GA4でChatGPTなどAIからの訪問を確認する方法|参照元の一覧と、まとめて見る設定【手順つき】
公開日: / カテゴリ: AI検索対策 / 執筆: エラバレル

「ChatGPTからうちのホームページに来ている人は、どれくらいいるのだろう」「AI検索対策をしたけれど、効果があったのか数字で確かめたい」。AIで調べものをする人が増え、こうした疑問を持つ方が増えています。
先に結論をお伝えします。ChatGPTやPerplexityの回答に出たリンクから来た人は、GA4(Googleアナリティクス4)の「セッションの参照元」で確認できます。 ChatGPTなら chatgpt.com、Perplexityなら perplexity.ai のように、AIのサービスごとに名前が記録されます。ただし、GoogleのAIによる概要からの訪問は、ふつうのGoogle検索と分けて見ることはできません。
選ばれるAI診断が22業種・2,296件の公式サイトを診断したところ、AIが回答に使いやすい「質問に答える形の見出し」が足りないサイトが91%ありました。AIからの訪問を数字で見ることは、こうした改善の効果を確かめる第一歩です。
この記事では、AIごとの参照元の名前、いちばん簡単な確認方法、まとめて見るための設定、数字を見るときの注意点、毎月の確かめ方までをまとめます。
この記事でわかること
- GA4の「参照元」とは何か、AIからの訪問がどう記録されるか
- ChatGPT・Perplexity・Gemini・Copilot・Claudeの参照元の名前
- 3ステップでできる、いちばん簡単な確認方法
- 正規表現でAIからの訪問をまとめて見る探索レポートの作り方
- 「AI」のチャネルを作って、毎回分けて見る設定
- 数字を見るときの注意点と、AIからの訪問を増やす方法
GA4の「参照元」とは? AIからの訪問はどう記録されるか
GA4(Googleアナリティクス4)は、Googleが無料で提供しているアクセス解析のツールです。ホームページに来た人が「どこから来たか」「どのページを見たか」「問い合わせをしたか」などを記録します。
「参照元」は、訪問者が直前にいたサイトの名前です。たとえば、ChatGPTの回答の中のリンクを押してホームページに来た人は、参照元が chatgpt.com として記録されます。Googleの検索結果から来た人は google、何も経由せずに直接アドレスを入れた人は (direct) です。
| 用語 | 意味 | 例 |
|---|---|---|
| 参照元(ソース) | どこから来たか | chatgpt.com、google、(direct) |
| メディア | どんな種類の経路か | referral(ほかのサイトのリンク)、organic(検索)、(none)(直接) |
| チャネル | 参照元とメディアをまとめた分類 | 「Organic Search」「Referral」「Direct」など |
| ランディング ページ | 最初に開いたページ | /price/、/faq/ |
「セッション」と「ユーザー」の違い
GA4には「セッションの参照元」と「最初のユーザーの参照元」があります。「セッションの参照元」は、その訪問ごとにどこから来たか。「最初のユーザーの参照元」は、その人が初めて来たときにどこから来たか、です。AIからの訪問の数を見るなら、まずは「セッションの参照元」を使ってください。
AIごとの参照元の名前
| AIのサービス | GA4に記録される参照元の例 |
|---|---|
| ChatGPT | chatgpt.com(以前は chat.openai.com) |
| Perplexity | perplexity.ai、www.perplexity.ai |
| Gemini | gemini.google.com |
| Microsoft Copilot | copilot.microsoft.com |
| Claude | claude.ai |
ChatGPTは、回答のリンクのURLに utm_source=chatgpt.com を付けることがあります。この場合、GA4では参照元が chatgpt.com として記録されます。
GoogleのAIによる概要やAIモードからの訪問は、ふつうのGoogle検索(google / organic)に含まれ、分けて見ることはできません。 AIによる概要についてはAIによる概要に引用されないときの記事、AIモードについてはAIモードの記事で説明しています。
いちばん簡単な確認方法
- GA4の左のメニューで「レポート」→「集客」→「トラフィック獲得」を開く
- 表の見出しの「セッションのデフォルト チャネル グループ」の横の▼で、「セッションの参照元 / メディア」に切り替える
- 表の上の検索窓に
chatgptと入れる
これで、ChatGPTから来たセッションの数が分かります。perplexity gemini copilot も同じように確認できます。
右上の期間を「過去28日間」や「過去90日間」に変えると、月ごとの変化も見られます。AIからの訪問は、小さな会社のホームページではまだ少ないことが多いので、短い期間で0件でも、期間を広げて確かめてください。
〇〇税理士事務所で見るとしたら
「トラフィック獲得」で参照元 / メディアに切り替え、検索窓に chatgpt と入れると、chatgpt.com / referral の行が表示される。セッションが月に数件でも、その行の「キーイベント」(問い合わせなど)の数もあわせて見る。数は少なくても、問い合わせにつながっていれば、AIからの訪問が役に立っていると判断できる。
AIからの訪問をまとめて見る(探索レポート)
AIのサービスをまとめて見たいときは、「探索」でレポートを作ります。
- 左のメニューの「探索」→「空白」を開く
- ディメンションに「セッションの参照元」と「ランディング ページ」を追加
- 指標に「セッション」「エンゲージメント率」「キーイベント」を追加
- 「セッションの参照元」を行に、「セッション」を値に入れる
- フィルタで「セッションの参照元」が「正規表現に一致」、値に次を入れる
chatgpt|openai|perplexity|gemini|copilot|claude
「ランディング ページ」を行に足すと、AIからの訪問が、どのページに入ってきたかが分かります。AIに引用されているページの手がかりになります。
ランディング ページは「AIに選ばれているページ」の手がかり
AIからの訪問が多いページは、AIが回答の出典として使っている可能性が高いページです。そのページに、どんな見出しや答えが書かれているかを見ると、ほかのページを直すときのお手本になります。
AIから来た人の「質」も見る
セッションの数だけでなく、来た人がどう行動したかも見ておくと、AIからの訪問の価値が分かります。探索レポートに入れた指標の意味は、次のとおりです。
| 指標 | 意味 | 見方 |
|---|---|---|
| セッション | 訪問の回数 | 月ごとに増えているか |
| エンゲージメント率 | すぐに帰らず、しっかり見た訪問の割合 | ほかの参照元より高いか低いか |
| キーイベント | 問い合わせ・予約・電話のタップなど、大事な行動の数 | AIから来た人が問い合わせにつながっているか |
キーイベントは、GA4で「問い合わせの完了ページを見た」などを、あらかじめ「キーイベント」として設定しておく必要があります。まだ設定していない場合は、問い合わせフォームの送信完了ページを開いた回数などを、キーイベントに登録しておきましょう。
正規表現とは?
正規表現は、「この文字か、あの文字を含むもの」のように、条件をまとめて書くための書き方です。|(縦棒)は「または」という意味で、chatgpt|perplexity なら「chatgpt または perplexity を含むもの」になります。新しいAIのサービスが増えたら、| のあとに名前を書き足してください。
チャネルとして分けたいとき
管理画面の「データの表示」→「チャネル グループ」で、新しいチャネル グループを作り、「AI」という名前のチャネルを、上の正規表現の条件で追加します。AIのチャネルを「参照」より上に並べておくと、今後の集計で「AI」として分けて見られます(それ以前のデータにもさかのぼって適用されます)。
| 手順 | やること |
|---|---|
| 1 | 「管理」→「データの表示」→「チャネル グループ」を開く |
| 2 | 「新しいチャネル グループを作成」を押し、名前(例:AIを分けたグループ)をつける |
| 3 | 「新しいチャネルを追加」で、名前を「AI」にする |
| 4 | 条件を「参照元」「正規表現に一致」、値を上の正規表現にする |
| 5 | 「AI」のチャネルを、一覧の「Referral(参照)」より上に移動して保存 |
並び順が大事なのは、GA4が上から順に条件を当てはめるためです。「参照」が上にあると、AIからの訪問が「参照」に分類されてしまいます。
よくある失敗
- 既定のチャネル グループを直接書き換えようとして、編集できずに止まる(新しいグループを作って使います)
- 「AI」のチャネルを一覧の下に置いたまま保存し、AIからの訪問が「Referral」に入ったままになる
- 正規表現の前後に空白が入っていて、条件に一致しない
数字を見るときの注意
| 注意点 | 内容 |
|---|---|
| アプリからの訪問は「直接」に入ることがある | ChatGPTなどのスマホアプリから開くと、参照元が記録されず (direct) / (none) になる場合がある |
| AIの回答を読んだだけの人は数えられない | 回答の中で紹介されても、リンクを押さなければ訪問にならない |
| GoogleのAIによる概要は分けられない | google / organic に含まれる |
| 数が少なくても意味がある | AIから来る人は、質問をしたうえで来ているため、問い合わせにつながりやすいと言われる |
「直接」に入った訪問の手がかり
アプリから来た人が「直接」に入ってしまう場合、AIからの訪問だけを正確に取り出すことはできません。ただ、手がかりはあります。たとえば、トップページではなく、料金やよくある質問のような奥のページに、参照元のない訪問が急に増えていたら、AIのアプリや、メッセージで送られたリンクから来ている可能性があります。
あくまで目安ですが、「直接」の訪問のランディング ページも、月に一度ながめておくと変化に気づきやすくなります。GA4の数字は「AIからの訪問の一部」だと考えて、少なめに出ている前提で見てください。
AIからの訪問は、クリックの数だけでは全体の影響を測れません。月に一度、ChatGPTやGeminiで「〇〇市の〇〇(業種)」と聞いて、自社が紹介されるかを確かめるのもおすすめです。AIが会社のことを間違えて紹介しているときは、ChatGPTが間違った情報を答えるときの記事を参考にしてください。
毎月の確かめ方
月に一度のチェックリスト
- 探索レポートで、AIからのセッション数を先月と比べる
- AIからの訪問が多かったランディング ページを3つ書き出す
- AIからの訪問のうち、問い合わせなどのキーイベントが何件あったかを見る
- ChatGPT・Gemini・Perplexityで「〇〇市の〇〇(業種)」と聞き、自社が出るかを確かめる
- 新しく直したページに、AIからの訪問が増えていないかを見る
AIからの訪問を増やすには
AIに引用されるページには、質問の見出しと短い答え、具体的な数字、運営者の情報がそろっています。
22業種・2,296件の診断で多かった不足
- 運営者の情報が構造化データに十分入っていないサイトは97%
- 質問に答える形の見出しが足りないサイトは91%
- 見出しの直後に短い答えがないサイトは83%
AIから人が来ているページを参考に、ほかのページも「質問の見出し → すぐ下に1〜2文の答え」の形に整えると効果的です。GA4で分かったことを、次の改善につなげる目安をまとめました。
| GA4で分かったこと | 次にやること |
|---|---|
| AIからの訪問が、よくある質問のページに多い | ほかのページにも、質問の見出しと短い答えを足す |
| AIからの訪問が、料金のページに多い | 料金の条件や、追加でかかる費用もはっきり書く |
| AIからの訪問が、トップページばかり | 会社概要・サービスごとのページに、具体的な説明を増やす |
| AIからの訪問が0件 | クローラーを止めていないか、Bingに登録されているかを確かめる |
| AIからは来るが、問い合わせにつながらない | 入ってきたページから、問い合わせへの道筋(ボタン・電話番号)を分かりやすくする |よくある質問の作り方はFAQの構造化データの記事で説明しています。また、ChatGPTの検索はBingの検索結果と重なりが大きいため、Bing Webmaster Toolsの記事を参考に、Bingへの登録も確かめておきましょう。
自分のサイトの状態は、選ばれるAI診断で確かめられます。URLを入れるだけで、22項目の判定と理由を無料で確認できます。
自分のサイトを、無料で診断するよくある質問
ChatGPTからの訪問が0件です。
ChatGPTの回答に自社のリンクが出ていないか、アプリからの訪問が「直接」に入っている可能性があります。まずは、ChatGPTの検索がBingの検索結果と重なりが大きいことから、Bingに正しく登録されているか確認してください(Bing Webmaster Toolsの記事)。
Search Consoleで、AIによる概要からのクリックは見られますか?
「検索パフォーマンス」の「ウェブ」の数字に含まれていますが、分けて見ることはできません。
GA4を入れていません。
Googleアナリティクスのアカウントを作り、表示される計測タグをサイトに入れます。WordPressなら、Site Kit by Google などのプラグインで設定できます。
Geminiからの訪問が少ないのはなぜですか?
GeminiやGoogleのAIは、Google検索の仕組みと深く関わっています。Googleの検索画面のAIによる概要やAIモードから来た人は、google / organic に入るため、gemini.google.com として数えられるのは、Geminiのアプリや画面から直接リンクを押した人だけです。Geminiへの対策はGeminiの記事で説明しています。
AIからの訪問は、どれくらいあれば多いと言えますか?
業種やサイトの規模によって大きく違うため、決まった目安はありません。他社と比べるより、自分のサイトの先月・去年と比べて、増えているかどうかを見てください。
チャネル グループを作ると、過去のデータも変わりますか?
カスタムのチャネル グループは、過去のデータにもさかのぼって適用されます。作った日より前の期間でも、AIからの訪問を分けて見られます。
Perplexityからの訪問だけ多いのはなぜですか?
Perplexityは、回答の中に出典のリンクを目立つ形で並べるため、リンクが押される機会が多いと考えられます。Perplexityに選ばれやすいページの特徴はPerplexityの記事で説明しています。
まとめ
GA4でAIからの訪問を確かめる方法をまとめます。
この記事のまとめ
- ChatGPTなどAIからの訪問は、GA4の「セッションの参照元」で確認できる(
chatgpt.comperplexity.aigemini.google.comなど) - いちばん簡単なのは、トラフィック獲得のレポートで参照元 / メディアに切り替え、
chatgptで絞り込む方法 - 探索レポートで、正規表現
chatgpt|openai|perplexity|gemini|copilot|claudeでまとめて見られる。ランディング ページで、引用されているページも分かる - 「AI」のチャネルを作るときは、「参照」より上に並べる
- アプリからの訪問は「直接」に入ることがあり、GoogleのAIによる概要は google / organic に含まれる
- 数字だけでなく、月に一度は実際にAIに聞いて、紹介されるかも確かめる
AIから人が来るページを増やすには、まず自分のサイトに何が足りないかを知ることからです。URLを入れるだけで、22項目の判定と理由を無料で確認できます。
自分のサイトを、無料で診断する参考にした資料
- [[GA4] トラフィック獲得レポート(アナリティクス ヘルプ)](https://support.google.com/analytics/answer/12923437?hl=ja)
- [[GA4] カスタム チャネル グループ(アナリティクス ヘルプ)](https://support.google.com/analytics/answer/13051316?hl=ja)
調査の方法:記事中の数字は、2026年10月2日に見直した採点基準で、選ばれるAI診断が22業種の公式サイト2,296件を再診断した結果です。個別のサイト名は公開していません。