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LocalBusinessの型(@type)一覧|業種ごとに何を選べばいいか【日本の業種の対応表・816サイトの調査つき】

公開日: / 更新日: / カテゴリ: 構造化データ / 執筆: エラバレル

LocalBusinessの型(@type)一覧|業種ごとに何を選べばいいか【日本の業種の対応表・816サイトの調査つき】

「構造化データの @type に何を入れればいいのか分からない」「うちは整体院だけど、MedicalBusiness なのか HealthAndBeautyBusiness なのか迷う」。構造化データを自分で書こうとすると、最初につまずくのがこの「型」の選び方です。

先に結論をお伝えします。**店や事務所の構造化データでは、"@type" に業種に合った型を入れます。合う型があればそれを、なければ LocalBusiness を使うのが基本です。迷ったときは、この記事の対応表で近いものを1つ選べば十分です。**

選ばれるAI診断が7業種816の公式サイトを調べたところ、運営者の構造化データがあったサイトの6割が、店や事務所なのに一般的な Organization を使っていました。業種の型を使っていたのは、歯科・クリニックで約3割、美容室・行政書士・税理士では1割未満でした。

この記事では、LocalBusinessとは何かという基本から、816サイトで使われていた型の実態、日本の業種ごとの対応表、選ぶときの注意、自分のサイトの型の確かめ方までをまとめます。

この記事でわかること

  • LocalBusinessとは何か、なぜ業種の型を選ぶとよいのか
  • 816サイトで実際に使われていた型と、業種ごとの差
  • 士業・医療・美容・住まい・飲食などの業種別の対応表
  • 型を選ぶときの5つの注意と、よくある間違い
  • 業種の型にすると使える項目
  • 自分のサイトの型を確かめる方法

LocalBusinessとは? 型(@type)の基本

構造化データは、ページの内容を検索エンジンやAIが読み取りやすい形で書き添えるものです。書き方の決まりは schema.org(スキーマ・ドット・オーグ)という共通の語彙で定められていて、その中で「何についての情報か」を示すのが 型(@type) です。

LocalBusiness(ローカルビジネス)は、「お客さんが訪れる場所を持つ、地域の事業」を表す型です。店舗、医院、サロン、事務所などが当てはまります。

schema.org の型は、親子の関係でつながっています。

  • いちばん大きいのが Organization(組織)
  • その下に LocalBusiness(地域の事業)
  • さらにその下に、Dentist(歯科)、HairSalon(美容室)、AccountingService(会計事務所)など、業種ごとの細かい型

子の型は、親の型の項目をすべて使えます。たとえば Dentist は LocalBusiness の仲間なので、営業時間や住所など、LocalBusiness の項目がそのまま使えます。

「型」と「項目」の違い

型(@type)は「これは何か」を表す名前で、項目(プロパティ)は「その名前・住所・電話番号は何か」を表す中身です。型を選ぶのは「名刺の肩書きを決める」こと、項目を書くのは「名刺に連絡先を書く」ことにたとえられます。肩書きが正確だと、受け取った側(AI)がひと目で何者か分かります。

なぜ業種の型を選ぶとよいのか

Organization でも間違いではありません。ただ、業種の型にすると、次の2つの良いことがあります。

  1. 「何の店か」がAIに伝わる。 Organization は「何かの組織」としか伝わりませんが、Dentist なら「歯科医院」だと分かります
  2. 店舗向けの項目が使える。 営業時間(openingHoursSpecification)、価格帯(priceRange)、地図の座標(geo)などは、LocalBusiness とその仲間の型の項目です

AIが「〇〇市でおすすめの歯医者は?」という質問に答えるとき、「この店は歯科医院で、この場所にあり、この時間に開いている」と機械的に読み取れる情報があることは、紹介の裏付けになります。

816サイトで使われていた型

選ばれるAI診断が2026年9〜10月に、税理士事務所・整体院・工務店・歯科医院・クリニック・美容室・行政書士事務所の公式サイト816件のトップページを調べたところ、運営者の構造化データがあった355件で使われていた型は次のとおりでした。

型件数意味
Organization213一般の組織(業種を示さない)
MedicalClinic29診療所
Person25個人
LocalBusiness24地域の事業(業種を示さない)
Dentist13歯科
LegalService11法律関係の事務所
MedicalBusiness8医療関係の事業
AccountingService7会計事務所
HealthAndBeautyBusiness3健康・美容の事業
HairSalon2美容室
HomeAndConstructionBusiness / GeneralContractor3住宅・建設
816サイトで使われていた運営者の型
出典:選ばれるAI診断の調査

店や事務所なのに、6割が一般的な Organization を使っていました。 Organization でも間違いではありませんが、業種の型にすると、営業時間・価格帯・地図の座標など店舗向けの項目が使え、「何の店か」もAIに伝わります。

業種ごとの差

業種の型(店舗系の型)を使っていたサイトの割合は、業種によって大きく違いました。

業種店舗系の型を使っていたサイト
歯科医院16 / 52(31%)
クリニック43 / 133(32%)
整体院・整骨院12 / 109(11%)
工務店7 / 64(11%)
税理士事務所8 / 97(8%)
行政書士事務所21 / 282(7%)
美容室4 / 77(5%)

医療系は、ホームページ制作会社が医療向けのひな形を使っていることが多いためか、業種の型の利用が進んでいました。

調査の結果

  • 運営者の構造化データがあった355件のうち、Organization が213件(約6割)
  • 業種の型を使っていた割合は、クリニック32%・歯科医院31%と、医療系が高い
  • 美容室5%・行政書士事務所7%・税理士事務所8%は、1割に届かない
  • 22業種・2,296サイトの再診断(2026年10月2日に見直した採点基準)では、「運営者の情報が構造化データに十分入っているか」が不足または一部不足のサイトが97%

Organization が多い理由

WordPressのSEOプラグインの多くは、初期設定で「組織」または「個人」を選ぶ形になっていて、業種の型を選ぶ欄がないか、有料版の機能になっていることがあります。そのため、プラグインの設定を埋めただけのサイトでは Organization になりやすいと考えられます。業種の型にしたい場合は、ローカルSEOの機能がある設定画面を使うか、コードを自分で足します。プラグインごとのやり方は、Rank MathのローカルSEO設定の記事やプラグインなしで構造化データを入れる方法の記事で説明しています。

日本の業種との対応表

ここからは、日本の業種ごとに、どの型を選べばよいかの対応表です。型の名前は英語なので、意味もあわせて覚えておくと選びやすくなります。

士業・専門サービス

業種@type補足
税理士・会計事務所AccountingService経理代行・記帳代行も
弁護士・法律事務所LegalService以前の Attorney は非推奨
司法書士・行政書士LegalService近い型がこれ
社会保険労務士ProfessionalService専門サービス全般の型
不動産会社RealEstateAgent仲介・管理
保険代理店InsuranceAgency
設計事務所・コンサルタントProfessionalService

医療・健康

業種@type補足
内科・皮膚科などの診療所MedicalClinic診療科は medicalSpecialty で
歯科医院Dentist
病院Hospital
整骨院・接骨院MedicalBusiness
鍼灸院・理学療法Physiotherapy
整体院・リラクゼーションHealthAndBeautyBusiness医療行為でないもの
薬局Pharmacy
動物病院VeterinaryCare

美容・健康の店

業種@type
美容室・理容室HairSalon
エステサロンBeautySalon
ネイルサロンNailSalon
ジム・パーソナルジムExerciseGym
スパ・温浴施設DaySpa

住まい・生活

業種@type
工務店・建設会社GeneralContractor(または HomeAndConstructionBusiness)
リフォーム会社HomeAndConstructionBusiness
外壁塗装HousePainter
屋根工事RoofingContractor
電気工事Electrician
水道・設備Plumber
引越し業者MovingCompany
自動車整備AutoRepair
中古車販売AutoDealer
葬儀社LocalBusiness(合う型がない)

飲食・小売・教育

業種@type
飲食店Restaurant(カフェは CafeOrCoffeeShop、居酒屋は BarOrPub)
パン屋・菓子店Bakery
小売店全般Store(花屋は Florist、書店は BookStore など)
学習塾・教室EducationalOrganization(または LocalBusiness)
保育園ChildCare
宿泊施設LodgingBusiness(ホテルは Hotel)

型の名前は、大文字・小文字も含めて正確に書いてください。つづりが違うと、型として認識されません。

業種別に見る、型を選ぶときの考え方

対応表だけでは迷う場合のために、業種のまとまりごとに考え方を補足します。

士業・専門サービスの場合

士業には、日本の資格にぴったり合う型はほとんどありません。税理士なら AccountingService(会計の仕事)、弁護士・司法書士・行政書士なら LegalService(法律の仕事)のように、「何の仕事をしているか」で近い型を選びます。

型だけでは「税理士」「行政書士」という資格までは伝わらないので、description に「〇〇市の行政書士事務所。建設業許可・相続手続き・会社設立を担当」のように、資格名と主な業務を書いてください。資格の登録番号や所属団体は、事務所案内のページの本文に書くと、AIが運営者を確かめる材料になります。

医療・健康の場合

医療系は型の種類が多く、細かく選べます。診療所は MedicalClinic、歯科は Dentist、病院は Hospital です。内科・小児科・眼科などの「診療科」は型ではなく、medicalSpecialty という項目で書きます。

整体院と整骨院は、似ているようで型が分かれます。柔道整復師などの国家資格による施術を行う整骨院・接骨院は MedicalBusiness、医療行為ではない手技やリラクゼーションを行う整体院は HealthAndBeautyBusiness が近い型です。医療の型を選ぶと「医療機関」として伝わるため、実態に合った型を選ぶことが大切です。

美容・健康の店の場合

美容室は HairSalon、エステは BeautySalon、ネイルは NailSalon と、業種名に近い型がそろっています。迷うことは少ない分野ですが、調査では美容室で業種の型を使っていたのは5%だけでした。予約サイトに頼っていて、公式サイトの構造化データまで手が回っていないサイトが多いと考えられます。営業時間・価格帯・最寄り駅からの道順などを、型とあわせて書くと効果的です。

住まい・生活の場合

工務店・リフォーム・外壁塗装・屋根・電気・水道など、工事の種類ごとに型があります。工事をする会社は、お客さんが店に来るのではなく、職人がお客さんの家へ行く形の事業です。その場合も LocalBusiness の仲間の型を使ってかまいません。対応している地域は areaServed という項目で「岐阜市」「〇〇郡」のように書けます。

飲食・小売・教育の場合

飲食店は Restaurant を基本に、カフェ・居酒屋・パン屋などの細かい型を選べます。学習塾や英会話教室は、教育の型である EducationalOrganization が近いですが、これは LocalBusiness の仲間ではありません。営業時間などの店舗向けの項目も使いたい場合は、["EducationalOrganization", "LocalBusiness"] のように2つ並べて書く方法があります。

迷いやすい業種の選び方

〇〇整体院(医療行為ではない手技・リラクゼーション)→ HealthAndBeautyBusiness
〇〇整骨院(柔道整復師が施術する)→ MedicalBusiness
〇〇行政書士事務所 → LegalService(行政書士にぴったりの型はないため、近い型を使う)
〇〇葬祭(葬儀社)→ LocalBusiness にして、description に「〇〇市の葬儀社」と書く
〇〇学習塾 → ["EducationalOrganization", "LocalBusiness"] と2つ並べると、営業時間などの項目も使える

型を選ぶときの注意

  • いちばん近い型を1つ選ぶ。 迷ったら、上の対応表で近いもの、なければ LocalBusiness
  • 複数の型を並べることもできる。 "@type": ["LegalService", "LocalBusiness"] のように書けるが、小さな事業なら1つで十分
  • 場所を持たない会社は Organization。 店舗系の型は、お客さんが来る場所がある事業のためのもの
  • 医療系の「診療科」は型ではなく項目で。 内科・小児科などは medicalSpecialty に書く
  • 型を変えても、ほかの項目の書き方は同じ。 name・address・telephone・openingHoursSpecification などはどの店舗系の型でも共通

よくある間違い

  • 「hairsalon」「Hair Salon」のように、大文字・小文字やスペースが違う(正しくは HairSalon)
  • 存在しない型(例:「TaxAccountant」「Seitai」)を自分で作ってしまう
  • ネット通販だけの会社なのに、店舗系の型にして架空の営業時間を書く
  • 診療科の名前を @type に書いてしまう(例:「Pediatrics」を型にする)
  • トップページとほかのページで、型がばらばらになっている

業種の型にすると使える主な項目

業種の型(LocalBusiness の仲間)にすると、Organization にはない次の項目が使えます。

項目意味書き方の例
openingHoursSpecification営業時間・定休日曜日と開店・閉店の時刻
priceRange価格帯"¥3,000〜¥8,000"
geo地図の座標(緯度・経度)GeoCoordinates で書く
hasMap地図のURLGoogleマップの店舗ページ
areaServed対応している地域"岐阜市" など

営業時間の書き方は営業時間の構造化データの記事、住所の書き方は住所(PostalAddress)の書き方の記事で詳しく説明しています。

型を変えるだけでなく、店舗向けの項目まで書く

@type を Organization から業種の型に変えるだけでは、伝わる情報はあまり増えません。営業時間・価格帯・地図の座標まで書いて、はじめて「業種の型にした意味」が出てきます。型を変えたら、この表の項目もあわせて足してください。

型を選んだあとのコードの書き方は、LocalBusinessの構造化データの書き方の記事で、業種別のコピペ用コードを載せています。業種を選んで入力するだけでコードを作れるツールもあります。

構造化データ作成ツールを使う(無料)

自分のサイトの型を確かめる

  1. Googleの「リッチリザルト テスト」にトップページのURLを入れる
  2. 「ローカル ビジネス」または「組織」の中の @type を見る
  3. Organization になっていて、店や事務所なら、業種の型に変えることを検討する

リッチリザルト テストの使い方は、構造化データの確認方法の記事で画面の見方とあわせて説明しています。

型を見直すときのチェックリスト

  • お客さんが来る店や事務所がある(あれば LocalBusiness の仲間を使う)
  • 対応表に、自分の業種に近い型がある
  • 型のつづりが、大文字・小文字まで正確
  • トップページと会社概要のページで、型と名前がそろっている
  • 業種の型にしたあと、営業時間や住所も書いている

型を変えたら、Organization の情報も見直す

SEOプラグインが Organization を出していて、自分で業種の型のコードを足した場合、運営者の情報が2つ並ぶことがあります。名前・住所・電話番号が同じなら大きな問題にはなりにくいですが、表記が食い違うとAIが混乱します。Organization 全体の書き方は、Organizationの構造化データの記事で説明しています。

よくある質問

Organization のままではダメですか?

ダメではありません。ただ、Organization には営業時間や地図の座標などの店舗向けの項目がありません。お客さんが来る場所があるなら、LocalBusiness か業種の型にしたほうが、伝えられる情報が増えます。

合う型が見つかりません。

LocalBusiness を使ってください。業種は description(説明文)に「〇〇市の葬儀社」のように書けば、AIにも伝わります。

型を変えたら、検索の見た目は変わりますか?

型を変えただけで検索結果の見た目が変わることは、ほとんどありません。AIや検索エンジンが「何の店か」を理解するための情報です。

複数の業種をやっています。型も複数にしたほうがいいですか?

主な業種の型を1つ選べば十分です。たとえば、リフォームと外壁塗装の両方をしている工務店なら、HomeAndConstructionBusiness を選び、description やサービスのページで両方の内容を書きます。型を増やすより、本文で何をしているかをはっきり書くほうが伝わります。

店舗が複数ある場合はどうすればいいですか?

会社全体はトップページで Organization にし、各店舗のページにそれぞれの店舗の業種の型を入れます。店舗ごとに住所・電話番号・営業時間が違うためです。

まとめ

LocalBusinessの型の選び方について、大事な点をまとめます。

この記事のまとめ

  • @type は、合う業種の型があればそれを、なければ LocalBusiness を使う
  • 816の公式サイトで、運営者の情報があった355件の6割は、一般的な Organization を使っていた
  • 業種の型を使っていたのは、歯科・クリニックで約3割、美容室・行政書士・税理士では1割未満
  • 対応表から近い型を1つ選び、つづりを正確に書く。医療の診療科は medicalSpecialty で
  • 型を変えたら、営業時間・価格帯・地図の座標など、店舗向けの項目もあわせて書く
  • 22業種・2,296サイトの再診断では、運営者の構造化データが不足または一部不足のサイトが97%だった

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参考にした資料

調査の方法:2026年9〜10月、選ばれるAI診断で診断した7業種の公式サイト816件のトップページを取得し、運営者の構造化データの @type を集計しました(業種別の割合は、トップページを取得できたサイトを母数にしています)。不足の割合(97%)は、2026年10月に、2026年10月2日に見直した採点基準で22業種の公式サイト2,296件を再診断した結果です。個別のサイト名は公開していません。