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Wordableの代わりになるツール|日本語のWordPressで使える選択肢と選び方

公開日: / カテゴリ: WordPress入稿 / 執筆: エラバレル

Wordableの代わりになるツール|日本語のWordPressで使える選択肢と選び方

「Wordableを使っていたけれど、日本語の記事で使うには細かいところが合わない」「Googleドキュメントの原稿をWordPressに入れる道具を、ほかにも比べてみたい」。海外の入稿ツールを使った経験のある方から、こうした相談をいただくことがあります。

先に結論をお伝えします。Wordableの代わりを選ぶときは、「日本語の記事と日本のテーマで、どこまで手直しなしで入るか」を基準にするのが近道です。 見出しや画像が入るのはどのツールでも当たり前になりつつあるので、差がつくのは、日本で広く使われているテーマ(CocoonやSWELLなど)の装飾、日本語の案内、そして自分の入稿の流れに合うかどうかです。

この記事では、Wordableでできること、代わりを探す理由、選ぶときに確かめる点、選択肢ごとの向き不向き、日本語の記事で気をつけること、乗り換えの手順までを説明します。なお、各ツールの料金や細かな機能は変わることがあるので、使う前に必ず公式サイトで確かめてください。

この記事でわかること

  • Wordableでできることと、代わりを探す主な理由
  • 代わりのツールを選ぶときに確かめる7つの点
  • 手作業・HTML変換・Docswrite・ドクポス・REST APIの向き不向き
  • 日本語の記事を入稿するときに崩れやすいところ
  • 乗り換えの手順と、試すときのチェックリスト

Wordableとは?

Wordable(ワーダブル)は、Googleドキュメントで書いた原稿を、WordPressなどに書き出すための海外のウェブサービスです。公式サイトでは、書き出し先としてWordPress・HubSpot・Mediumが挙げられています。

公式サイトで紹介されている主な特徴は、次のとおりです。

  • Googleドキュメントの書式を保ったまま書き出す
  • 画像をアップロードした状態で入れる
  • 画像のalt(代替テキスト)を扱える
  • 下書きか公開かを選べる
  • 複数の記事をまとめて書き出せる
  • チームで使うときの権限の管理ができる

原稿をGoogleドキュメントで管理し、ライターや編集者と共同で記事を作るメディアにとって、入稿の手間を減らす道具として使われてきました。公式サイトの案内は英語で書かれているので、日本語で使う場合は、設定の画面や説明を英語で読み進めることになります。料金の形や細かな機能は、時期によって変わることがあるので、最新の内容は公式サイトで確かめてください。

「入稿ツール」がしていること

Googleドキュメントの原稿をWordPressに入れるときに手間がかかるのは、見出し・表・画像を、WordPressの形に作り直す作業です。入稿ツールは、ドキュメントの中身を読み取り、WordPressが理解できる形(ブロックやHTML)に変換して、WordPressの仕組みを通して記事として登録します。どのツールも、基本の考え方は同じです。

代わりを探す主な理由

Wordableが合わないと感じて、ほかのツールを探す理由は、人によってさまざまです。よく聞く理由を挙げます。

  1. 案内やサポートが英語中心で、困ったときに調べにくい。 設定でつまずいたときに、日本語で手順を確かめたい人は少なくありません。
  2. 日本のテーマの装飾に合わせたい。 CocoonやSWELLの吹き出し・ボックスなど、日本のテーマに独自の部品を、原稿から入れたいという声があります。
  3. 必要な機能と、ツールの機能が合わない。 書き出し先が多いことより、WordPressに特化して細かく合わせてほしい、という人もいれば、その逆の人もいます。
  4. 費用と使う量が合わない。 使う記事の数や人数によって、料金の形が合う・合わないがあります。
  5. 今の入稿の流れを変えずに使いたい。 原稿の書き方や、校正の流れを大きく変えずに使えるかどうかも、選ぶときの大事な点です。

どの理由が自分に当てはまるかで、選ぶべき道具が変わります。最初に、自分が困っていることを書き出しておきましょう。

たとえば「英語の案内が読みにくい」だけが理由なら、日本語で手順が説明されている道具を選べば解決します。「入れたあとに、吹き出しやボックスを手で付け直すのが大変」が理由なら、使っているテーマの装飾に対応しているかが一番の基準になります。理由があいまいなまま乗り換えると、新しい道具でも同じ不満が残ることがあるので、具体的に書き出すことが大切です。

代わりのツールを選ぶときに確かめる7つの点

確かめること見るポイント
1. 見出し・表・画像が崩れずに入るか見出しのレベル、表の見出しの行、画像の位置とalt
2. 画像がWordPressのメディアライブラリに入るかほかのサーバーの画像を参照するだけになっていないか
3. 記事の設定まで入るかタイトル、スラッグ、カテゴリー、タグ、アイキャッチ、公開日時
4. 日本のテーマの装飾に対応しているかCocoon・SWELLなど、使っているテーマの吹き出しやボックス
5. WordPressとの接続の方法ログインパスワードを渡さずに済むか、取り消せるか
6. 案内やサポートの言語困ったときに、自分で手順を調べられるか
7. 試せる範囲本番の前に、実際の原稿で試せるか

この中で、見落とされがちなのが2の画像の扱いです。画像がWordPressのメディアライブラリにアップロードされず、元の場所の画像を表示しているだけだと、元の画像が消えたときに、記事の画像も表示されなくなります。

もう一つ大事なのが5の接続の方法です。WordPressには、5.6以降、外部のサービスとつなぐための「アプリケーションパスワード」という標準の仕組みがあります。ログインパスワードとは別に発行でき、あとから取り消せるので、ログインパスワードをそのまま渡すより安全です。仕組みと発行の手順は、WordPressのアプリケーションパスワードとは?の記事で説明しています。

選ぶ前に「いつもの原稿」を1本用意する

ツールの比較表を見るより、自分が普段書いている原稿を1本用意して、実際に入れてみるのがいちばん確実です。見出し・表・画像・リンク・装飾が入った、少し手のかかる原稿で試すと、どのツールが自分の記事に合うかが、すぐに分かります。

代わりになる選択肢と、向き不向き

Wordableの代わりになる方法を、ツールに限らず並べて比べます。

選択肢手間日本のテーマの装飾向いている人
手作業でコピー&ペースト記事ごとに見出し・表・画像を直す手で入れる記事の本数が少ない人
HTMLに変換して貼る変換後のHTMLの手直しが必要手で入れるHTMLを扱える人
Docswrite(海外のサービス)少ない公式の案内で確認が必要複数の書き出し先を使う人
ドクポス(国内のサービス)少ないCocoon・SWELLの吹き出し・ボックスに対応日本語の記事をWordPressに入れる人
REST APIで自作作るのに時間がかかる自分で作り込むプログラムを書ける人

手作業でコピー&ペースト

追加の道具を使わずにできる、いちばん身近な方法です。Googleドキュメントの本文をコピーして、WordPressの編集画面に貼り付けます。見出しや太字は、ある程度そのまま入りますが、表や画像は崩れたり、入らなかったりすることがあり、記事ごとの手直しが必要です。手順と崩れやすい点は、GoogleドキュメントをWordPressの記事に変換する方法の記事で説明しています。

HTMLに変換して貼る

Googleドキュメントの原稿をHTMLに変換して、WordPressのコードエディタに貼る方法です。見出しや表の構造は保ちやすい一方、変換のしかたによっては、余計なタグや書式が大量に入ります。その掃除の方法は、GoogleドキュメントをHTMLに変換する方法の記事で説明しています。

Docswrite

Docswrite(ドックスライト)は、Googleドキュメントの原稿を、WordPressをはじめ、GhostやWebflow、Shopify、Mediumなど、多くの書き出し先に送れる海外のサービスです。公式サイトでは、書式・表・リンク・画像の変換や、下書き・予約・公開の選択、ドキュメント内の表で記事の設定を指定する機能などが紹介されています。WordPress以外にも書き出したい人には選択肢になります。日本語の記事で使うときの注意は、Docswriteの日本語版はある?の記事で説明しています。

ドクポス

ドクポスは、私たちが作っている、GoogleドキュメントからWordPressに記事を作る国内のウェブサービスです。WordPressに特化していて、日本のテーマの装飾に対応しているのが特徴です。くわしくは次の章で紹介します。

REST APIで自作する

WordPressには、外部のプログラムから記事を登録できるREST APIという仕組みがあります。Googleドキュメントの中身を読み取るプログラムと組み合わせれば、自分専用の入稿の道具を作ることもできます。思いどおりに作り込める反面、作るのにも、WordPressやGoogleの仕様の変更に合わせて直すのにも、手間がかかります。

日本語の記事で気をつけること

海外のツールでも国内のツールでも、日本語の記事を入稿するときに崩れやすいところは共通しています。試すときは、次の点を重点的に確かめてください。

  • スラッグ:タイトルが日本語だと、URLの末尾が長い記号の並びになることがあります。英数字のスラッグを指定できるかを確かめます。
  • カテゴリー・タグ:日本語のカテゴリー名が、既存のものと同じものとして扱われるか、新しく別のものが作られてしまわないかを確かめます。
  • 空の行:日本語の原稿は、読みやすさのために空の行を入れることが多く、そのまま入ると記事の中に余計な空白ができます。
  • 全角の記号:全角のスペースや記号が、意図しない形に変わっていないかを確かめます。
  • 表:表の1行目が見出しの行として扱われるか、セルの中の改行が崩れないかを確かめます。
  • テーマの装飾:吹き出しやボックスを、原稿からどう指定するのかを確かめます。

公開ではなく「下書き」で試す

新しいツールを試すときは、必ず「下書き」の状態で入れてください。見た目を確かめないまま公開すると、崩れた記事が読者や検索エンジンの目に触れてしまいます。テスト用のWordPressがあれば、そちらで試すとさらに安心です。

海外のツールを日本語で使うときに、先に確かめること

海外のツールが日本語の記事に使えないわけではありません。ただ、作っている人が日本語の記事を前提にしていないことが多いため、次の点を先に確かめておくと、あとで困りません。

  1. 日本語の題名から、どんなスラッグが作られるか。 指定しないと、読めない記号の並びのURLになることがあります。
  2. 日本語のカテゴリー名を、既存のカテゴリーとして認識するか。 同じ名前の別のカテゴリーが増えていないかを確かめます。
  3. 日本語の文字が化けないか。 題名、本文、画像のファイル名、altの日本語を確かめます。
  4. 困ったときの問い合わせ先。 英語で問い合わせることになるのか、どのくらいで返事がくるのかを確かめます。
  5. 規約や個人情報の扱い。 原稿やWordPressの接続の情報を預けることになるので、規約を読んでおきます。

一度確かめてしまえば、あとは毎回同じ動きをするので、最初の1〜2本で丁寧に確かめることが大切です。確かめた結果はメモに残し、チームの人とも共有しておきましょう。

目的別のおすすめ

ここまでの内容を、目的別にまとめます。

  • 月に数本しか入稿しない:まずは手作業のコピー&ペーストで十分です。崩れやすい点を知っておけば、手直しの時間も短くなります。
  • HTMLを扱えて、細かく調整したい:HTMLに変換して貼る方法が向いています。
  • WordPress以外にも、同じ原稿を書き出したい:Docswriteのように、書き出し先の多いサービスが候補になります。
  • 日本語の記事を、CocoonやSWELLの装飾ごとWordPressに入れたい:ドクポスのように、日本のテーマに対応したサービスが候補になります。
  • 社内にエンジニアがいて、自社の流れに合わせて作り込みたい:REST APIで自作する方法があります。

費用は「手直しの時間」と比べて考える

ツールの料金だけを比べると、無料の手作業がいちばん安く見えます。けれども、1本の記事を入れるたびに、見出しや表、画像の作り直しに時間がかかっているなら、その時間にも費用がかかっています。月に入稿する本数と、1本あたりの手直しの時間をかけ合わせて、ツールの料金と比べてみてください。外注のライターや入稿の担当者に作業を頼んでいる場合は、その作業代とも比べると、判断しやすくなります。

日本語のWordPressに特化した選択肢:ドクポス

ドクポスは、GoogleドキュメントのURLを貼ると、WordPressに記事を作るウェブサービスです。日本語の記事と、日本で広く使われているテーマでの入稿を前提に作っています。

  • 見出し(見出し2・3など)、太字・斜体・下線・取り消し線、リンク、箇条書き・番号リスト、表、画像、蛍光ペンを、WordPressのブロックに変換します
  • 画像は、WordPressのメディアライブラリにアップロードされた状態で入ります
  • 空の段落は入りません。表の1行目が太字なら、見出しの行になります
  • ドキュメントの先頭に「タイトル:」「スラッグ:」「カテゴリ:」「タグ:」「アイキャッチ:」「メタディスクリプション:」「ステータス:」「公開日:」「テーマ:」を書くと、記事の設定に入ります
  • 本文に [吹き出し 名前=太郎 位置=右]〜[/吹き出し] や [ボックス 種類=注意 タイトル=…]〜[/ボックス] と書くと、Cocoon・SWELLの吹き出し・ボックスになります
  • 下書き・予約・公開から選べ、1回で最大50本までまとめて投稿できます。複数のWordPressサイトも登録できます
  • WordPressとは、アプリケーションパスワードで接続します。ログインパスワードは渡しません
  • 文章をAIで書き換えることはなく、ドキュメントのとおりに変換します

ログインはGoogleアカウントで、5記事まで、カード登録なしで試せます。CocoonやSWELLの吹き出しの使い方は、Cocoonの吹き出しの使い方の記事とSWELLのふきだしの使い方の記事で説明しています。

原稿の先頭の書き方の例

タイトル:WordPressの予約投稿のやり方
スラッグ:wp-yoyaku
カテゴリ:WordPressの使い方
タグ:予約投稿,初心者
ステータス:予約
公開日:2026-10-20 09:00
テーマ:swell
(この下から本文を書きます)

乗り換えの手順

今使っている入稿の道具から別のものに乗り換えるときは、次の順番で進めると、記事の公開を止めずに移れます。

  1. 今の入稿の流れを書き出す。 原稿の書き方、校正のしかた、入稿のあとに手で直している作業を一覧にします。
  2. 候補のツールを2〜3個に絞る。 この記事の7つの点のうち、自分にとって大事なものを基準にします。
  3. いつもの原稿で試す。 見出し・表・画像・装飾が入った原稿を、下書きで入れてみます。
  4. 入稿のあとの手直しを比べる。 入れたあとに、どれくらい手で直す必要があったかを比べます。
  5. 原稿の書き方の決まりを直す。 選んだツールに合わせて、ライター向けの執筆ルールを更新します。
  6. しばらくは並行して使う。 数本は今の方法と新しい方法の両方で確かめ、問題がなければ切り替えます。

乗り換えで大事なのは、ツールそのものより、原稿の書き方の決まりをそろえることです。見出しは見出しの書式で付ける、表は表の機能で作る、画像は原稿の中の正しい位置に入れる、といった決まりが守られていれば、どのツールでも入稿は安定します。

新しいツールを試すときのチェックリスト

  • 見出しのレベル(見出し2・見出し3)が正しく入った
  • 表が崩れず、1行目が見出しの行になった
  • 画像がメディアライブラリに入り、正しい位置に表示された
  • タイトル・スラッグ・カテゴリー・アイキャッチなどの設定が入った
  • 使っているテーマの装飾(吹き出し・ボックス)が表示された
  • 余計な空白や、残った書式がなかった
  • ログインパスワードを渡さずに接続できた

よくある質問

Wordableに日本語版はありますか?

公式サイトは英語で案内されています。日本語の画面や日本語の案内があるかは、使う前に公式サイトで確かめてください。

無料で使える代わりの方法はありますか?

手作業のコピー&ペーストや、HTMLに変換して貼る方法は、追加の費用なしでできます。ただし、記事ごとの手直しの時間がかかります。ツールには、一定の本数まで試せるものもあるので、まずは試して、手直しの時間と比べて判断してください。

Wordableで書き出した過去の記事は、乗り換えたあとも大丈夫ですか?

一般に、書き出したあとの記事は、WordPressの中に普通の記事として保存されています。ツールをやめても、記事が消えることはありません。ただし、画像がWordPressに取り込まれずに外部を参照している場合は、その画像の表示を確かめてください。

CocoonやSWELL以外のテーマでも使えますか?

見出し・表・画像などの基本の部分は、テーマに関係なくWordPressのブロックとして入ります。吹き出しやボックスのようなテーマ独自の装飾は、対応しているテーマでだけ表示されます。

複数のWordPressサイトに入稿できますか?

ツールによります。ドクポスは、複数のWordPressサイトを登録して使えます。ほかのツールでも、登録できるサイトの数が決まっていることがあるので、公式の案内で確かめてください。

予約投稿にも使えますか?

多くの入稿ツールは、下書き・予約・公開を選べます。ドクポスでは、原稿の先頭に「ステータス:予約」「公開日:2026-10-20 09:00」のように書くと、その日時の予約投稿として記事が作られます。1週間分の記事を一度に予約しておく、といった使い方もできます。

ライターにも使ってもらえますか?

原稿をGoogleドキュメントで書いてもらい、入稿はツールを使う人がまとめて行う、という分け方が一般的です。ライターには、見出しの書式や表の作り方など、原稿の書き方の決まりを伝えておけば、入稿の段階で崩れることが減ります。

まとめ

Wordableの代わりになるツールの選び方をまとめます。

この記事のまとめ

  • WordableはGoogleドキュメントの原稿をWordPressなどに書き出す海外のサービスで、案内は英語が中心
  • 代わりを選ぶ基準は、日本語の記事と日本のテーマで、どこまで手直しなしで入るか
  • 確かめる点は、見出し・表・画像、メディアライブラリへの取り込み、記事の設定、テーマの装飾、接続の方法、言語、試せる範囲の7つ
  • 手作業・HTML変換・Docswrite・ドクポス・REST APIには、それぞれ向き不向きがある
  • 試すときは、いつもの原稿を「下書き」で入れて、手直しの量を比べる
  • 乗り換えで大事なのは、原稿の書き方の決まりをそろえること

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参考にした資料