税理士事務所のLLMO対策|113事務所のホームページを診断して分かった、AIに選ばれるための直し方【平均60.1点】
公開日: / カテゴリ: 業種別の調査 / 執筆: エラバレル

「税理士を探す人が、AIに相談するなんてまだ先の話では?」「紹介で顧問先が増えているから、ホームページはそこまで手をかけなくていい」。税理士の先生や事務所の職員の方から、こうした声を聞くことがあります。
けれども、「〇〇市で、個人事業主の確定申告に強い税理士は?」「相続税の申告を頼める税理士事務所を教えて」といった相談を、ChatGPTやGoogleのAIによる概要にする人は増えています。紹介を受けた人も、事務所の名前でホームページを調べてから連絡してきます。AIが答えるときに材料にするのは、事務所の公式ホームページ、Googleビジネスプロフィール、税理士の紹介サイトなどです。
先に結論をお伝えします。税理士事務所のホームページは、AIのクローラーにはきちんと読まれている一方で、「誰が・何を・いくらで」引き受ける事務所なのかが、AIに伝わる形になっていません。 構造化データと、質問に答える書き方が大きく不足しています。どちらも、ホームページを作り直さずに足せるものです。
選ばれるAI診断は、全国10都市の税理士事務所・会計事務所の公式ホームページ113件を診断しました。平均は100点満点中60.1点で、調べた22業種の中で4番目(高い順)でした。この記事では、その結果をもとに、税理士事務所のホームページに足りないものと、今日からできる直し方を説明します。
この記事でわかること
- 税理士事務所のLLMO対策とは何か、AIにどんな質問がされるのか
- 113事務所を診断して分かった、点数と弱点
- WordPressとそれ以外での点数の差
- 税理士の氏名・登録番号・所属税理士会の書き方
- 顧問料・対応業務を、質問の見出しと数字で書く方法
- AccountingServiceの構造化データのコード
税理士事務所のLLMO対策とは?
LLMO対策(AIO対策、AI検索対策とも呼ばれます)は、ChatGPTやGoogleのAIによる概要などが回答を作るときに、自分の事務所を正しく読み取り、候補や出典として挙げてもらうための対策です。LLMOは「Large Language Model Optimization(大規模言語モデル最適化)」の略です。
税理士事務所の場合、AIには次のような質問がされます。
- 「〇〇市で、個人事業主の確定申告を頼める税理士は?」
- 「相続税の申告に強い税理士事務所を教えて」
- 「飲食店の顧問をしている税理士は? 顧問料の相場は?」
- 「会社を作りたい。設立の手続きから相談できる税理士は?」
- 「freeeやマネーフォワードに対応している税理士事務所は?」
- 「今の税理士から乗り換えたい。どう探せばいい?」
AIは、地域・得意な業務・対応できる業種・料金の目安・税理士本人の情報を組み合わせて答えようとします。税理士は資格で業務ができる仕事なので、「実在する税理士が運営している事務所か」がはっきり書かれていることが、ほかの業種以上に大事です。
SEO・MEOとの違い
| 対策 | 目的 | 主な場所 |
|---|---|---|
| SEO | Googleの検索結果で上位に出る | ホームページ |
| MEO | Googleマップ(地図の枠)で上位に出る | Googleビジネスプロフィール |
| LLMO | AIの回答で、候補や出典として挙げられる | ホームページ、Googleビジネスプロフィール、税理士の紹介サイト、口コミ |
LLMO対策は、SEOやMEOとまったく別のことをするわけではありません。ホームページとGoogleビジネスプロフィールに正しい情報をそろえ、AIが「読める・信頼できる・引用しやすい」形にすることが中心です。
お金や税金の情報は、AIも慎重に扱う
お金や税金にかかわる情報は、間違えると人の暮らしに大きく影響するため、検索エンジンもAIも、発信元の信頼性を重く見るとされています。誰が書いているのか、その人がどんな資格を持っているのかがはっきりしていることは、税理士事務所のホームページでは特に大事です。
113事務所を診断した結果【平均60.1点】
22業種の中で4番目
選ばれるAI診断では、22業種・2,296件の公式ホームページを、同じ採点基準で診断しています。全体の平均は54.1点で、税理士事務所の60.1点はそれより6.0点高い結果でした。
| 業種 | 調べた数 | 平均点 |
|---|---|---|
| 工務店 | 63 | 62.6 |
| 歯科医院 | 52 | 62.1 |
| 外壁塗装会社 | 82 | 61.5 |
| 税理士事務所 | 113 | 60.1 |
| クリニック(内科・皮膚科) | 133 | 59.2 |
| 整体院・整骨院 | 108 | 58.7 |
| 社会保険労務士事務所 | 106 | 57.9 |
| 行政書士事務所 | 279 | 56.7 |
| 葬儀社 | 138 | 56.5 |
| 不動産会社 | 124 | 53.4 |
| 保険代理店 | 51 | 53.4 |
| 英会話教室 | 56 | 53.0 |
| 眼科 | 77 | 51.4 |
| 学習塾 | 116 | 51.2 |
| 自動車整備工場 | 112 | 50.6 |
| 整形外科 | 45 | 50.2 |
| 中古車販売店 | 120 | 50.0 |
| エステサロン | 63 | 49.6 |
| 動物病院 | 128 | 49.6 |
| ネイルサロン | 148 | 49.3 |
| 美容室 | 78 | 48.5 |
| 旅館・ホテル | 119 | 45.7 |
士業の中では、社会保険労務士事務所(57.9点)や行政書士事務所(56.7点)より高く、士業でいちばん高い点数でした。
税理士事務所113件の調査結果
- 平均点は60.1点(中央値は58点、最低35点、最高92点)。22業種全体の平均は54.1点
- 判定の内訳は、A判定1件(1%)、B判定9件(8%)、C判定61件(54%)、D判定42件(37%)
- 70点以上は23件(20%)、80点以上は7件(6%)
- 運営者の情報が構造化データに十分入っていた事務所は、113件中4件
- AIのクローラーを止めていた事務所は0件
分野ごとの点数
| 分野 | 平均点 |
|---|---|
| AIに読んでもらえるか | 99.7点 |
| 技術の土台(HTTPS・速さ・サイトマップ) | 86.4点 |
| 運営者の信頼性 | 79.0点 |
| AIが引用しやすい書き方 | 53.1点 |
| 構造化データ | 17.6点 |
AIのクローラーを止めている事務所はなく、技術の土台や運営者の信頼性も、ほかの業種と比べて整っています。一方で、構造化データ(17.6点)とAIが引用しやすい書き方(53.1点)が弱く、AIに読まれてはいるが、答えとして使いにくい状態です。
多かった不足
| 不足していた項目 | 税理士事務所(113件) | 22業種全体 |
|---|---|---|
| 運営者の情報が構造化データに十分入っていない | 96%(109件) | 97% |
| ページの内容の種類が、構造化データで伝わっていない | 90%(102件) | 91% |
| 見出しの直後に短い答えがない | 79%(89件) | 83% |
| 質問に答える形の見出しが足りない | 77%(87件) | 91% |
| 共有用の情報(OGP)が足りない | 58%(65件) | 61% |
| 構造化データがない(または壊れている) | 55%(62件) | 59% |
| 見出しの構造に問題がある | 45%(51件) | 53% |
| プライバシーポリシーなどの表記がない | 38%(43件) | 50% |
| タイトルと説明文が適切でない | 36%(41件) | 40% |
| 言語と正規URLの指定が足りない | 31%(35件) | 41% |
| 運営者情報(事務所概要)の中身が不十分 | 28%(32件) | 48% |
| サイトマップがない | 10%(11件) | 17% |
※割合は「不足」または「一部不足」と判定された事務所の割合です。
全体と比べると、税理士事務所は、プライバシーポリシー(38%、全体は50%)や事務所概要の中身(28%、全体は48%)の不足が少なく、基本の表記はある程度そろっています。それでも、構造化データの不足はほぼ全体と同じ9割台でした。
運営者情報で見つからなかったもの
事務所概要などの運営者情報のページで、診断ツールが確かめる4つの情報のうち、見つからなかったものを数えました。
| 見つからなかった情報 | 事務所の数 | 割合 |
|---|---|---|
| 名称・代表者 | 25件 | 22% |
| 連絡先 | 18件 | 16% |
| 所在地 | 14件 | 12% |
| 事業内容・実績 | 12件 | 11% |
「名称・代表者」が見つからなかった事務所が22%ありました。代表税理士の名前が、ロゴやあいさつ文の画像の中にしか書かれていないケースが目立ちます。AIは画像の中の文字を読めないため、税理士の名前が文字で書かれていないと、AIには誰が運営しているのか伝わりません。
WordPressとそれ以外の差
| 作り方 | 事務所の数 | 平均点 |
|---|---|---|
| WordPress | 70件(62%) | 63.7点 |
| それ以外(作成サービス・独自の作りなど) | 43件(38%) | 54.2点 |
WordPressで作られた事務所の平均は、それ以外より9.5点高い結果でした。WordPressはSEOプラグインで構造化データやOGPを出しやすいことが、差の一因と考えられます。ただし、WordPressでもプラグインの設定欄が空のままで、事務所名とURLしか構造化データに入っていない事務所が多く見られました。
書いている事務所ほど、点数が高い
| 項目の状態 | 事務所の数 | 平均点 |
|---|---|---|
| 質問に答える形の見出しが十分 | 26件 | 68.2点 |
| 質問に答える形の見出しが足りない | 59件 | 55.4点 |
| 構造化データがある | 51件 | 67.6点 |
| 構造化データがない | 61件 | 53.9点 |
これらの項目は診断の点数にも含まれるため、点数に差が出るのは当然の面もあります。ただ、差の大きさを見ると、質問に答える見出しと構造化データを整えている事務所は、ほかの項目もあわせて整っている傾向がありました。
なぜ税理士事務所のホームページは点数が伸びないのか
調査の数字から、3つの理由が見えてきます。
理由1:構造化データが、事務所名とURLだけになっている
運営者の情報が構造化データに十分入っていた事務所は、113件中4件だけでした。構造化データはあっても、SEOプラグインが自動で出す最低限の内容(事務所名とURL)だけで、住所・電話番号・ロゴ・SNSなどが入っていない事務所が多く見られます。
理由2:「料金について」「業務案内」の見出しで止まっている
質問に答える形の見出しが足りない事務所が77%、見出しの直後に短い答えがない事務所が79%でした。税理士事務所のホームページでよく見かける見出しは、「業務案内」「料金について」「事務所の特徴」です。「料金について」の下に「お客様の状況に応じてお見積もりします」とだけ書かれていて、AIが答えに使える数字がないケースが多く見られました。
理由3:税理士本人の情報が、文字になっていない
「名称・代表者」が見つからなかった事務所が22%ありました。税理士は、氏名と登録番号で本人を確かめられる資格です。それが文字で書かれていないと、AIが「実在する税理士が運営している事務所か」を確かめる材料が足りなくなります。
税理士事務所の強みは「書ける事実が多い」こと
税理士事務所は、資格、登録番号、所属税理士会、顧問先の業種、対応できる業務、クラウド会計への対応など、AIに伝えられる事実をたくさん持っています。これを、画像ではなく文字で、質問の形で書き出すことが、そのままLLMO対策になります。
今日からできる直し方
1. 税理士の氏名・登録番号・所属税理士会を文字で書く
事務所概要か代表あいさつのページに、次の情報を画像ではなく文字で書きます。
- 代表税理士の氏名(読み方も)
- 税理士の登録番号と、所属している税理士会・支部
- 経歴(勤務した事務所、開業した年)
- 得意な業務と、多く担当している業種
- 事務所の名称・所在地・電話番号・受付時間
代表税理士のプロフィールの例
〇〇 〇〇(〇〇 〇〇)
税理士(登録番号 第〇〇〇〇〇〇号)。〇〇税理士会 〇〇支部 所属。
〇〇市内の税理士法人で10年間、中小企業の税務顧問と相続税の申告を担当したのち、2015年に〇〇税理士事務所を開業。個人事業主と従業員10人以下の法人を中心に担当しています。飲食業と建設業の顧問先が多く、freee・マネーフォワードに対応しています。
登録番号は、日本税理士会連合会の「税理士情報検索」で照合できる番号です。書いておけば、AIにも、依頼を考えている人にも、実在する税理士であることが伝わります。プロフィールの書き方は士業の代表者プロフィールの書き方の記事で詳しく説明しています。
2. 顧問料と対応業務を、質問の見出しと数字で書く
「料金について」という見出しの下に「個別にお見積もり」とだけ書くのではなく、質問の見出しにして、目安の数字で答えます。
| 直す前 | 直した後 |
|---|---|
| 見出し「料金について」/本文「事業規模に応じて個別にお見積もりします」 | 見出し「顧問料は月いくらですか?」/本文「個人事業主の場合、月額〇〇円からです。年商〇〇万円以下・記帳はご自身で行う場合の目安で、確定申告は別に〇〇円からです。」 |
| 見出し「業務案内」/本文に業務名の一覧 | 見出し「確定申告だけの依頼はできますか?」/本文「はい、顧問契約なしで確定申告だけのご依頼も承っています。料金の目安は〇〇円からです。」 |
数字を出すのが不安な場合は、「目安」と明記し、何が含まれて何が含まれないかを書いておけば十分です。
3. よくある質問を10個書く
顧問先を探す人がAIに聞きそうな質問を、見出しにして答えます。
- 「個人事業主でも顧問契約できますか?」
- 「確定申告だけの依頼はできますか?」
- 「相続税の申告の費用はいくらですか?」
- 「初回の相談は無料ですか?」
- 「打ち合わせはオンラインでもできますか?」
- 「クラウド会計(freee、マネーフォワード)に対応していますか?」
- 「今の税理士から切り替えるには、どうすればいいですか?」
- 「対応エリアはどこまでですか?」
- 「担当は税理士本人ですか?」
- 「インボイスの登録について相談できますか?」
見出しのすぐ下の1〜2文で答えを書き、その後に詳しい説明を続けます。よくある質問の構造化データについては、FAQの構造化データの記事で説明しています。
税理士の広告のルールに注意
税理士の業務の広告には、税理士会の規定があります。「地域最安値」「必ず節税できます」「税務調査は来ません」のような、根拠のない断定や、ほかの事務所と比べる表現は避けてください。「顧問料は月額〇〇円から」「相続税の申告を年間〇〇件担当(〇年度)」のように、事実と数字で書けば、ルールにも沿い、AIにも引用されやすい文章になります。
4. AccountingServiceの構造化データを入れる
構造化データ(事務所の情報を、AIや検索エンジンが間違いなく読み取れる書式)は、平均17.6点と最も伸びしろのある分野です。税理士事務所には、会計・税務のサービスを表す AccountingService を使います。
<script type="application/ld+json">
{
"@context": "https://schema.org",
"@type": "AccountingService",
"@id": "https://example.com/#business",
"name": "〇〇税理士事務所",
"url": "https://example.com/",
"logo": "https://example.com/logo.png",
"image": "https://example.com/office.jpg",
"description": "〇〇市の税理士事務所。個人事業主と小規模法人の税務顧問、確定申告、相続税の申告、会社設立を扱っています。飲食業と建設業の顧問先が多く、クラウド会計に対応。代表は税理士の〇〇〇〇(〇〇税理士会所属)。",
"telephone": "+81-58-000-0000",
"address": {
"@type": "PostalAddress",
"postalCode": "500-0000",
"addressRegion": "岐阜県",
"addressLocality": "岐阜市",
"streetAddress": "〇〇町1-2-3 〇〇ビル3F",
"addressCountry": "JP"
},
"areaServed": ["岐阜県", "愛知県"],
"openingHoursSpecification": [{
"@type": "OpeningHoursSpecification",
"dayOfWeek": ["Monday", "Tuesday", "Wednesday", "Thursday", "Friday"],
"opens": "09:00",
"closes": "18:00"
}],
"founder": {"@type": "Person", "name": "〇〇 〇〇", "jobTitle": "税理士"},
"sameAs": ["https://www.facebook.com/〇〇/"]
}
</script>
description に、得意な業務・業種と、対応エリアを書くのがポイントです。「飲食店に強い税理士は?」のような質問に、AIが答える手がかりになります。WordPressなら、SEOプラグインの組織やローカルの設定欄を埋める方法でも、同じ内容を出せます。プラグインの設定とコードの貼り付けの両方を行うと二重になるので、どちらか一方にしてください。型の選び方はLocalBusinessの種類の選び方の記事で説明しています。
入力欄に書き込むだけでコードを作れるツールもあります。
構造化データ作成ツールを使う(無料)5. OGPとプライバシーポリシーを整える
共有用の情報(OGP)が足りない事務所が58%ありました。紹介で顧問先が増える業種なので、事務所のURLがLINEやメールで送られたときに、題名と画像が表示されるようにしておきましょう。WordPressなら、SEOプラグインのソーシャルの設定で、既定の画像を1枚登録すれば全ページに反映されます。
プライバシーポリシーがない事務所も38%ありました。相談の中で売上や資産の情報を受け取る仕事なので、個人情報の扱いを説明するページは必ず用意し、全ページのフッターからリンクしてください。
6. Googleビジネスプロフィールと表記をそろえる
事務所名・住所・電話番号・受付時間を、ホームページ、Googleビジネスプロフィール、税理士の紹介サイトで同じ表記にします。移転や電話番号の変更があったときに、どこか1か所が古いままだと、AIが古い情報で答えてしまうことがあります。
直したあとの確認
税理士事務所のホームページのチェックリスト
- 代表税理士の氏名・登録番号・所属税理士会が、画像ではなく文字で書かれている
- 得意な業務・多く担当している業種・クラウド会計への対応が書かれている
- 顧問料・確定申告・相続税申告などの料金の目安が、数字で書かれている
- よくある質問が、質問の見出し+すぐ下の答えの形で書かれている
- AccountingServiceの構造化データに、住所・電話・説明文・ロゴが入っている
- OGPの画像と説明が設定されている
- プライバシーポリシーのページがあり、フッターからリンクしている
- Googleビジネスプロフィールと、事務所名・住所・電話番号がそろっている
よくある質問
紹介で顧問先が増えているので、ホームページの対策は必要ないのでは?
紹介を受けた人も、多くは事務所の名前でホームページを調べてから連絡します。そのときに、AIに事務所のことを聞く人もいます。ホームページの情報が足りないと、紹介の段階で比べられたときに不利になることがあります。
顧問料をホームページに載せると、値下げ交渉が増えませんか?
目安として「〇〇円から」と、含まれる業務を書いておけば、むしろ料金の合わない問い合わせが減ることがあります。料金を載せるかどうかの考え方はホームページに料金を載せるべきかの記事で説明しています。
登録番号は、本当に載せたほうがいいですか?
載せることをおすすめします。税理士は登録番号で本人を確かめられる資格です。番号が書かれていると、依頼を考えている人にもAIにも、実在する税理士の事務所であることが伝わります。
税理士法人でも、やることは同じですか?
基本は同じです。法人の場合は、代表社員の税理士に加えて、所属する税理士の氏名・登録番号・担当分野を書くと、どの税理士が担当するのかが伝わります。構造化データの名前には、法人の正式な名称を書いてください。
ホームページの制作会社に頼まないと直せませんか?
文章の追加やよくある質問のページは、更新の画面から自分で足せることが多いです。構造化データは、WordPressならSEOプラグインの設定で入れられます。WordPress以外の場合は、コードを貼れる機能があるかを、作成サービスのヘルプで確かめてください。
どれくらいで効果が出ますか?
AIの回答は、検索エンジンやAIのクローラーがページを読み直してから変わります。設定を直してから数週間、内容の充実も含めると数か月が目安です。
まとめ
税理士事務所のホームページは、基本の表記はそろっているものの、AIに伝える形が整っていない事務所が大半でした。
この記事のまとめ
- 税理士事務所の公式ホームページ113件の平均は60.1点で、22業種の中で4番目、士業ではいちばん高かった
- 最も弱い分野は構造化データ(平均17.6点)。運営者の情報が十分だった事務所は113件中4件
- 質問に答える見出しが足りない事務所は77%、見出しの直後に短い答えがない事務所は79%
- 運営者情報で「名称・代表者」が見つからなかった事務所が22%。税理士の名前・登録番号は文字で書く
- 顧問料と対応業務を、質問の見出しと数字で書き、よくある質問を10個作る
- AccountingServiceの構造化データを入れ、Googleビジネスプロフィールと表記をそろえる
まずは、自分の事務所のホームページに何が足りないかを確かめてください。選ばれるAI診断なら、今回の113件と同じ方法で、URLを入れるだけで、22項目の判定と理由を無料で確認できます。
自分のサイトを、無料で診断する参考にした資料
調査の方法:2026年9月、岐阜・名古屋・横浜・福岡・大阪・札幌・仙台・広島・京都・神戸の10都市の税理士事務所・会計事務所の公式サイト114件を、選ばれるAI診断で診断しました(サイトが開けなかった1件を除く113件)。点数・判定・項目ごとの割合は、2026年10月2日に見直した採点基準で再診断した結果です。他の業種の数字も、同じ基準で再診断した22業種・2,296件の結果です。公開しているのは集計した数字だけで、個別の名前と点数は公開していません。