WordPressのサイトマップはプラグインなしでも出ている|wp-sitemap.xml の確認と送信の手順【491サイトの調査つき】
公開日: / 更新日: / カテゴリ: WordPress / 執筆: エラバレル

「サイトマップを作らないといけないと聞いたけれど、WordPressで何をすればいいのか分からない」「SEOプラグインを入れていないので、サイトマップはないと思っていた」。サイトマップについては、こうした思い込みや迷いがよく見られます。
先に結論をお伝えします。**WordPress 5.5以降は、プラグインを入れなくても、https://自分のドメイン/wp-sitemap.xml にサイトマップが自動で作られます。SEOプラグイン(Yoast SEO、All in One SEOなど)を入れると、そのプラグインが作るサイトマップ(/sitemap_index.xml や /sitemap.xml)に置き換わります。どちらか一方が出ていれば十分で、あとは Search Console と Bing に場所を伝えるだけです。**
選ばれるAI診断が調べたWordPressのサイト491件では、どのサイトマップも見つからなかったのは34件(7%)でした。ほとんどのサイトには出ていますが、出ていないサイトにはそれなりの理由がありました。
この記事では、サイトマップとは何かという基本から、自分のサイトの確認方法、SEOプラグインとの関係、出ていないときの原因、Search Console・Bingへの送り方までをまとめます。
この記事でわかること
- サイトマップとは何か、AI検索対策でなぜ大事なのか
- 491のWordPressサイトと、22業種2,296サイトの調査で分かったこと
- 自分のサイトのサイトマップを確かめる方法
- SEOプラグインごとのサイトマップのURLと設定場所
- サイトマップが出ていないときの原因と直し方
- Search Console・Bing Webmaster Tools への送り方
サイトマップとは? AI検索対策で大事な理由
サイトマップは、検索エンジンに「このサイトには、こんなページがあります」と一覧で伝えるファイルです。XML(エックスエムエル)というコンピューター向けの書式で、ページのURLと、更新した日などが並んでいます。
検索エンジンは、ふつうはページ同士のリンクをたどって新しいページを見つけます。ただ、できたばかりのページや、ほかのページからリンクされていないページは、見つけてもらうまでに時間がかかります。サイトマップがあれば、そうしたページも漏れなく伝えられます。
AI検索の多くは、検索エンジンの登録(インデックス)をもとに回答を作っています。ChatGPTの検索はBingの結果と重なりが大きく、GoogleのAIによる概要はGoogleの検索の仕組みの上で動いています。つまり、検索エンジンにページを漏れなく知らせることは、AIに見つけてもらう土台になります。
「サイトマップ」は2種類ある
ホームページの中に「サイトマップ」というページを作って、全ページへのリンクを並べているサイトもあります。これは人が見るための「HTMLサイトマップ」です。この記事で説明しているのは、検索エンジンに送るための「XMLサイトマップ」です。名前は同じですが、役割が違います。
WordPress本体のサイトマップの仕組み
WordPress 5.5(2020年8月)から、本体にサイトマップの機能が入りました。特徴は次のとおりです。
https://自分のドメイン/wp-sitemap.xmlが、サイトマップの入口(目次)になる- その下に、投稿・固定ページ・カテゴリー・タグなどの種類ごとのサイトマップが自動で作られる
- ページを追加・削除すると、サイトマップも自動で変わる
- 設定画面はなく、SEOプラグインのサイトマップを有効にすると止まる
本体のサイトマップには、投稿者(ユーザー)のアーカイブページの一覧も入ります。ログインに使う名前が見えることを気にする場合は、SEOプラグインのサイトマップに切り替えるか、ユーザーの一覧を外す設定ができるプラグインを使う方法があります。
491のWordPressサイトで、サイトマップはどうなっていたか
選ばれるAI診断が2026年9〜10月に調べた7業種の公式サイトのうち、WordPressのサイト491件で、サイトマップのURLを実際に開いて確かめました。
| サイトマップ | 見つかったサイト |
|---|---|
| /wp-sitemap.xml(WordPress本体) | 377件(77%) |
| /sitemap.xml | 452件(92%) |
| /sitemap_index.xml(主にSEOプラグイン) | 215件(44%) |
| どれも見つからない | 34件(7%) |
| robots.txt にサイトマップの場所を書いている | 431件(88%) |
ほとんどのWordPressサイトには、何らかのサイトマップがありました。見つからなかった34件は、SEOプラグインを使っていないサイトが23件で、テーマやセキュリティ系のプラグインが本体のサイトマップを止めていたり、古いWordPressのままだったりするケースと考えられます。
業種を広げると、サイトマップの不足は17%
2026年10月2日に見直した採点基準で、WordPress以外も含めた22業種・2,296の公式サイトを再診断すると、「サイトマップがあるか」の項目が不足または一部不足だったサイトは17%でした。WordPressのサイトに限った7%より多く、手作りのHTMLやほかのシステムで作られたサイトでは、サイトマップがないことが多いと考えられます。
業種によっても差がありました。
| 業種 | サイトマップが不足または一部不足 |
|---|---|
| 保険代理店 | 29% |
| 中古車販売店 | 28% |
| 動物病院・自動車整備 | 26% |
| 眼科 | 25% |
| 不動産会社 | 24% |
| 行政書士 | 19% |
| 学習塾 | 16% |
| 税理士・整体院 | 10% |
| クリニック | 6% |
| 工務店・外壁塗装 | 5% |
調査の結果
- WordPress 491サイトのうち、どのサイトマップも見つからなかったのは34件(7%)
- 見つからなかった34件のうち23件は、SEOプラグインを使っていなかった
- WordPressの88%は、robots.txt にサイトマップの場所を書いていた
- 22業種・2,296サイトの再診断では、サイトマップが不足または一部不足のサイトが17%
- 多かったのは保険代理店(29%)・中古車販売店(28%)、少なかったのは工務店・外壁塗装(5%)
自分のサイトマップを確認する
ブラウザで、次のURLを順に開いてみてください。
| 開くURL | 表示されたら |
|---|---|
https://自分のドメイン/wp-sitemap.xml | WordPress本体のサイトマップ(SEOプラグインなし) |
https://自分のドメイン/sitemap_index.xml | Yoast SEO・Rank Math・All in One SEO などのサイトマップ |
https://自分のドメイン/sitemap.xml | All in One SEO など。本体のサイトマップに転送されることもある |
https://自分のドメイン/robots.txt | 最後のほうの Sitemap: の行に、使われているサイトマップが書いてある |
ページやURLの一覧が表示されれば、サイトマップは出ています。「ページが見つかりません」なら出ていません。
/sitemap.xml を開くと、自動で /wp-sitemap.xml や /sitemap_index.xml に移動することもあります。移動した先でURLの一覧が見えていれば問題ありません。いちばん確実なのは robots.txt の Sitemap: の行を見ることで、ここに書かれているURLが、今そのサイトで使われているサイトマップです。
中身も見ておく
サイトマップが出ていても、中身が正しいとは限りません。入口のサイトマップから、投稿や固定ページのサイトマップを開いて、次の点を確かめてください。
サイトマップの中身のチェックリスト
- サービス・料金・会社概要・よくある質問など、大事なページが入っている
- 「お礼のページ」「テスト用のページ」など、検索に出したくないページが入っていない
- URLが
https://で始まり、ふだん使っているURL(www の有無も含めて)と同じ - 削除したページや、古いドメインのURLが残っていない
- 開いたときにエラーや文字だけの崩れた表示にならない
SEOプラグインとの関係
| 使っているもの | サイトマップ | 設定場所 |
|---|---|---|
| SEOプラグインなし | /wp-sitemap.xml(本体) | 設定なし。自動 |
| Yoast SEO | /sitemap_index.xml | Yoast SEO → 設定 → サイトの機能 → XMLサイトマップ |
| All in One SEO | /sitemap.xml | All in One SEO → サイトマップ |
| Rank Math | /sitemap_index.xml | Rank Math → サイトマップ設定 |
| SEO SIMPLE PACK | 作らない(本体の /wp-sitemap.xml を使う) | 設定なし |
SEOプラグインのサイトマップを有効にすると、本体の wp-sitemap.xml は止まり、プラグインのほうに置き換わります。どちらか一方が出ていれば十分です。両方を送る必要はありません。
サイトマップは「1つに決めて、それを送る」
SEOプラグインを入れ替えたときなどに、古いサイトマップのURLを Search Console に登録したままになっていることがあります。今どのサイトマップが出ているかを確かめて、それだけを送ってください。古いURLは Search Console のサイトマップの画面から削除できます。
〇〇工務店の場合
状況:以前は Yoast SEO を使っていたが、SEO SIMPLE PACK に入れ替えた。Search Console には /sitemap_index.xml が登録されたまま。
確認:/sitemap_index.xml を開くと「ページが見つかりません」、/wp-sitemap.xml を開くとURLの一覧が表示された。
直すこと:Search Console で /sitemap_index.xml を削除し、wp-sitemap.xml を新しく送信。robots.txt の Sitemap の行も wp-sitemap.xml になっているか確認する。
サイトマップが出ていないときの原因
| 原因 | 確認すること |
|---|---|
| SEOプラグインのサイトマップ機能をオフにしている | プラグインの設定を確認してオンにする |
| テーマやプラグインが本体のサイトマップを止めている | 最近入れたプラグインを疑う。セキュリティ系・高速化系に多い |
| WordPressが古い(5.5未満) | WordPressを更新する |
| 「検索エンジンがサイトをインデックスしないようにする」にチェック | 本体のサイトマップは出なくなる。外し忘れの記事を参照 |
| パーマリンクの設定が初期のまま | 「設定 → パーマリンク」で一度保存し直すと出ることがある |
原因の探し方の順番
- 「設定 → 表示設定」で、「検索エンジンがサイトをインデックスしないようにする」にチェックが入っていないか見る
- 「設定 → パーマリンク」を開き、何も変えずに「変更を保存」を押す
- SEOプラグインを使っているなら、サイトマップの設定がオンになっているか見る
- それでも出ない場合は、最近入れたプラグインを1つずつ止めて、サイトマップが出るか確かめる
- WordPress本体が5.5より古いなら、バックアップを取ってから更新する
「検索エンジンに表示しない」のチェックは要注意
制作中に「検索エンジンがサイトをインデックスしないようにする」にチェックを入れたまま公開してしまうと、サイトマップが出ないだけでなく、検索そのものに載らなくなります。サイトマップが出ていないときは、最初にここを確かめてください。検索に載らない設定のほかの確かめ方は、noindexの確認方法の記事で説明しています。
サイトマップに入れるページ・外すページ
サイトマップは「検索に出したいページの一覧」です。何でも入れればよいわけではなく、検索に出したいページだけが入っている状態が理想です。小さな会社・店のサイトなら、次のように考えると分かりやすいです。
| ページの種類 | サイトマップに | 理由 |
|---|---|---|
| トップページ、サービス・料金、会社概要 | 入れる | お客さんが探す中心のページ |
| よくある質問、事例紹介、解説記事 | 入れる | AIが質問への答えとして使いやすい |
| お知らせ(休業のお知らせなど) | どちらでもよい | 古いものは整理してもよい |
| カテゴリー・タグの一覧 | 外してもよい | 中身が少ない一覧ページは価値が低い |
| お礼のページ、テスト用のページ | 外す | 検索から来た人の役に立たない |
| 投稿者のアーカイブ | 外してもよい | 1人で書いているなら不要なことが多い |
SEOプラグインを使っていれば、投稿の種類ごと(投稿・固定ページ・カテゴリー・タグなど)にサイトマップに入れるかどうかを選べます。本体の wp-sitemap.xml だけを使っている場合は、細かい調整には追加のプラグインやコードが必要になります。
WordPress以外のサイトの場合
Wix・ジンドゥー・STUDIOなどのホームページ作成サービスの多くは、サイトマップを自動で作ります。手作りのHTMLのサイトでは、サイトマップを自分で作って置く必要があります。サイトマップを作れる無料のツールもありますが、ページを追加したら作り直しが必要です。制作会社に任せている場合は、「サイトマップはありますか、どこにありますか」と聞いてみてください。作成サービスごとの違いは、ホームページ作成サービスの比較の記事でも触れています。
Search ConsoleとBingに送る
サイトマップがあっても、検索エンジンに場所を伝えたほうが早く確実に読まれます。
Google(Search Console)
- Search Consoleの左のメニュー →「サイトマップ」
- 「新しいサイトマップの追加」に、
wp-sitemap.xmlまたはsitemap_index.xmlなど、上で確認したURLの後ろの部分を入れる - 「送信」→ 状態が「成功しました」になっているか確認
送信したあとは、「検出されたページ」の数も見ておきます。サイトのページ数より極端に少ない場合は、サイトマップに大事なページが入っていない可能性があります。
Bing
Bing Webmaster Toolsの「サイトマップ」から同じように送ります。Search Consoleから設定を取り込めば、サイトマップも自動で登録されます。ChatGPTの検索はBingの結果と重なりが大きいので、こちらもやっておくと安心です。Bing Webmaster Tools では、サイトマップのほかに、ページが登録されているかや、どんな言葉で表示されたかも確かめられるので、Search Console と同じように時々見ておくと、AI検索に向けた状態の変化にも気づきやすくなります。手順はBing Webmaster Toolsの記事で説明しています。
robots.txt にも書いておく
robots.txt の最後に次の1行があると、登録していない検索エンジンにも場所が伝わります。SEOプラグインを使っていれば自動で入ることが多いです。
Sitemap: https://example.com/wp-sitemap.xml
調査では、WordPressの88%が robots.txt にサイトマップの場所を書いていました。robots.txt の確かめ方は、robots.txtの確認方法の記事で説明しています。
選ばれるAI診断では、サイトマップがあるかを、ほかのAI検索対策の項目と一緒に無料で確認できます。
自分のサイトを、無料で診断するよくある質問
サイトマップがないと、検索に出ませんか?
リンクをたどって見つけてもらえるので、出ないわけではありません。ただ、新しいページやリンクが少ないページは見つけてもらうまで時間がかかります。サイトマップがあれば、漏れなく早く伝わります。
サイトマップに載せたくないページがあります。
SEOプラグインでページを noindex(検索に載せない設定)にすると、多くの場合サイトマップからも外れます。本体の wp-sitemap.xml を使っている場合は、使っているプラグインによって扱いが違うので、noindex にしたあと、サイトマップを開いて外れているかを確かめてください。
Search Consoleで「取得できませんでした」と出ます。
ブラウザでサイトマップのURLが開けるか確認してください。開けない場合は上の「出ていないときの原因」を、開ける場合は時間をおいて再送信してください。
ページを追加するたびに、サイトマップを送り直す必要がありますか?
ありません。一度送っておけば、検索エンジンが定期的にサイトマップを読み直します。WordPressのサイトマップは、ページを追加すると自動で更新されます。
Search Consoleの「検出されたページ」の数が、サイトのページ数と合いません。
サイトマップには、投稿・固定ページのほか、カテゴリーやタグの一覧、投稿者のページなども入るため、自分で数えたページ数より多くなることがあります。逆に少ない場合は、大事なページがサイトマップに入っていないか、noindex になっていないかを確かめてください。また、サイトマップに入っていても、すべてのページが検索に登録されるとは限りません。登録の状況は、Search Consoleの「ページ」の画面で確認できます。
小さなサイトでも、サイトマップは必要ですか?
ページが数枚しかなく、すべてのページがトップページからリンクされていれば、なくても見つけてもらえることがほとんどです。ただ、WordPressなら最初から出ているので、Search Console と Bing に送っておくだけで済みます。手間はほとんどかからないので、やっておいて損はありません。
まとめ
WordPressのサイトマップについて、大事な点をまとめます。
この記事のまとめ
- WordPress 5.5以降は、プラグインなしでも /wp-sitemap.xml にサイトマップが出ている
- SEOプラグインを入れると、プラグインのサイトマップ(/sitemap_index.xml など)に置き換わる。どちらか一方で十分
- WordPress 491サイトのうち、どのサイトマップも見つからなかったのは34件(7%)
- 22業種・2,296サイトの再診断では、サイトマップの不足は17%。保険代理店・中古車販売店で多かった
- 出ていないときは、「検索エンジンに表示しない」のチェック、パーマリンクの保存、プラグインの設定の順に確かめる
- 見つけたサイトマップを、Search ConsoleとBing Webmaster Toolsに送り、robots.txt にも書いておく
サイトマップのほかにも、AIに見つけてもらうための項目はいくつもあります。選ばれるAI診断なら、URLを入れるだけで、22項目の判定と理由を無料で確認できます。
自分のサイトを、無料で診断する参考にした資料
調査の方法:2026年9〜10月、選ばれるAI診断で診断した7業種の公式サイトのうち、WordPressのサイト491件について、/wp-sitemap.xml・/sitemap.xml・/sitemap_index.xml と robots.txt を実際に取得して確かめました。業種別のサイトマップの不足の割合は、2026年10月に、2026年10月2日に見直した採点基準で22業種の公式サイト2,296件を再診断した結果です(「不足」または「一部不足」と判定された割合)。個別のサイト名は公開していません。