選ばれるAI診断

Search Consoleの使い方|小さな会社が見るべき3つの画面と、月1回10分の確認手順

公開日: / カテゴリ: 確認と設定 / 執筆: エラバレル

Search Consoleの使い方|小さな会社が見るべき3つの画面と、月1回10分の確認手順

「Search Consoleに登録したけれど、画面が多くてどこを見ればいいか分からない」「グラフや数字が並んでいて、何を判断すればいいのか分からない」。ホームページを自分で管理している小さな会社やお店の方から、よく聞く声です。

先に結論をお伝えします。小さな会社がSearch Consoleで見るべき画面は、「検索パフォーマンス」「ページ(インデックス作成)」「URL検査」の3つだけです。 この3つで、「どんな言葉で検索されて、どのページが見られているか」「検索に載っていない大事なページはないか」「直したページを早く読んでもらう」ことができます。ほかの画面は、困ったときに見れば十分です。

Search Consoleは、Googleの検索だけでなく、GoogleのAIによる概要やAIモードに出るための土台を確かめる道具でもあります。AIの機能は、Googleの検索に登録されているページを材料にして答えを作るからです。

この記事では、Search Consoleとは何か、3つの画面の見方と使い方、月1回の確認の手順、よくある困りごとと直し方、AI検索との関係までを説明します。

この記事でわかること

  • Search Consoleとは何か、Googleアナリティクスとの違い
  • 小さな会社が見るべき3つの画面と、その理由
  • 検索パフォーマンス:どんな言葉で検索されているかの見方
  • ページ(インデックス作成):検索に載っていないページの見つけ方
  • URL検査:直したページを早く読んでもらう方法
  • 月1回10分でできる確認の手順と、AI検索との関係

Search Consoleとは?

Search Console(サーチコンソール)は、Googleが無料で提供している、自分のホームページが、Googleの検索でどう扱われているかを確かめる道具です。正式には「Google Search Console」と呼ばれます。

Search Consoleで分かることは、大きく3つです。

  • 自分のホームページが、Googleの検索で、どんな言葉で、何回表示され、何回クリックされたか
  • ホームページのどのページが、Googleの検索に登録されているか(登録されていないなら、その理由)
  • Googleがページを読むときに、問題が起きていないか

制作会社にホームページを作ってもらった場合、Search Consoleの登録が制作会社のGoogleアカウントで行われていることがあります。その場合は、左のメニューの「設定」→「ユーザーと権限」から、自分のGoogleアカウントを「オーナー」か「フル」の権限で追加してもらいましょう。制作会社との契約が終わっても、自分でデータを見られるようにしておくためです。

まだ登録していない方は、先に登録を済ませてください。WordPress・Wix・ジンドゥーなど、作り方別の手順はSearch Consoleの登録方法で説明しています。

Googleアナリティクスとの違い

Googleアナリティクス(GA4)は、「ホームページに来た人が、中で何をしたか」を調べる道具です。Search Consoleは、「ホームページに来る前の、Googleの検索結果で何が起きていたか」を調べる道具です。Search Consoleでは、検索された言葉や、検索結果に表示されたのにクリックされなかった回数が分かります。2つは役割が違うので、両方使うのが理想ですが、小さな会社なら、まずSearch Consoleだけでも十分役に立ちます。

小さな会社が見るべき3つの画面

Search Consoleの左側のメニューには、たくさんの項目が並んでいます。小さな会社のホームページなら、まずは次の3つだけを覚えてください。

画面メニューの場所分かること見る頻度
1. 検索パフォーマンス「検索パフォーマンス」(「検索結果」)どんな言葉で検索され、何回表示・クリックされたか月1回
2. ページ「インデックス作成」→「ページ」検索に登録されているページと、登録されていないページの理由月1回
3. URL検査画面の上の検索欄1つのページの登録の状態。直したページの読み直しのお願いページを直したとき

この3つで、「お客さんに見つけてもらえているか」「見つけてもらえない原因はないか」「直したことを早く伝える」という、検索で集客するための基本がすべて押さえられます。

画面1:検索パフォーマンスの見方

検索パフォーマンスは、Googleの検索結果で、自分のホームページがどれだけ表示され、クリックされたかを見る画面です。

開き方

  1. Search Consoleを開き、左上で自分のホームページ(プロパティ)を選ぶ
  2. 左のメニューの「検索パフォーマンス」を押す(「検索結果」と表示されている場合もあります)
  3. グラフの上の「合計クリック数」「合計表示回数」「平均CTR」「平均掲載順位」の4つの枠を、すべて押して表示させる

4つの数字の意味

数字意味見るときのポイント
合計クリック数検索結果から、ホームページがクリックされた回数実際に来てくれた人の数の目安
合計表示回数検索結果に、ホームページが表示された回数見つけてもらえる機会の多さ
平均CTR表示されたうち、クリックされた割合低いなら、タイトルや説明文を見直す
平均掲載順位検索結果で表示された順位の平均1に近いほど上位

「クエリ」で、どんな言葉で検索されているかを見る

グラフの下にある表の「クエリ」のタブを開くと、ホームページが表示された検索の言葉の一覧が出ます。ここが、検索パフォーマンスでいちばん役に立つ部分です。

  • 会社名・店名で検索されている回数:指名で探してくれている人の数。少なすぎるなら、ホームページの外での知名度が課題
  • 「地域名+業種」などの言葉:これから新しいお客さんになってくれる人の検索。増えていれば集客の成果
  • 思ってもいなかった言葉:お客さんが実際に使っている言葉。ページの見出しや、よくある質問の材料になる

表示回数が多いのにクリックが少ない言葉は、宝の山

表示回数は多いのに、クリック数が少ない言葉があれば、そのページのタイトルや説明文が、検索した人の知りたいことに合っていない可能性があります。タイトルに検索の言葉を入れる、説明文に答えの要点を書く、といった直しで、クリックが増えることがあります。

「ページ」で、どのページが見られているかを見る

同じ表の「ページ」のタブでは、ページごとのクリック数と表示回数が分かります。サービスのページや料金のページが、どれくらい検索から見られているかを確かめます。トップページばかりが表示されていて、サービスのページがほとんど表示されていない場合は、サービスのページの中身を充実させる余地があります。

フィルタで、見たい言葉だけにしぼる

クエリの一覧が長いときは、グラフの上の「+ 新規」(フィルタの追加)から「検索キーワード」を選び、言葉でしぼり込めます。たとえば、自分の地域の名前(「〇〇市」)でしぼると、地域名を含む検索だけが残ります。業種の言葉(「歯医者」「税理士」など)でしぼれば、新しいお客さんの検索がどれくらいあるかが分かります。

反対に、会社名・店名を「含まない」条件でしぼると、まだ自社を知らない人が、どんな言葉で見つけてくれているかが分かります。会社名以外の言葉での表示とクリックが増えていくことが、検索からの新しいお客さんが増えている合図です。

期間を比べる

グラフの上の「日付」を押し、「比較」を選ぶと、前の期間と比べられます。「過去3か月間」と「前の期間」を比べると、季節の影響を受けにくく、変化が分かりやすくなります。ホームページを直したあとは、直す前と後の期間を比べて、効果を確かめます。

数字の小さな上下は気にしすぎない

小さな会社のホームページでは、1日のクリック数が数回ということも珍しくありません。数が少ないと、日によって大きく上下して見えます。1日ごとではなく、月ごと・3か月ごとの流れで見てください。

画面2:ページ(インデックス作成)の見方

「ページ」の画面では、ホームページのページのうち、Googleの検索に登録されている(インデックスされている)ページと、登録されていないページの数と理由が分かります。

開き方

  1. 左のメニューの「インデックス作成」を開く
  2. 「ページ」を押す
  3. 「インデックスに登録済み」と「未登録」の数を確かめる
  4. 下の「ページがインデックスに登録されなかった理由」の一覧を見る

未登録の理由の読み方

「未登録」があっても、すぐに問題というわけではありません。わざと検索に出していないページや、同じ内容の別のURLもここに入るからです。大事なのは、検索に出したいページが、未登録に入っていないかです。

よく出る理由意味やること
noindex タグによって除外されましたページに「検索に載せない」指定が入っている出したいページなら、指定を外す
ページにリダイレクトがあります別のURLへ転送されている転送先のページが登録されていれば問題なし
代替ページ(適切な canonical タグあり)同じ内容の別のURLを、正式なURLとして指定している正式なURLのほうが登録されていれば問題なし
クロール済み - インデックス未登録Googleが読んだが、登録しなかった中身が薄くないか、ほかのページと重なっていないかを見直す
検出 - インデックス未登録URLは知っているが、まだ読んでいないしばらく待つ。大事なページならURL検査で登録をお願いする
見つかりませんでした(404)ページが存在しない消したページなら問題なし。リンクが残っていれば直す

理由をクリックすると、当てはまるページのURLの一覧が出ます。この中に、トップページやサービス・料金・会社概要のページが入っていたら、すぐに対応してください。反対に、送信完了のページや、古いURLから転送しているページ、画像のファイルのURLなどが並んでいるだけなら、心配はいりません。「未登録」の数が多くても、大事なページが含まれていなければ問題ない、と覚えておきましょう。

それぞれの理由の詳しい直し方は、ページがインデックスされない原因と対処法で説明しています。noindexについてはnoindexとは?もあわせてご覧ください。

サイトマップも、ここで確かめる

「インデックス作成」の中の「サイトマップ」では、サイトマップ(ホームページのページの一覧を、検索エンジン向けにまとめたファイル)を送れます。送っていない場合は、一度送っておきます。選ばれるAI診断が22業種・2,296の公式サイトを診断したところ、サイトマップが見つからないサイトが17%ありました。WordPressでの作り方はWordPressのサイトマップの記事で説明しています。

画面3:URL検査の使い方

URL検査は、1つのページについて、Googleに登録されているかどうかを調べ、必要なら読み直しをお願いする機能です。

使い方

  1. Search Consoleの画面のいちばん上にある検索欄に、調べたいページのURLを入れて、Enterを押す
  2. 「URLはGoogleに登録されています」と出れば、そのページは検索に載る状態
  3. 「URLがGoogleに登録されていません」と出たら、下の説明を開いて理由を確かめる
  4. ページを新しく作った・直した場合は、「インデックス登録をリクエスト」を押す

どんなときに使うか

  • 新しいサービスのページを作ったとき
  • 料金や営業時間など、大事な情報を直したとき
  • 「検索に出てこない」と感じたページがあるとき
  • noindexの指定を外したとき

大事なページを作ったり直したりしたら、URL検査で「インデックス登録をリクエスト」を押す、と習慣にしておくと、Googleに早く読んでもらえることがあります。ただし、リクエストを押しても、すぐに検索結果が変わるとは限りません。何度も押す必要はありません。

営業時間を変えた整体院の場合

よくある状態:〇〇整体院が、土曜日の営業時間を延ばしてホームページを直した。ところが、検索結果やAIによる概要には、しばらく古い営業時間が出ていた。
やったこと:①直したページのURLをURL検査に入れ、「インデックス登録をリクエスト」を押した ②Googleビジネスプロフィールの営業時間も同じように直した ③1〜2週間後に、URL検査で「最終クロール」の日付が新しくなっているかを確かめた。

「公開URLをテスト」で、今のページを確かめる

URL検査の画面の右上にある「公開URLをテスト」を押すと、Googleが今のページを読めるかを、その場で確かめられます。直したばかりのページで、noindexが外れているか、ページが読めるかを確かめるときに便利です。

月1回10分でできる確認の手順

3つの画面の使い方が分かったら、月に1回、次の順番で確認する習慣をつけましょう。

  1. 検索パフォーマンスで、前の月と比べる(3分):クリック数と表示回数が大きく減っていないか
  2. クエリの一覧を見る(3分):新しく出てきた言葉、表示回数が多いのにクリックが少ない言葉をメモする
  3. ページの画面で、未登録の理由を確かめる(2分):大事なページが未登録に入っていないか
  4. 今月直したページを、URL検査で確かめる(2分):登録されているか、最終クロールの日付

月1回の確認のチェックリスト

  • クリック数・表示回数が、前の期間より大きく減っていない
  • 会社名・店名での検索が表示されている
  • 「地域名+業種」の検索で、表示されている言葉がある
  • 表示回数が多いのにクリックが少ない言葉をメモした
  • トップ・サービス・料金・会社概要のページが「未登録」に入っていない
  • 直したページの登録をリクエストした

確認した結果は、表計算のシートなどに、月ごとのクリック数・表示回数・気になった言葉を1行ずつ記録しておくと、半年後、1年後に振り返りやすくなります。メモした言葉は、ホームページの見出しや、よくある質問を書くときの材料にします。お客さんが実際に使っている言葉で書くと、検索にもAIにも見つけてもらいやすくなります。

Search ConsoleとAI検索の関係

GoogleのAIによる概要やAIモードは、Googleの検索に登録されているページを材料にして答えを作ります。Googleは、AIの機能に表示されるための特別な条件はなく、通常の検索に登録されていて、説明文(スニペット)を出せるページが対象になると説明しています。

つまり、Search Consoleの「ページ」の画面で、大事なページが登録されていることを確かめることは、そのままAI検索の対策の第一歩になります。また、AIによる概要やAIモードからのクリックや表示も、検索パフォーマンスの数字に含まれるとGoogleは説明しています(AIの機能からのものだけを分けて見ることはできません)。

ChatGPTやCopilotは、Microsoftの検索エンジンであるBingとの関係が深いことが知られています。Bingにも、Search Consoleと同じような道具(Bing Webmaster Tools)があります。Search Consoleの登録が済んだら、Bingにも登録しておくと安心です。手順はBing Webmaster Toolsの登録手順で説明しています。

22業種・2,296サイトの診断で分かったこと

  • 検索に載せない設定(noindex)になっていたサイトは1%未満
  • サイトマップが見つからないサイトは17%
  • ページのタイトルと説明文が適切でないサイトは40%
  • 言語と正規URL(canonical)の指定が足りないサイトは41%

検索に出ない事故はめったに起きませんが、タイトルと説明文、正規URLの指定は、多くのサイトで足りていませんでした。検索パフォーマンスでクリックが少ない場合は、タイトルと説明文から見直してみてください。

よくある質問

Search Consoleは無料ですか?

無料です。Googleアカウントがあれば、誰でも使えます。有料のプランもありません。

登録してすぐに、データは見られますか?

登録した直後は、データがほとんど表示されません。数日たつと、検索パフォーマンスの数字が出始めます。ページの登録の状態も、Googleがページを読むにつれて、少しずつ表示されるようになります。

平均掲載順位が下がりました。何をすればいいですか?

まず、どの言葉で順位が下がったのかを、クエリの一覧で確かめてください。新しい言葉で表示されるようになったことで、平均の順位が下がって見えることもあります。クリック数が減っていなければ、大きな問題ではない場合が多いです。

「インデックス登録をリクエスト」は、何回押してもいいですか?

1つのページについて、1回押せば十分です。何度押しても、早く登録されるわけではありません。1日に押せる回数にも上限があります。

WordPressのプラグインでも、Search Consoleの数字を見られますか?

Googleが提供しているWordPressのプラグイン(Site Kit by Google)など、管理画面でSearch Consoleの数字を見られるプラグインがあります。ただ、細かい分析や、URL検査などの操作は、Search Consoleの画面で行うほうが確実です。

Search ConsoleとGoogleアナリティクスの数字が合いません。

合わないのが普通です。Search Consoleのクリック数は「Googleの検索結果でクリックされた回数」、Googleアナリティクスは「ホームページに来た人の行動」を数えていて、数え方が違うからです。たとえば、ページが開ききる前に戻った人は、Search Consoleでは数えられても、Googleアナリティクスでは数えられないことがあります。どちらか一方の数字の、月ごとの増え方・減り方を見るようにしてください。

「拡張」や「エクスペリエンス」の画面は見なくていいですか?

余裕があれば見てください。「エクスペリエンス」では、ページの表示の速さやスマートフォンでの使いやすさの状態が分かり、「拡張」では、構造化データのエラーが分かります。ただ、小さな会社では、まずこの記事の3つの画面を優先してください。

まとめ

Search Consoleの使い方のポイントをまとめます。

この記事のまとめ

  • Search Consoleは、Googleの検索で自分のホームページがどう扱われているかを確かめる無料の道具
  • 小さな会社が見るべき画面は、検索パフォーマンス・ページ(インデックス作成)・URL検査の3つ
  • 検索パフォーマンスでは、クエリの一覧で「お客さんが使っている言葉」を見つける
  • ページの画面では、大事なページが「未登録」に入っていないかを確かめる
  • ページを作ったり直したりしたら、URL検査で登録をリクエストする
  • 大事なページがGoogleに登録されていることは、AIによる概要に出るための土台になる

Search Consoleで検索の状態を確かめたら、ホームページの中身がAIに伝わる形になっているかも確かめてみてください。選ばれるAI診断なら、URLを入れるだけで、22項目の判定と理由を無料で確認できます。

自分のサイトを、無料で診断する

参考にした資料

調査の方法:2026年10月、選ばれるAI診断で、2026年10月2日に見直した採点基準により、工務店・税理士事務所・歯科医院・クリニック・整体院・美容室・行政書士事務所・不動産会社など22業種の公式サイト2,296件を再診断した結果です。不足の割合は、各項目で「不足」または「一部不足」と判定されたサイトの割合です。個別のサイト名は公開していません。