、予約の方法、スタッフの紹介仕上がりの髪型やデザイン、店内、スタッフ
整体院・整骨院対応する症状、予約制かどうか、駐車場の有無施術室、受付、入口、駐車場
歯科医院・クリニック診療時間(午前・午後)、休診日、専門の診療外観、待合室、診察室、バリアフリーの入口
飲食店メニュー、席数、予約の可否、支払いの方法料理、店内、外観、メニュー表
工務店・外壁塗装対応する地域、工事の種類、相談の方法施工の前と後、職人の作業、事務所
士業の事務所得意な分野、相談の方法(来所・オンライン)、相談料の有無事務所の外観と入口、相談室、代表者

たとえば歯科医院やクリニックなら、午前と午後で診療時間が分かれていることが多いので、営業時間を正確に分けて登録することが特に大切です。工務店や外壁塗装のように、お客さんの家へ出向く仕事なら、対応する地域をはっきり設定し、施工の事例の写真を増やしていくと、選ばれる理由が伝わりやすくなります。

どの業種でも、お客さんが「行っていいのか」「頼んでいいのか」と迷うポイントを、プロフィールの中で先回りして答えておくことが、選ばれるプロフィールの共通点です。迷うポイントは、電話でよく聞かれる質問の中に隠れています。「駐車場はありますか」「子ども連れでも大丈夫ですか」「当日でも予約できますか」といった質問を、属性や説明文、写真で答えておきましょう。

やってはいけないこと

MEO対策には、やると逆効果になったり、プロフィールの停止につながったりすることがあります。

やってはいけないこと理由
お店の名前に地域名やサービスの言葉を足すガイドライン違反。停止の原因になる
実際にはない住所(バーチャルオフィスなど)で登録するお客さんが来店できない場所での登録は、ガイドラインで認められていない
見返りと引きかえに口コミを頼む口コミのポリシー違反
自分や身内で口コミを書く口コミのポリシー違反
同じお店のプロフィールを複数作る情報が分かれ、評価も分散する
営業時間を実際より長く書く来店したお客さんの不満と、悪い口コミにつながる

業者の中には、こうしたやり方で短期間に順位を上げようとするところもあります。自分のお店のプロフィールで起きた問題の責任は、お店が負うことを覚えておいてください。

ステップ5:毎月の続け方

MEO対策は、一度設定して終わりではありません。情報が新しく、お店が動いていることが伝わるように、毎月少しずつ手を入れます。

毎月やること

  1. 新しい口コミに返信する:できれば1週間以内に
  2. 写真を足す:新しいメニュー、季節の飾り、作業の様子など
  3. 最新情報を投稿する:お知らせ、キャンペーン、イベントなどを、プロフィールの投稿の機能で出す
  4. 営業時間を確かめる:翌月の祝日や臨時休業を、特別営業時間に入れる
  5. パフォーマンスを見る:管理の画面で、検索で表示された回数、電話や道順のボタンが押された回数を確かめる

パフォーマンスの数字は、月ごとの増減よりも、同じ月の前の年と比べたり、数か月の流れで見たりするほうが、変化をつかみやすくなります。季節によってお客さんの動きが変わる業種は特にそうです。

半年に1回やること

  • カテゴリ・サービス・説明文が、今のお店の仕事と合っているか見直す
  • ホームページ・SNS・予約サイトのNAPが、そろっているか確かめる
  • 自分のお店に関係する言葉で地図の検索をして、表示のされ方を確かめる

美容室の1か月の動きの例

第1週:前月の口コミ5件に返信。新しいカラーの写真を3枚追加
第2週:「年末の予約受付を始めました」と最新情報を投稿
第3週:年末年始の営業時間を、特別営業時間に登録
第4週:管理の画面で、電話と道順のボタンが押された回数を確かめ、前の月と比べる

自分でやるか、業者に頼むか

ここまでの作業は、どれも自分でできます。1つのお店なら、最初の設定に半日〜1日、その後は月に1〜2時間ほどで続けられます。

自分でやるいちばんの良さは、お店のことをいちばん知っている人が、情報を書けることです。メニューのこだわりや、お客さんによく喜ばれること、季節ごとの変化は、外の業者には分かりにくい部分です。写真も、毎日の仕事の中でスマホで撮ったもので十分に役立ちます。

業者に頼むことを考えるのは、店舗の数が多くて手が回らない場合や、写真の撮影・投稿の作成まで任せたい場合です。頼む場合も、ここで説明したやってはいけないことをしていないか、何をどこまでしてくれるのかを確かめてください。地図の順位の仕組みについては、Googleマップで上位表示する方法でも詳しく説明しています。

よくある質問

MEO対策は、本当に無料でできますか?

できます。Googleビジネスプロフィールの登録も、情報の編集も、口コミへの返信も、投稿も、すべて無料です。費用がかかるのは、写真の撮影を頼む場合や、業者に作業を任せる場合です。

設定してから、どれくらいで順位に反映されますか?

情報の変更は、数日から数週間で反映されることが多いです。ただ、口コミの数や評価など「知名度」に関わる部分は、時間をかけて積み上げるものです。数か月単位で続けることを前提にしてください。

自宅で仕事をしていて、住所を出したくありません。登録できますか?

出張や訪問で仕事をする業種なら、住所を表示せずに、対応する地域を設定して登録できます。登録のときに、お客さんが来店する場所があるかどうかを選ぶ項目があるので、その案内に沿って設定してください。

悪い口コミを消すことはできますか?

お店の側で、口コミを自由に消すことはできません。ポリシーに違反している口コミ(関係のない内容、差別的な表現、なりすましなど)は、Googleに報告できます。それ以外の口コミには、ていねいに返信することで、これから来るお客さんへの印象を良くできます。

ホームページがなくても、MEO対策はできますか?

Googleビジネスプロフィールだけでも始められます。ただ、ホームページがあると、お店の詳しい情報やメニュー、よくある質問を載せられ、GoogleやAIがお店のことを確かめる材料が増えます。できれば、ホームページも用意して、情報をそろえておくのがおすすめです。

投稿は毎日したほうがいいですか?

毎日である必要はありません。お店の新しい情報があるときに、無理のない頻度で続けることが大切です。月に数回でも、写真や最新情報が更新されていれば、お店が営業していることが伝わります。

店舗を移転したときは、どうすればいいですか?

新しい住所に、今のプロフィールの住所を変更します。新しくプロフィールを作り直すと、これまでの口コミが引き継がれません。住所を変えると、もう一度オーナー確認を求められることがあります。あわせて、ホームページ・SNS・予約サイトの住所も、同じ日に変えておきましょう。

まとめ

MEO対策は、Googleビジネスプロフィールを正確に埋め、口コミと向き合い、ホームページと情報をそろえることの積み重ねです。

この記事のまとめ

  • 地図の検索の順位は「関連性」「距離」「知名度」で決まる。自分で高められるのは関連性と知名度
  • まずGoogleビジネスプロフィールのオーナー確認を済ませる
  • カテゴリ・営業時間・説明文・サービス・写真・属性を、すべて正確に埋める
  • 口コミは見返りなしで自然にお願いし、良いものにも悪いものにも返信する
  • ホームページのNAPと構造化データをそろえる。ホームページ側の不足は多い(運営者の構造化データ不足97%)
  • 毎月、口コミの返信・写真・投稿・営業時間の確認を続ける

Googleビジネスプロフィールを整えたら、次はホームページ側の情報も確かめてください。選ばれるAI診断なら、URLを入れるだけで、22項目の判定と理由を無料で確認できます。

自分のサイトを、無料で診断する

参考にした資料

調査の方法:ホームページ側の割合は、2026年10月2日に見直した採点基準で、選ばれるAI診断が22業種の公式サイト2,296件を再診断した結果のうち、「不足」または「一部不足」と判定されたサイトの割合です。個別のサイト名は公開していません。