選ばれるAI診断

LLMO診断を無料でする方法|診断ツールの違いと、診断結果の読み方【2,296サイトの平均点つき】

公開日: / カテゴリ: AI検索対策 / 執筆: エラバレル

LLMO診断を無料でする方法|診断ツールの違いと、診断結果の読み方【2,296サイトの平均点つき】

「LLMO対策が大事だと聞くけれど、自分のサイトが今どんな状態なのか分からない」「無料の診断ツールがいくつかあるけれど、どれを使えばいいのか」。AI検索への対策を始めようとした人が、最初につまずくのがここです。

先に結論をお伝えします。LLMO診断は、無料で十分に始められます。ただし、ツールによって「測っているもの」が違うので、目的に合ったものを選ぶことが大切です。 小さな会社やお店のホームページなら、まず「サイト側の土台」を調べる診断で足りないところを見つけ、直してから「AIでの見え方」を確かめる順番が効率的です。

選ばれるAI診断で22業種・2,296件の公式サイトを診断したところ、平均は100点満点中54.1点でした。半分のサイトは、土台の段階で点数を落としています。

この記事では、無料でできるLLMO診断のやり方を3つに分けて説明し、診断結果の点数・判定・項目の読み方、診断のあとに何から直せばよいかまでを、順番に解説します。

この記事でわかること

  • LLMO診断とは何か、何が分かるのか
  • 無料でできる3つの診断方法と、それぞれの向き不向き
  • 診断ツールを選ぶときに確かめること
  • 点数・判定・項目ごとの理由の読み方
  • 2,296サイトの平均点と、多かった不足
  • 診断のあとに直す順番と、もう一度診断するタイミング

LLMO診断とは? 何が分かるのか

LLMO診断とは、自分のホームページが、ChatGPTやGoogleのAIによる概要などのAIに、正しく読まれ、情報源として選ばれやすい状態になっているかを調べることです。LLMOは「Large Language Model Optimization(大規模言語モデル最適化)」の略で、AIの回答の中で紹介・引用されるための取り組みを指します。

LLMO対策の考え方そのものは、LLMOとは?の記事で詳しく説明しています。ここでは「診断」に絞って話を進めます。

診断で分かることは、大きく分けて2種類あります。

  • サイト側の土台が整っているか:AIのクローラー(ページを読みに来るプログラム)を拒否していないか、運営者の情報がはっきりしているか、構造化データ(AIや検索エンジン向けの情報の書き方)が入っているか、質問に答える形で書かれているか、など
  • AIの回答に実際に出ているか:ChatGPTなどに質問したとき、自分の会社や店の名前が出てくるか、どのページが引用されているか

前者は「出るための準備ができているか」、後者は「今、出ているかどうか」です。どちらも大事ですが、準備ができていないサイトは、AIでの見え方をいくら測っても、直す場所が分かりません。

「LLMO診断」「AIO診断」「GEO診断」は同じもの?

呼び方は違いますが、どれも「AIの回答に選ばれるための状態を調べる」という意味で使われています。AIOはAI Optimization、GEOはGenerative Engine Optimizationの略です。ツールを探すときは、どの呼び方でも検索してみてください。違いはAIO(AI最適化)とは?の記事でまとめています。

無料でできるLLMO診断の3つの方法

無料でできる診断は、次の3つに分けられます。

方法分かること向いている人注意点
① AIに直接聞いて確かめる今、AIの回答に自分の名前が出るかすぐに現状を知りたい人聞き方や日によって答えが変わる
② サイト側を調べる診断ツール土台のどこが足りないか、何を直せばいいかこれから対策を始める人実際にAIに出るかは別の話
③ Googleなどの無料ツール構造化データの間違い、表示の速さ、検索への登録状況個別の項目を詳しく確かめたい人項目ごとにツールが分かれている

方法1:AIに直接聞いて確かめる

いちばん手軽なのは、ChatGPTやGemini、Perplexity、Googleの検索(AIによる概要)に、お客さんが聞きそうな質問をしてみることです。

  1. お客さんが聞きそうな質問を5〜10個書き出す(例:「〇〇市で土曜も開いている整体院は?」「相続の相談ができる税理士事務所を教えて」)
  2. 同じ質問を、ChatGPT・Gemini・Perplexityなど複数のAIにする
  3. 自分の名前が出たか、どのページが出典として示されたか、内容に間違いがないかを記録する
  4. 1か月後に同じ質問をして、変化を比べる

この方法の良いところは、お金も準備もいらないことです。一方で、AIの答えは聞き方や日によって変わるため、1回の結果で良し悪しを決めることはできません。また、「出ない」と分かっても、その理由までは教えてくれません。

AIに聞いて確かめるときは、次の点に気をつけると、結果を比べやすくなります。

  • お店や会社の名前を入れずに聞く:名前を入れると、AIはその名前で調べて答えるので、「選ばれるかどうか」は分かりません。「〇〇市で〜な店は?」のように、お客さんの立場で聞きます
  • 場所・条件・目的を入れる:「近くの歯医者」より「〇〇駅の近くで、土曜の午後も診療している歯医者」のほうが、実際の質問に近くなります
  • 質問と答えを、日付とあわせて記録する:表計算のシートに「日付・AIの名前・質問・自分の名前が出たか・出典のURL」を残しておくと、直したあとの変化を比べられます
  • 間違った情報がないかも見る:古い住所や営業時間、やめたサービスが紹介されていたら、ホームページやGoogleビジネスプロフィールの情報がずれているサインです

AIに自社の情報が間違って紹介されているときの対処は、別の記事でまとめています。この方法は「今どうなっているか」を知るのには向いていますが、「何を直せばいいか」までは分からないので、次の方法2と組み合わせて使うのがおすすめです。

方法2:サイト側を調べる診断ツールを使う

URLを入れると、ページの中身を読み取って、AIに選ばれるための条件がそろっているかを採点するツールです。選ばれるAI診断もこの種類です。

この方法の良いところは、「どこが足りないのか」が項目ごとに分かることです。AIに出ない理由のうち、サイト側で直せるものを見つけるのに向いています。

方法3:Googleなどの無料ツールで個別に確かめる

特定の項目を詳しく確かめるなら、公式の無料ツールも使えます。

  • リッチリザルトテスト(Google):構造化データがGoogleに読めるか
  • Schema Markup Validator(schema.org):構造化データの書き方に間違いがないか
  • PageSpeed Insights(Google):ページの表示の速さ
  • Search Console(Google):ページが検索に登録されているか、エラーが出ていないか

それぞれ詳しく確かめられる反面、何を見ればよいかを知っていることが前提です。最初は方法2で全体を見て、気になった項目を方法3で深掘りする、という使い方がおすすめです。構造化データの確かめ方は構造化データの確認方法の記事で説明しています。

診断ツールを選ぶときに確かめること

「LLMO診断」「AIO診断」で探すと、無料のツールがいくつも見つかります。ただ、名前は似ていても、中身はかなり違います。選ぶときは、次の点を確かめてください。

診断ツールを選ぶときのチェックリスト

  • 「サイト側の土台」を調べるのか、「AIでの見え方」を調べるのか、どちらなのかが書かれている
  • 何を採点しているのか、項目の一覧が公開されている
  • 「ある・ない」だけでなく、中身まで見て判定している
  • 結果を見るために、メールアドレスや電話番号の登録が必要かどうか
  • 直し方が自分で分かるか、問い合わせが前提になっていないか

特に大事なのが3つ目です。たとえば構造化データは、WordPressのSEOプラグインを入れるだけで自動で出力されます。ところが、会社名・住所・電話番号などの欄が空のままだと、「構造化データはあるけれど、中身はほとんど空」という状態になります。「あるか・ないか」だけを見るツールでは、この状態でも満点になってしまいます。

診断ツールが「営業の入口」になっている場合もある

無料の診断ツールの中には、制作会社が見込み客を集めるためのものもあります。結果を見るのに連絡先の入力が必要だったり、直し方は「お問い合わせください」になっていたりします。それ自体が悪いわけではありませんが、自分で直したい人は、結果の画面で理由まで読めるかを先に確かめてください。

選ばれるAI診断の使い方

ここからは、選ばれるAI診断を例に、サイト側の診断の流れを説明します。

  1. https://erabareru-ai.com/ を開く
  2. 入力欄に、診断したいページのURLを入れる(トップページのほか、ブログ記事やサービス紹介のページでも診断できます)
  3. 「無料で診断する」を押す
  4. 10〜20秒ほど待つと、点数・判定・分野ごとの点数・項目ごとの判定が表示される

登録は要りません。診断のときに読み取るのは、入力したページと、robots.txt(クローラーへの指示のファイル)、サイトマップ、llms.txt、運営者情報にあたるページ(会社概要やアクセスなど、最大2ページ)です。

5つの分野と配点

採点は22項目で、5つの分野に分かれています。

分野見ている内容配点
AIに読んでもらえるかAIのクローラーを拒否していないか、検索に載せない設定がないか、本文がそのまま読めるか19点
構造化データ運営者の情報が十分に入っているか、ページの内容の種類が伝わっているか26点
運営者の信頼性運営者情報のページの中身、問い合わせ先、プライバシーポリシーなど、著者と更新日25点
AIが引用しやすい書き方タイトルと説明文、見出しの構造、質問に答える見出し、見出し直後の短い答え、箇条書きや表24点
技術の土台HTTPS、応答の速さ、サイトマップ、共有用の情報(OGP)6点

「AIに読んでもらえるか」の分野に問題があると、ほかの対策がすべて無駄になります。点数の大小に関わらず、この分野は最優先で確かめてください。

診断結果の読み方

点数と判定

点数は100点満点で、次の4段階の判定がつきます。

  • A判定:90点以上
  • B判定:75点以上
  • C判定:55点以上
  • D判定:55点未満

自分の点数が高いのか低いのかは、ほかのサイトと比べると分かりやすくなります。

22業種・2,296サイトの診断結果

  • 平均は54.1点(中央値54点)
  • 判定の内訳は、A判定0%、B判定5%、C判定44%、D判定50%
  • 80点以上のサイトは3.3%、70点以上は11.4%
  • WordPressで作られたサイト(1,134件)の平均は58.9点、それ以外(1,162件)は49.5点

つまり、60点台なら平均より上、70点以上なら上位1割に入ります。D判定でも珍しいことではありませんが、伸びしろが大きいということです。

「不足」「一部不足」と理由

項目ごとに「問題なし」「一部不足」「不足」の判定と、その理由が表示されます。理由には、「何が見つからなかったのか」「どこまでは入っていたのか」が書かれています。たとえば、運営者の構造化データなら「会社名とURLは入っているが、住所と電話番号がない」のように、足りない中身が分かります。

点数だけを見て落ち込む必要はありません。大事なのは、理由の欄を読んで「どこを直せば点数が戻るか」をつかむことです。

「一部不足」は、項目の配点の半分が入っている状態です。たとえば、質問の形の見出しが1〜2個だけある、構造化データに名前はあるが住所がない、といった場合です。ゼロから作る必要はなく、足りない分を書き足せば満点に近づきます。

分野ごとの点数の見方

結果の画面には、5つの分野ごとの点数も棒グラフで表示されます。分野の点数は、その分野の項目の得点を100点満点に直したものです。

  • 「AIに読んでもらえるか」が100点でないなら、何よりも先にそこを確かめる
  • 「構造化データ」が低いのは、ほとんどのサイトに共通。設定で直せることが多い
  • 「運営者の信頼性」が低いなら、会社概要のページとプライバシーポリシーを見直す
  • 「AIが引用しやすい書き方」が低いなら、見出しと、見出しのすぐ下の文章を見直す

分野の点数を見ると、「設定で直せる部分が弱いのか」「文章を書き足す必要があるのか」が分かり、作業の見通しが立てやすくなります。

「まず直すべき3つ」から読む

結果の画面では、失っている点数が大きい順に「まず直すべき3つ」が表示されます。項目が多くて迷ったら、ここから手をつけてください。配点の大きい項目(運営者の構造化データ、運営者情報の中身、見出し直後の答えなど)が上に来やすくなっています。

2,296サイトで多かった不足

診断結果を見て「こんなに不足があるのか」と驚く人は多いのですが、ほとんどのサイトが同じところでつまずいています。22業種・2,296件で、不足または一部不足と判定された割合の高い項目は次のとおりです。

項目不足していたサイトの割合
運営者の情報が構造化データに十分入っているか97%
質問に答える形の見出しがあるか91%
ページの内容を構造化データで伝えているか91%
見出しの直後に短い答えがあるか83%
共有用の情報(OGP)があるか61%
構造化データ(JSON-LD)があるか59%
見出しの構造が整っているか53%
プライバシーポリシーなどの表記があるか50%
運営者情報の中身が十分か48%
言語と正規URLの指定があるか41%

一方で、AIのクローラーを塞いでいたサイトは1%、検索に載せない設定が残っていたサイトはほぼ0%でした。多くのサイトは「読まれてはいるが、伝わっていない」状態だということです。

上位4つは、どの業種でも共通

運営者の構造化データ、質問に答える見出し、ページ内容の構造化データ、見出し直後の答え。この4つは、22業種のほとんどで不足の上位に入っていました。業種に関係なく、ここから直すと点数が上がりやすくなります。

診断のあとにやること【直す順番】

診断で不足が分かったら、次の順番で直すと効率的です。

  1. AIに読んでもらえるかを確かめる:クローラーの拒否や、検索に載せない設定(noindex)が残っていないか。ここが「不足」なら最優先です。確かめ方はrobots.txtの確認方法の記事で説明しています
  2. 運営者の情報を整える:会社概要のページに名称・所在地・連絡先・実績を書き、構造化データにも同じ情報を入れる
  3. 質問の見出しと短い答えを足す:お客さんによく聞かれる質問を見出しにして、すぐ下に1〜2文で答える
  4. プライバシーポリシーとOGPを整える:ページを作り、SEOプラグインの設定で共有用の画像を登録する
  5. もう一度診断する:直したページのURLで再診断し、判定が変わったかを確かめる

自分でできる作業の全体像は、LLMO対策のやり方の記事で優先順位つきでまとめています。業者に頼むかどうか迷っている場合は、LLMO対策の費用相場の記事もあわせて読んでみてください。

構造化データは、入力欄に書き込むだけでコードを作れる無料のツールを用意しています。

構造化データ作成ツールを使う(無料)

診断結果から直す流れの例(〇〇整体院の場合)

診断の結果:58点(C判定)。「まず直すべき3つ」は、運営者の構造化データ、見出し直後の答え、質問の見出し。
直したこと:①SEOプラグインの設定に、院名・住所・電話番号・ロゴ・営業時間を入力 ②「初めてでも予約なしで行けますか?」「料金はいくらですか?」など、よく聞かれる質問を8個、見出しと短い答えの形で追加 ③フッターにプライバシーポリシーのリンクを追加。
直したあと:同じURLで再診断し、3つの項目の判定が変わったことを確認。

もう一度診断するタイミング

設定を変えたら、その日のうちに再診断して構いません。診断はその時点のページを読み取るので、保存した変更はすぐに結果に反映されます。ただし、キャッシュ(表示を速くするための一時保存)を使っているサイトでは、古いページが返ることがあります。変わらないときは、キャッシュを消してから試してください。

一方、AIの回答に反映されるまでには時間がかかります。AIや検索エンジンがページを読み直してから変わるので、数週間から数か月を見ておいてください。

よくある質問

無料の診断だけで、LLMO対策はできますか?

診断で分かった不足を自分で直せば、土台の対策はできます。小さな会社のサイトで多い不足は、設定の変更や文章の追加で直せるものがほとんどです。ただし、AIに実際に紹介されるかどうかは、内容の充実やほかのサイトでの評判にも左右されます。

点数が高ければ、必ずAIに紹介されますか?

いいえ。診断で分かるのは、AIに選ばれるための土台が整っているかどうかです。土台が整っていないと、内容がよくても読まれにくくなるため、まず土台を整えることに意味があります。

トップページ以外も診断したほうがいいですか?

はい。サービス紹介、料金、よくある質問、ブログ記事など、お客さんが探しそうなページも診断してみてください。ページごとに見出しや構造化データの状態が違うことがよくあります。

WordPress以外のサイトでも診断できますか?

できます。Wix、ジンドゥー、ペライチなどで作ったサイトや、手書きのHTMLのサイトでも、URLを入れれば診断できます。ただし、作成サービスによっては、構造化データや見出しの設定を自由に変えられないことがあります。その場合は、文章の書き足しなど、できるところから直してください。

診断したことが、相手のサイトに分かりますか?

選ばれるAI診断は「ErabareruAI-Checker」という名前でページを読み取ります。サーバーのアクセスの記録には残りますが、ページの中身を書き換えることはありません。

同業者のサイトを診断して、比べてもいいですか?

公開されているページを読み取るだけなので、診断すること自体はできます。比べるときは、点数そのものより、自分のサイトにない項目を相手が整えているかどうかを見ると、直すヒントになります。

まとめ

無料のLLMO診断は、ツールの種類と読み方を知っておくと、直す場所がはっきり分かります。

この記事のまとめ

  • LLMO診断には「AIに直接聞く」「サイト側を調べる診断ツール」「Googleなどの無料ツール」の3つの方法がある
  • これから対策を始めるなら、まずサイト側の土台を調べ、直してからAIでの見え方を確かめる
  • ツールを選ぶときは、何を採点しているか、中身まで見ているか、理由が読めるかを確かめる
  • 22業種・2,296サイトの平均は54.1点で、半分がD判定。70点以上なら上位1割
  • 多かった不足は、運営者の構造化データ(97%)、質問の見出し(91%)、見出し直後の答え(83%)
  • 「まず直すべき3つ」から直し、再診断して判定の変化を確かめる

まずは、自分のサイトが今どの段階にいるかを確かめてください。選ばれるAI診断なら、URLを入れるだけで、22項目の判定と理由を無料で確認できます。

自分のサイトを、無料で診断する

参考にした資料

調査の方法:選ばれるAI診断(2026年10月2日に見直した採点基準)で、工務店・税理士事務所・歯科医院・クリニック・整体院・美容室・行政書士事務所・不動産会社など22業種の公式サイト2,296件を再診断した結果です。不足の割合は、「不足」または「一部不足」と判定されたサイトの割合です。個別のサイト名と点数は公開していません。